Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

Cima Groste(2901m)

2019-03-28 15:53:45 | 2018/2019 ISMF World Cup
今日はCima Groste(標高2901m)へ♫



まだ大会ルートが公開になりませんが、Youtubeで昨年の大会のダイジェストを見てみると、インディビジュアルはどうやらCima Grosteの周辺を使った様です。



マドンナの街をスタートし、経由地のMonte Spinaleへは昨日と違うルートからアプローチ。



昨日のルートは雪が切れていたので、ルート変更があるとしたらバーティカルは今日のルートではないかと思います。



距離、傾斜ともにいい感じ。多分、当たりそうな気がします♫



標高2300mあたりからゲレンデを離れ、バックカントリーへ。



帰りにうっかりと落ちてしまったら危なそうなのがパックリと口を開けています。



真下から見るCima Groste は昨日以上の威圧感。



昨年のレースでは北面からジグで山頂に上がっていたので、同じ様に北面からアプローチ。3月18日以降、降雪がないらしく一部はカリカリの氷です。先行者がちょっと雰囲気が怪しかったので警戒してたら、スキー板が空を飛んできました…。ブオッ!という音の後に私から3mほどの所の雪面に刺さってストップ。山で何かを落としたら「ラクッ!」などの合図、登るときは上部に注意、特に雪山では物が落ちてくる音はしないです。当然ヘルメットが大事なのは言うまでもありません。みなさまもどうかご安全に♫



厳しいところはシールで無理をせずツボ足に切り替えて。きっとレースでもこの区間はシールで登らされることは無いと思います。



登りきった山頂はとにかく絶景。となりの山の岸壁、眼下に広がる白い大地、遠くに連なる山脈、360度それぞれに特徴があって素晴らしい眺めでした。



南にはCima Roma(2837m)も綺麗に見え、たくさんの山スキーを楽しむ方々の姿も確認できました。



降りは昨年のルートを参考に、南面のクーロワールにドロップ。





狭い岩溝を抜けた後はいい感じの斜面です♫



Cima Groste を一周回る形でゲレンデに復帰して無事にトレーニング終了。しっかりと高地で良いトレーニングと、充実した登山ができています♫