杏子ちゃんに涙涙

トシとともに涙腺が緩み、ちょっとのことで涙が溢れて来ます。
私、もう家族と一緒にドラマを見ることが出来なくなっています。
悲しい場面が出て来ると、号泣してしまうからです。
そんな号泣ドラマが、ＮＨＫの朝ドラ「おひさま」です。

今ちょうど終戦の年、昭和２０年のことをやっています。
主人公・陽子先生のクラスに東京から縁故疎開で、杏子ちゃんという少女が転校して来ました。
この杏子ちゃんが健気で意地らしくて、私は杏子ちゃんが画面に登場するだけで涙が出て来ます。
妹の千鶴子ちゃんのことをいつも気にかけていて、ついには千鶴子ちゃん、まだ幼児なのに国民学校の杏子ちゃんの隣に先生公認で座っているのです。
今日の放送では、東京大空襲により、杏子ちゃんのお父さんとお母さんが亡くなってしまう…という話でした。
その話を陽子先生から聞いている健気な姿、また千鶴子ちゃんに伝えているしっかりした姿に、もうダメです。
そして、ラストシーンでは、竹槍でわら人形を突く（授業）シーンですが、杏子ちゃん、我を忘れてしまうんですよ。
執拗にわら人形を突いて、そしてわら人形を押し倒して、「お父さんを返せ！」「お母さんを返せ！」と泣き叫ぶのです。

ホント、たまらんです。
実際に、当時、学童疎開中に両親を亡くされた子供たちっていっぱいいたんでしょうね。
もう杏子ちゃんに涙、涙です。
杏子ちゃん、芸名（本名？）は、大出菜々子ちゃんという子役です。
この厳つい私を号泣させてしまう名女優であります。