Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

快晴のアルプス!

2019-03-05 15:27:36 | 2019 ISMF World Championships
スイス2日目、今日からレースに向けて身体を動かして行きます!



そんな今日は朝から快晴♫白いヨーロッパアルプスに抜けるような青空、最高のコンディションになりました!





インディビジュアル、チームレースのスタート・ゴール会場となるBretaya(1810m)へはVillars(1300m)から登山列車で15分ほどです。



この登山列車、とにかく車窓からの眺めが素晴らしいです♫



Bretayaに降り立つと、ヨーロッパのスキーリゾートらしい雰囲気が広がっています。





今日はインディビジュアルの下見。
チームレースともコースの大部分が共通です。



出だしの登りはゲレンデのスロープ。



シールがよく走る雪質で、あっと言う間にLe Chamossaire(2112m)へ。

シールを剥がして下りはゲレンデを飛び出しオフピステ!







写真の見た目以上に斜度があり、雪質も目まぐるしく変わるのでなかなかテクニカルでハードでした。

Bretaya湖(1779m)まで滑ったら再び2034mまで登り返し、今度はChavonnes湖(1692m)まで一気に滑ります。



ほとんどが緩斜面で、レースではどこまでターンを切らずに真っ直ぐ飛ばせるかが勝負です。



Chavonnes湖(1692m)まで滑り降りて、コース図の間違いを発見♫



赤ラインは下りですが、地図が読める方ならおわかりですよね。1692mから1880mのピークがある尾根に向けて滑れるはずがありません(笑)



ここは緑ライン、シール歩行です。



この辺りから徐々にラッセルが大変な区間が増えだしました。



Chaux Ronde(2027m)の北面からは本格的なラッセルに。



Chaux Rondの東側まで来ると、とても魅力的な斜面が現れました♫



滑らずにはもったいない斜面ですが、ここは残念ながら登り区間です(笑)



Chaux Rondのピーク下まで登り切って、ここでショートカットの選択。ラッセルで疲れを感じ出していたこともあり、この先も先行者の居ないバックカントリーを単独で下見を続けるのは、疲労とリスクの観点から正解ではないと判断しました。残りは明日以降、他国の選手が入り出してからやることにします。



普段の山スキーなら先に進みますが、今回はレース。疲労の管理も大切です♫



Chaux Rondからはアルプスの絶景を眺めながらフリースキー。ヨーロッパらしいロングランでVillarsの街まで気持ちの良い滑走でした♫

スイス2日目、天気も調子も上々です!

What's SKIMO? 世界のSKIMO事情

2019-03-05 07:40:19 | What’s SKIMO?
不定期更新、What's SKIMO?

「世界のSKIMO事情について」今回は特にアジアのことについて書いてみたいと思います。



スイスに入って2日目、朝食のレストランで中国チームと一緒になりました。



「今回、代表チームは何人なの?」みたいな話題はどこの国でも挨拶代わりの共通の話題です。



「中国、メンバー多そうだね!」って聞くと、14人と答えが返ってきました。そして驚くべきはその内訳で、成年男女が2人で、あとはジュニア男女が12人!!



完全に近い将来のオリンピック再種目入りを念頭に置いたチーム構成です。



ジュニア強化の話題については、ナショナルのスタッフでもない私は意見できる立場にありません。ここではあくまで一人のプレイヤーとしての視点で、正直にプレッシャーを感じています。



これから毎年、中国からは若さにあふれて経験も豊かなヤング世代が、どんどんと成年カテゴリーに上がって来ます。間違いなく国際レースでは強力なライバルになってくるでしょう!



まだまだ彼らに負ける気はありませんが、良い意味でのプレッシャーを感じながら、もっともっと私もトレーニングに励まなくてはならない!一人のアスリートとして強くそう感じています。



常に世界は動いています!現状に留まらず、常にポジティブに!まだまだ頑張らなくっちゃ!!