ここに、私が卒業した母校の校歌、「栃木県立宇都宮高等学校校歌」を披露する。
一、さみどりすがし 滝の原
栃の木かげの学び舎に
つどひてたのし はらからわれら
知恵の果(み)よ その果をうけて
日ごとに磨き いそしむやまず
「自律」の鐘(かね)を鳴らしつつ
あゝ 真実の人たらむ
二、二荒(ふたら)の山の青雲(あおぐも)や
高き想ひにあこがれて
夢見る翼 羽ばたくわれら
徳の美(び)よ その美に生きて
明日への望み 祈りをたたず
「和敬」の灯(とも)しかざしつつ
あゝ やすらひの人たらむ
三、流れも澄(す)める 鬼怒川(きぬがわ)や
豊(とよ)にさやけきうるほひに
芽生えてのびる 若竹(わかたけ)われら
土の香(か)よ その香をつけて
こころは剛(たけ)く 身も健(すこや)かに
「進取」のしるべあやまたず
あゝ うつくしき民(たみ)たらむ