南部の海沿いのリゾートとは違ったもうひとつのバリの顔が見られた山間部
目の前に広がる 美しい棚田の風景
私たちが訪れた ここ(トゥガララン)ではなかったようだが
見渡す限り棚田が広がるジャティルイの棚田地域は2012年ユネスコの世界文化遺産に選ばれた。
古き良き時代の農法をそのままにバリ島独自の水利システム「スバック」による棚田地域の文化的景観
「人と神・人と自然・人と人の3つの調和が取れた時に真の幸福が訪れる」
というヒンドゥー教の哲学が生かされている。
しかし今、観光客が多くなって農業を捨て収入の良いお土産やなど別の仕事に就く人が増えているという。
道路沿いには レストランや お土産屋さんが並び 観光地化されて ちょっと違和感も
(観光に来ている私がいうのもなんだけど・・・)
美しい棚田や ヤシの木の風景とは対照的に
道路沿いに散乱するゴミの多さには驚いた
ポイ捨てなんてものではなく溝はゴミだらけ 清掃するという習慣がないのだろうか?!
山を下りてくる途中 ガイドさんから ある村では
亡くなった人の亡骸をそのま森の中に置いてきて自然に返すのだと聞いた。
今でも ヤシの木を余すところなく利用している人たちは
木や葉っぱなど使ったものをそのまま捨てても自然にもどっていたものが
プラスチックや空き缶などに代わって残っているのかもしれないと思った。
そのあと バリ中部 芸術の中心地ウブドへ
モンキーフォレスト
うっそうとした ガジュマロとシダのカーテンの森林浴
と、思いきや・・・くっさー 動物のニオイ ここはお猿さんの森
しっぽのナガーイ猿 小さな子ザルが母親に抱かれてかわいかった
ウブドの中心部はショップやカフェなど観光客用の店が軒を連ねているが
ショッピングの時間は限られていたので 近場のお店で
高級なジャワ更紗は買えなかったけど 素朴な柄のコットン素材の衣類を買った。
何でも しぇんえん! にしてもらおうと みんな頑張ったけど
ウブドのお店は そうは問屋がおろさなかったとさ。チャン!チャン!
そのあと バリ絵画の展示されている ネカ美術館へ
中の絵の撮影は禁止
バリ絵画の影響を受けた外国人アーティストの作品も多い
お庭も素敵だった
絵の極意のわからぬ私は 珍しい南国の植物に魅せられていた