Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

インディビジュアルレース、コース後半

2019-03-06 15:04:49 | 2019 ISMF World Championships
今日は8時30分、始発の登山列車に乗ってコースへ。



終点のBretayeはインディビジュアル、チームレースのスタート・ゴールだけでなく、バーティカルのフィニッシュ直前、スプリントとリレーの会場でもあります。



駅があって、レストランがあって、リフト乗り場もあって、人が集まる場所。この環境で盛り上がらない訳はありません!レース本番はかなり良い雰囲気になりそうです♫



今日は昨日のショートカットを逆走して、Chaux Ronde(2027m)からインディビジュアルレースのコース後半を下見。



まずは絶景のピークでエネルギーチャージ♫こちらでは必ず食事に並ぶリンゴが補給食のお気に入りです。



地図をよく読んだら、昨日登った良い斜面が実は下りでした♫



という訳で、朝から良い雪をゲット!
北面は少し重めですが、気持ちの良いパウダー。



登り返しはノートレース。



登り切ると尾根の反対側に広がる大斜面へ滑り込みます。北面のパウダーに対して、南面はカリカリ!



高度を下げるとツリーランとなり、雪はストップ雪に…。パウダー、アイス、ストップ、雪への対応力が問われます。



コースの最低標高まで下ると、ここから長い登りの始まり。緩やかですが、距離があるので後半の疲れた身体には効きそうです。



長いシールランニングの先にはツボ足の急登が待っています。



ビショフスホーフェンのジャンプ台より急登です。



カリカリになったらアイゼンが欲しいくらいです。間違いなくレース終盤のポイントとなる区間でしょう。



コース終盤での激しいツボ足にグッタリでしたが、登りきった所からのモンブランの眺めで一気に癒されました♫本当に美しい山です。



ツボ足でゲレンデに戻ったら、最後の滑りはオフピステ。



ボコボコの重い雪は難敵です。



下部は雪が切れていました。明日からの雪で回復するでしょうか?



最後はBretayeまで標高差100mを登ってフィニッシュ!2日かかりましたが、これでインディビジュアルの下見がひと通り終わりました♫

明日からはちょっとお天気が下り坂の予報です。