昨年の4月に眠るように死んだ 実家のチーは享年17歳だった。
この写真は15歳くらいだろうから、いつまでも若々しい女の子であった。
私が川口市で一人暮らしをしてる時代にチャーボーと言う野良猫が生んだのが、このチーである。だから子供時代などもあまり知らないし、接する時間も無かった。
臆病で気難しい面があり、抱っこが嫌いで随分と練習もしました。
2度の出産を経験して避妊の手術を受け、小さな子猫と一緒に現在の家に引っ越しも経験している。新居では腰が抜けてしまい、子猫は家中を探険してた。
最後の頃は3日おきに点滴をしてもらい、こたつや電気アンカで体温を維持してたけど、みんなが心配で会いに来てくれたら安心して旅立ちました。
江戸川区には広済寺というペットの火葬をしてくれる場所があります。以前は両国の回向院で火葬してもらいましたが、近くて便利になりました。しかも両親が墓地を所有してるので檀家でもあるのです。
姪と甥も骨を拾いました。小さな骨壷に納まり納骨堂に写真と好物のエサをいれて祀られています。合同での法要も行われますよ。
とにかくすごい世界である。私も近所のセレモニーホールに頼んで使用済みの花をたくさんもらっては、「ここまでやるのはうちくらいでは?」と言うほどに段ボール箱の中のチーは花に囲まれている。私のセンスによってきれいに配置された色とりどりの花は、母と義姉と妹によって全て手直しがされて完璧だ!
火葬の予約はびっしり埋まるくらいだから、待合室である畳敷きの大広間にはたえず4組の家族がいる。家族みんな礼服を着てはまるで人間の赤ちゃんでも抱くようにきれいな布に包まれたビーグルは静かにテーブルの上に寝かされた。
うちのチーは花に囲まれてはいるが、有田みかんの段ボール箱にはパソコンで花柄の便せんに名前と住所と電話番号を大きく印字した紙をベタベタと貼り、畳の上に置かれたそれはいかにも死んだ猫が入っている、そんな感じにしか見えない。
救われるのは、よその家族が見に来ては「きれいですね!まるで寝ているみたい」と話し掛けてくれる事だ。どこの家でも家族同然に暮らしていたのだから、飼い主のいでたちや段ボール箱のみすぼらしさは関係ないのである。ここで火葬されては家族に骨を拾ってもらえるペットは幸せなのである。
甥や姪が生まれる前から生きてきたチーの死は、子供達の記憶にもしっかりとインプットされたようである。実家に行くとついついチーを探してしまう習慣はみんな同じ。風呂場の蓋の上にいるかな?こたつの中にいるかな?今日もまたチーを探していたと、みんないつもの癖にクスクスと笑っています。
この写真は15歳くらいだろうから、いつまでも若々しい女の子であった。
私が川口市で一人暮らしをしてる時代にチャーボーと言う野良猫が生んだのが、このチーである。だから子供時代などもあまり知らないし、接する時間も無かった。
臆病で気難しい面があり、抱っこが嫌いで随分と練習もしました。
2度の出産を経験して避妊の手術を受け、小さな子猫と一緒に現在の家に引っ越しも経験している。新居では腰が抜けてしまい、子猫は家中を探険してた。
最後の頃は3日おきに点滴をしてもらい、こたつや電気アンカで体温を維持してたけど、みんなが心配で会いに来てくれたら安心して旅立ちました。
江戸川区には広済寺というペットの火葬をしてくれる場所があります。以前は両国の回向院で火葬してもらいましたが、近くて便利になりました。しかも両親が墓地を所有してるので檀家でもあるのです。
姪と甥も骨を拾いました。小さな骨壷に納まり納骨堂に写真と好物のエサをいれて祀られています。合同での法要も行われますよ。
とにかくすごい世界である。私も近所のセレモニーホールに頼んで使用済みの花をたくさんもらっては、「ここまでやるのはうちくらいでは?」と言うほどに段ボール箱の中のチーは花に囲まれている。私のセンスによってきれいに配置された色とりどりの花は、母と義姉と妹によって全て手直しがされて完璧だ!
火葬の予約はびっしり埋まるくらいだから、待合室である畳敷きの大広間にはたえず4組の家族がいる。家族みんな礼服を着てはまるで人間の赤ちゃんでも抱くようにきれいな布に包まれたビーグルは静かにテーブルの上に寝かされた。
うちのチーは花に囲まれてはいるが、有田みかんの段ボール箱にはパソコンで花柄の便せんに名前と住所と電話番号を大きく印字した紙をベタベタと貼り、畳の上に置かれたそれはいかにも死んだ猫が入っている、そんな感じにしか見えない。
救われるのは、よその家族が見に来ては「きれいですね!まるで寝ているみたい」と話し掛けてくれる事だ。どこの家でも家族同然に暮らしていたのだから、飼い主のいでたちや段ボール箱のみすぼらしさは関係ないのである。ここで火葬されては家族に骨を拾ってもらえるペットは幸せなのである。
甥や姪が生まれる前から生きてきたチーの死は、子供達の記憶にもしっかりとインプットされたようである。実家に行くとついついチーを探してしまう習慣はみんな同じ。風呂場の蓋の上にいるかな?こたつの中にいるかな?今日もまたチーを探していたと、みんないつもの癖にクスクスと笑っています。