Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

2018/1019 ISMF World Cup Disentis Vertical Race

2019-03-24 19:49:26 | 2018/2019 ISMF World Cup
ワールドカップスイス大会(Disentis)は大会2日目、最終日のバーティカルレースでした!



先週の世界選手権でもクロスカントリースキーのスケーティングで登れてしまうようなコースでしたが、今回のワールドカップも同じく。



Disentisの街をスタートして牧場、林道を走る前半から中盤はクロスカントリースキーに近い様相。後半にやっと山岳レースらしい急傾斜が登場しました。







牧場も林道も山の一部であることには間違いないですし、街からスタートすることでレースが盛り上がるのでもちろん歓迎すべきことですが、レースの方は登山のイメージにないほどに高速化しています。



この種目に関しては今後、クロスカントリースキーの経験の有無がより大事になってくるかもしれません。



今回、私のレースの方は残念ながら44位の最下位でした。序盤から周りはアンドラ、アメリカ、ブラジル、私と昨日のインディビジュアルと同じメンバー。



終盤の急傾斜で前を行くシャアをかなり追い込みましたが、彼にとってはこれが今シーズン最後のワールドカップ。最後に見事なスパートをかけられ完敗でした。



ゴール前では一般レースの方に参加していたシャアの友人たちが、アレ!ブラジル、アレ!ジャポンと応援してくれました♫シャアとのライバル関係はアンドラから始まりましたが、毎回、記憶に残る良いレースばかりでした。また来シーズン、お互いに成長しての再会を楽しみにしたいと思います!



今回、ポイント圏内の30位とは5分強の差でした。コースが違うので単純に比較できませんが、第2戦のアンドラ大会の時は約7分差だったので少し縮まったと思います。



あと5分。もちろん簡単なことでないことは承知していますが、5分先には大きな集団が居ます。3分縮めればその集団が見えてきますし、4分なら集団に食らいつくことができます。5分ならポイント圏内、もしくはその先のレースができます。

明確な目標を持ったトレーニングを経て臨む一年後がちょっと楽しみになってきました♫



レース後はイタリアチームのバスに乗せてもらってイタリアのミラノまで移動してきました。明日はワールドカップ最終戦の開催地、Madonna do Campiglioへと入ります♫