しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

ケイコとマナブ

2009-07-08 06:36:47 | 日記
 江戸川区は少年野球のレベルが高くてチーム数も多い。

 リトルリーグも江戸川南から松坂大輔が育っている、と言えば説明がつくでしょうか。

 私自身はサッカー少年だったので野球は苦手意識が強いし、わからない。

 出入りの大工さんの話です。二人の息子と一番下の娘は少年野球に夢中で、父親は卓球部だったのに子供の練習に付き合うようになり、今ではコーチとして日曜日のほとんどが野球でつぶされるそうです。

 江戸川河川敷の少年野球のグランド4面は、一年中空きが無いくらいの試合が行われており、多少の雨が降ろうがスケジュールが厳しくて試合は続行している。

 当然レギュラーになるのも簡単ではないし、毎夜の自己練習をしない子は試合にも出してもらえない。たとえ試合に出られなくとも毎週土日は野球漬けの生活になっているので「たまにはうちの子供を試合に出してくれないでしょうか?」とお願いされる事もあるみたい。

 「毎晩練習してる?お父さんは何してんの?帰りが遅い?土日はせめて試合を観に来れない?釣りに行ってるだって?自分のための趣味なんて子供が大きくなればいくらでも出来るよ!俺だってたまには釣りに行きたいけど我慢してるよ。子供とこれだけ一緒に過ごせるのって小学生の時ぐらいなんだから、旦那にそう言っといて!」と一切取り合わないそうだ。

 その話を聞いていて私も納得しました。競争する事を否定して、平等やら権利を主張する政党や親がいるのは事実であるしね。

 「子供よりまず親を教育しないとならない!」とは長年少年野球の審判をしている知り合いから聞いた話です。

 また「うちのチームの子供たちは礼儀正しいぞ!まず挨拶の仕方から教えるからな。大人になっても挨拶するし、チームの練習なんかにも顔を出しては子供たちのためにひと汗かいていく」

 なんか少年野球の世界には、学校現場から失われたものがまだ多く残っているような気がします。
コメント
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