松下電器、現パナソニックの社長だった、松下幸之助氏の、「道をひらく」という電子書籍を本日、読了した。
松下氏は、経営者、経営の神様と呼ばれ、社員教育にも熱心であられ、徳の高い自身の教育による、経営を実践した。
中でも、PHPという出版社は、今日の私達には誰もが一度は聞いた事があるのではないだろうか。これを、戦後すぐに立ち上げた。
そして、彼自身、丁稚奉公の、幼い時から、店で働き、やがて独立する。
その模様が書いてある訳ではないが、最後のページの著者略歴で、その人となりを実感できる。
書いてある内容は、とても、今の日本国民にも訴えて余りある、松下氏の叫びにも似た、しかし静かで穏やかな口調で書かれている文体だ。
それが短い文章で、単元毎に収まっている。
でも、時に主張する所は主張し、今の世の中に対して、社員、等々への注文、希望も出している。
傑出した経営者とはかくあるべき、と言った感を得た、読後感であった。