漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

手賀沼  手賀川沿いのセッカ

2016年05月18日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●今、シギとセッカ探しに嵌っている・・・

●手賀沼遊歩道沿いにもいるが、なかなか姿をみせてくれない・・・

●これは手賀川に沿って走る用水路沿いに続く葦原でみつけたセッカ・・・

●幅の狭い用水路だが、釣り人も沢山いる・・・その中でヒッヒ、チャッチャと鳴いて、時々、姿を見せてくれる・・・

●ホントに尾が楔形だ・・・スズメより小さくて可愛い・・・
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手賀沼  手賀川沿いのセッカ
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手賀沼  手賀川沿いのキアシシギ・・・初めて・・・

2016年05月18日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●ムナグロやキョウジョシギの群れに混じって、一羽、見慣れないシギがいた・・・

●教えてもらったら“キアシシギ”だって・・・確かによく見ると、脚が黄色い・・・

●キアシシギ(シギ科):全長約26.5cm。全国の海岸や河口の干潟、水田、ハス田、川岸などで旅鳥として渡来する。足は黄色く比較的短いので、体が横長に見え、上部は一様に褐色で翼も腰も白色部はない。手賀沼周辺では、春の終りと夏から秋の初めに、沼の干潟などで見られる。

●(日本野鳥の会)ムクドリ大で、胴が長く、黄色い足。 全長:25cm 海岸、干潟、河川に飛来。 上面は濃い灰色で、飛翔時も白い部分はない。
澄んだ声でピューイと鳴き、ピピピと続けたり、群れで鳴き交わしたりする。まれなメリケンキアシシギの夏羽は、下面のしま模様が腹から尻まで明瞭
●群れでもなかったし鳴き声も聞こえなかったからよくわからない・・・コキアシシギとかメリケン・・・とかとの区別もよくわからん・・・
👍👍👍 🐒 👍👍👍
手賀沼  キアシシギ
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syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (28-①用) その3

2016年05月18日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (28-①用) その3」の配信です。 
●今回の難易度:やや易(一)読み(音・訓)*半分程度、過去問から収録しているため。 やや難:(四)語選択 (八)類義語
制限時間 60分以内を厳守のこと *時間内でやることに意味・意義があります。また、問題を多く解くことが勘や閃きを養成することにつながります。
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(28-①用) その3>

(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.髀胝が痛い  
2.施髢を施して出かける
3.互いに啐啄の機を探る
4.轎罩で雨を避ける
5.山間の埜趣を楽しむ
6.醯醢を食す
7.疋絹を棚から下ろす
8.山頂で綺麗な赬霞を見る
9.躓顚により捻挫した 
<10.瞳瞳と朝日が昇る> *「瞳瞳」:漢検2掲載熟語なるも、誤植の由。(*「日」へんの「曈曈」の誤植。ただし、「曈」は対象外漢字)・・・本設問はナシとしてください・・・2016.8.29 補筆)
11.ひろく譌言を伝布する 
12.分野別の彙報を揃える
13.槽櫪の間に駢死する  
14.鵞鴨起ち赤幟奔る 
15.蛙黽の声、啾啾たり 
16.非拠を叨窃する 
17.水際に欸乃の声を聴く 
18.譎詐の罪に問われる 
19.彼女は姚冶な雰囲気を醸し出している 
20.己巳の日は、弁才天の縁日であるといわれる 
21.、なんと嘆かわしいことだ
22.麹黴は味噌の製造に利用される
23.気持ちがやわらぎやかな気分になった
24.やや赤みを帯びた鴾毛の馬だ 
25.小包を紐でげる  
26.人を軽々しくしてはいけない
27.銭を投げる
28.後々のことをえる
29. 花咲く垣根かな
30.しさの念を払拭できない

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.ソコツな言動を詫びる
2.餅きをする 
3.ある作家のショウヘンをまとめた本だ
4.和睦の提案をニベなく断られた
5.その蓋をじ開けてみる   
6.マカり間違うと大変な事態が生じる 
7.コンロン、棗を呑む
8.ケンエンたる美女の舞を観る
9.キクジン色は山鳩色ともいい、天皇の袍の色で禁色とされた
10.辛くもキンショウの差で勝った
11.キンショウ自在に人を使っている
12.人には思いもよらないキケイの言を吐くひとだ
13.キケイをもって人を騙す
14.ヒンピンとした人柄を偲ばせる
15.ヒンピンと物が失せる

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.鐔元が動かないようにハバキで締める
2.ムロの木を庭木にする
3.イスカの嘴は上下食い違っている
4.ヤツは関東地方に多い低湿地のことだ
5.サカキの木を神事に用いる 

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.雑木・雑草が生い茂ること、また、身分の低いこと
2.賄賂をとる役人。不正の財をむさぼる役人
3.書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと
4.他人の手紙をうやまっていう言葉
5.足を縮めて小股にあるくこと。また、恐れるさま
<語群>
(かんがん、そうけい、がんしょ、しんぶ、ぞうり、しゅくせき、きょくせき、ようかん)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア 干戚(  ) 2.イ 牝鶏(  ) 3.ウ 羊頭(  ) 4.エ 零絹(  ) 5.オ 懸崖(  )
6.カ(  )赤火  7.キ(  )供養  8.ク(  )浄土  9.ケ(  )蕭然 10.コ(  )棄薪  
<語群>
(ばほ、ぜいし、ろくば、ぞうひつ、せきちょ、ぼうと、うぼう、はくと、しんめい、ごんぐ)
問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.間一髪で危険を回避すること
12.寺を造り終えて仏事を営むこと
13.武の舞と文の舞のこと
14.みせかけだけは立派で、実質がそれに伴わないことのたとえ
15.一面に軍を展開すること

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.善知鳥 2.馬兜鈴 3.地楡 4.天蚕 5.巧婦鳥 6.花楸樹 7.枸榾 8.鴨跖草 9.甘蕉 10.哨吶

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.誚譲(  ) ― 2.譲(  )める
イ.3.庇蔭(  ) ― 4.蔭(  )う  
ウ.5.徼循(  ) ― 6.徼(  )る 
エ.7.廖廓(  ) ― 8.廖(  )しい
オ.9.陵轢(  ) ― 10.轢(  )る

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.称揚 2.潔浄 3.簒奪 4.暁来 5.狷介
<類義語>
6.注釈 7.肌着 8.香典 9.牛黄(結石) 10.傲慢
<語群>
(じゅぜん、せんちゅう、さとう、きょうきょう、へんぼう、しょうまい、ふぎ、おわい、しんさん、おんしゃ)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
<故事成語類>
1.雀角ソガの争
2.足るを知る者は藜羹もコウリョウより旨しとする
3.スイは羽をもって自らそこなう
4.ウチョクの計
5.尺蠖の屈は以て信を求め、竜蛇のチツは以て身を存するなり
6.を以て瓜を包む。 
7.烏は鳥中のソウシン
8.鬼神は盈つるを害してケンに福いす 
9.奥に媚びんよりは寧ろソウに媚びよ
10.大船を動かすロベソは一尺に足らず

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
(A)「・・・中陰の四十九日が五月五日に済んだ。これまでは宗玄をはじめとして、既西堂、金両堂、天授庵、聴松院、不二庵等の僧侶が勤行をしていたのである。さて五月六日になったが、まだ(1)ジュンシする人がぽつぽつある。ジュンシする本人や親兄弟妻子は言うまでもなく、なんの由縁もないものでも、京都から来るお針医と江戸から下る御上使との接待の用意なんぞはうわの空でしていて、ただジュンシのことばかり思っている。例年(ア)簷(2)フく端午の菖蒲を摘まず、ましてや初幟の祝いをする子のある家も、その子の生まれたことを忘れたようにして、静まり返っている。
 ジュンシにはいつどうしてきまったともなく、自然に(3)オキテが出来ている。どれほど殿様を大切に思えばといって、誰でも勝手にジュンシが出来るものではない。泰平の世の江戸参勤のお供、いざ戦争というときの陣中へのお供と同じことで、死天(しで)の山 三途の川のお供をするにもぜひ殿様のお許しを得なくてはならない。・・・
・・・阿部一族の喜びは非常であった。世間は花咲き鳥歌う春であるのに、不幸にして神仏にも人間にも見放されて、かく籠居している我々である。それを見舞うてやれという夫も夫、その言いつけを守って来てくれる妻も妻、実にありがたい心がけだと、心から感じた。女たちは涙を流して、こうなり果てて死ぬるからは、世の中に誰一人(4)ボダイを弔うてくれるものもあるまい、どうぞ思い出したら、一遍の回向をしてもらいたいと頼んだ。子供たちは門外へ一足も出されぬので、ふだん優しくしてくれた柄本の女房を見て、右左から取りすがって、たやすく放して帰さなかった。
 阿部の屋敷へ討手の向う前晩になった。柄本又七郎はつくづく考えた。阿部一族は自分と親しい間柄である。それで後日の咎めもあろうかとは思いながら、女房を見舞いにまでやった。しかしいよいよ明朝は上の討手が阿部家へ来る。これは逆賊を征伐せられるお上の軍も同じことである。御沙汰には火の用心をせい、手出しをするなと言ってあるが、武士たるものがこの場合に懐手をして見ていられたものではない。情けは情け、義は義である。おれにはせんようがあると考えた。そこで更(5)タけて抜き足をして、後ろ口から薄暗い庭へ出て、阿部家との境の竹垣の結び縄をことごとく切っておいた。それから帰って身支度をして、(イ)長押にかけた手槍をおろし、鷹の羽の紋の付いた(ウ)を払って、夜の明けるのを待っていた。・・・」「阿部一族」(森鴎外) 

(B)「・・・彼は己の死ぬべきを忘れて又起てり。駈け寄る岸の柳を潜りて、水は深きか、宮は何処に、と葎の露に踏み滑る身を危くも淵に臨めば、 (エ)鞺鞳と瀉ぐ早瀬の水は、駭く浪の体を尽し、乱るる流の文を捲いて、眼下に幾個の怪しき大石、かの鰲背(ごうはい)を聚めて丘の如く、その勢ひを拒がんと為れど、触るれば払ひ、当れば飜り、長波の邁くところ滔々として破らざる為き奮迅の力は、両岸も為に震ひ、坤軸も為に(6)トドロき、蹈み居る土も今にや崩れなんと疑ふところ、(7)イベイの雨濃やかに灑ぎ、鬢髪の風(オ)転た急なり。
 あな凄まじ、と貫一は身の毛も弥竪ちて、縋れる枝を放ちかねつつ、看れば、叢の底に秋蛇の行くに似たる径有りて、ほとほと逆落しに懸崖を下るべし。危き哉と差し覗けば、茅葛の頻りに動きて、小笹棘(おざさうばら)に見えつ隠れつ段々と(カ)辷り行くは、求むる宮なり。
その死を止めんの一念より他あらぬ貫一なれば、かくと見るより心も空に、足は地を踏む(キ)遑もあらず、唯遅れじと思ふばかりよ、壑間の嵐の誘ふに委せて、驀直(ましぐら)に身を堕せり。
 或ひは摧けて死ぬべかりしを、恙無きこそ天の佑けと、彼は数歩の内に宮を追ひしが、流に浸れる巌を渉りて、既に渦巻く滝津瀬に生憎! 花は散りかかるを、 「宮!」 と後に呼ぶ声残りて、前には人の影も在らず。
 咄嗟の遅れを天に叫び、地に号(わめ)き、流に悶え、巌に狂へる貫一は、血走る眼に水を射て、此処や彼処と恋しき(ク)水屑を覓むれば、正しく浮木芥の類とも見えざる物の、十間ばかり彼方を揉みに揉んで、波間隠れに推し流さるるは、人ならず哉、宮なるかと瞳を定むる折しもあれ、水勢其処に一段急なり、在りける影は弦を放れし(ケ)箭飛びを作して、行方も知らずと胸潰るれば、忽ち遠く浮き出でたり。
 嬉しやと貫一は、道無き道の木を(8)ヨぢ、崖を伝ひ、或ひは下りて水を踰え、石を躡み、巌を廻り、心地死ぬべく(9)ロウソウとして近づき見れば、緑樹蔭愁ひ、(コ)潺湲 声(10)ムセびて、浅瀬に繋れる宮が骸よ!
 貫一は唯その上に泣き伏したり。  ・・・」「続金色夜叉」(尾崎紅葉)
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(28-①用) その3 標準解答>
(一)
1.ひち(*しりだこのこと) 2.してい 3.そったく 4.きょうとう 5.やしゅ 6.けいかい 7.ひけん 8.ていか 9.ちてん (10.とうとう *設問のほうに補筆したとおり。「瞳瞳」は熟語として誤りの由) 11.かげん 12.いほう 13.へんし(過去問では“へんし”のみ。“べんし”でも可と思うが・・・) 14.がおう 15.あぼう 16.とうせつ 17.あいだい・あいない 18.けっさ 19.ようや 20.きし
21.ああ 22.こうじかび 23.おだ(やか) 24.つきげ 25.から(げる) 26.けな 27.びた 28.うれ 29.なずな 30.やま

(二)
1.粗忽 2.搗・擣・舂 3.掌編(篇) 4.鮸膠・鰾膠 5.抉 6.罷 7.渾崙 8.妍艶 9.麴(麹)塵  10.僅少 11.擒縱 12.奇警 13.詭計 14.彬彬・斌斌 15.頻頻
(三)
1.鎺 2.榁 3.鶍 4.萢 5.榊
(四)
1.榛蕪 2.贓吏 3.蒼勁 4.瑶緘(瑶函、瑶簡)*漢検2記載熟語 5.蹙蹐
(五)
問1
1.羽旄 2.晨鳴 3.馬脯 4.尺楮 5.勒馬 6.白荼 7.造畢 8.欣求 9.茅堵 10.噬指
問2
11.オ 12.キ 13.ア 14.ウ 15.カ
(六)
1.うとう 2.うまのすずくさ 3.われもこう 4.やままゆ 5.みそさざい 6.ななかまど 7.ひいらぎ 8.つゆくさ 9.バナナ 10.チャルメラ
(七)
1.しょうじょう 2.せ(める) 3.ひいん 4.おお(う) *「かば(う)」訓はナシ。 5.きょうじゅん 6.めぐ(る) 7.りょうかく 8.むな(しい) 9.りょうれき 10.ふみにじ(る) 
(八)
1.貶謗 2.汚穢 3.受禅 4.宵昧 5.温藉 6.箋註(箋注) 7.襯衫 8.賻儀 9.鮓荅・鮓答 10.驕矜
(九)
1.鼠牙 2.膏粱 3.翠 4.迂直 5.蟄 6.杞(*君主が高位にあって、下にある有能の士を求めること) 7.曾参(*人間たるもの、孝心がなければならないという教え) 8.謙 9.竈 10.艪臍
(十)
(1)殉死 (2)葺 (3)掟・諚 (4)菩提 (5)闌・長 (6)轟 (7)衣袂 (8)攀 (9)踉蹌 (10)咽・哽・噎・饐
(ア)のき・ひさし (イ)なげし (ウ)さや (エ)とうとう (オ)うた (カ)すべ (キ)いとま (ク)みくず (ケ)や (コ)せんかん・せんえん
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熟語の読み・一字訓読(その264) 誥 誚 誦 誣 諄

2016年05月18日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開しています。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その264)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<誥:コウ、つ(げる)、ふ(れ)、みことのり>
・つ(げる):誥告、誥教・・・
・ふ(れ):大誥、制誥、典誥・・・
・みことのり:誥命(コウメイ)=天子がつげるみことのり、誥勅  *「誥命」・・・漢検2は「つ(げる)」の方での熟語に掲載している。
<誚:ショウ、せ(める)、しか(る)、そし(る)>
・せ(める):誚譲(ショウジョウ)、誚責、責誚
・しか(る):訶誚、怒誚
・そし(る):詆誚
<誦:ショウ、ジュ、とな(える)、よ(む)、そらん(ずる)>*ショウ(漢音)ジュ(呉音) (参考)“ズ”(呉音または慣用音)
・とな(える):誦諫=諫言をとなえる、誦功=功を頌する、
・よ(む):誦説=経典をよみとく、誦味=熟読する、誦習、誦読 *(類)読誦(ドクジュ)
・そらん(ずる):誦詩、暗誦
*下付き:愛誦、吟誦、口誦、伝誦、念誦、諷誦、復誦、朗誦・・・(すべて“ショウ”読み)
*「誦経
 ①漢検2では、『「ズキョウ」(ジュキョウとも読む)。声を出して経文を読むこと、経文を暗誦すること』とある。*なお、“ズ”音は呉音(慣用音としている辞典もあり)だが、現行音にはナシ・・・。
 ②漢字源では、
  ア.「ショウケイ」=経書をよむ
  イ.「ズキョウ・ジュキョウ」=(仏教用語)仏教の経文を声を出してとなえる
 とある。
*漢検2では「ショウケイ」読みは掲載していないので、要注意。仏教用語でなければ“ショウケイ”と読むべきか・・・。
<誣:フ、ブ、し(いる)、あざむ(く)、そし(る)>*フ(慣用音)ブ(漢音) (参考)“ム”(呉音)
・し(いる):(無実のことをあるようにいう意味)誣陥(フカン)=無実のことで人を陥れる。誣枉(フオウ)=無実の者をいつわって罪する。誣言(フゲン・ブゲン)誣告(漢検2:ブコク、その他辞典“フコク・ブコク”)=わざと事実をいつわって告げること
・あざむ(く):誣罔(フモウ)=でたらめで欺く、誣惑(フワク)=偽りまどわす、欺誣(ギフ)・そし(る):誣譖(フシン)=無実のことでそしる。誣謗(フボウ)、誣妄(フボウ)、讒誣(ザンブ)
(参考)「誣告」の読み:漢字源「ブコク・フコク」大字源「フコク・ブコク・フコウ」大漢和「フコク」
<諄:ジュン、シュン、あつ(い)、まこと、ねんご(ろ)、くど(い)>*ジュン(慣用音)
・あつ(い)、まこと:(「惇」に通ず)諄篤(ジュントク)=心の誠一なこと、人情の厚いこと。
・ねんご(ろ):諄誨=ねんごろに教える。諄切=懇切。諄諄(ジュンジュン)繰り返し教えさとす、よくわかるように何度も繰り返していねいに説くようす・・・(類)懇切、懇懇・・・「諄諄(くどくど)」と読めば別の意味
・くど(い):諄複(ジュンフク・ジュンプク)=くどい(字通)、くどくどと繰り返す(大漢和)
*「諄諄(ジュンジュン)」:大漢和では、①ねんごろに教えるさま、教えて倦まないさま ②忠勤のさま ③にぶいさま という意味解説あり。

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