漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

自分のブログから <29-2向け模試 & 29-1向け模試>の復習② 

2017年10月06日 | 模擬試験問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・以下、覚書メモ的に・・・今度は、ブログ模試で使った漢検2掲載熟語を中心に・・・

啓緘(ケイカン):「開封」の類義語問題で出題・・・類義語ぐらいしか使い道ないだろ。*封を開く。●開封。啓緘。 ・・・
(漢検2):下つき 開緘(カイカン)・啓緘(ケイカン)・封緘(フウカン)・瑶緘(ヨウカン)
 *ついでに・・・、今回の模試では使わなかった掲載熟語「瑶緘(ヨウカン)」・・・
 *過去の模試では、
  ・対・類:「朶雲」の類義語で・・・ 瑶函(瑶緘・瑶簡)
  ・語選択「他人の手紙をうやまっていう言葉」で・・・ 瑶緘(瑶函、瑶簡)

牢籠(ロウロウ):語選択問題「苦境に立つこと。行きづまり悩むこと」で出題・・・「牢籠」には他の意味もあるので注意!
(漢検2)牢籠(ロウロウ):①人前に出るのを拒み、引きこもること。
              ②ことば巧みに言いくるめること。術中にはめること。
              ③苦境に立つこと。行きづまり悩むこと。
(他辞典)
 ①ひとまとめにすること 
 ②他人を自分の術中にまるめこむこと 
 ③牢屋におしこめること 
 ④苦しみこまること。困迫すること。落魄。「人民・・・として貴賤安きことなし」

劬力(クリョク):「懈怠」の対義語で出題
 (漢検2)つかれる。苦労する。「劬劬」「劬力」・・・*「劬力」は熟語のみ掲載、意味説明ナシ・・・。
   劬劬(クク):いそがしく苦労するようす。せっせと働くようす。
   劬労(クロウ):苦労して働くこと。ほねおり疲れること。つかれきること。「母子―す」
 *(過去問)懈怠⇔勤恪:つとめつつしむ。勤勉でまじめ。 ≒拮据
 *大字源
  劬勤(クキン):ほねおりつとめる。
  ●劬力(クリョク):骨折り働くこと。

擠抑(セイヨク):「誘掖」の対義語で出題するも、ちょっと対義語になるかどうかは微妙・・・「提撕」の対義語となるかどうかも微妙・・・。
(漢検2)
 「擠」:意味 ①おす。おしのける。おとしいれる。「擠陥」「擠排」 ●「擠抑」 ②くじく。折る。
 下つき:排擠(ハイセイ)
  擠排(セイハイ):おしのけること。おしだすこと。また、おしひらくこと。
  擠陥(セイカン):(大字源)おとしいれる。人を罪に陥れる。
  擠排(セイハイ):(大字源)おしのける。おしおとす。また、おしひらく。
  擠抑(セイヨク):(大字源)人を陥れ昇進を妨げる  ⇔ 〇誘掖  △提撕  になるか? *語選択問題にもなりうる・・・

叡哲(エイテツ):語選択問題「知深く道理に明らかなこと」(広辞苑)で出題・・・ 
 (漢検2)は、この熟語の掲載ナシ・・・同音の「穎哲」はアリ・・・
 (漢検2)意味:・・・「②すぐれている。さとい。かしこい。「穎悟」「穎才」「穎哲」:人並み以上にすぐれて賢いこと、また、その人。」
 *広辞苑では「叡哲」と「英哲・穎哲」は別建てになっている ので、意味が少し異なるようだ。漢検2ではこの違いはちょっと不明。
 「英哲・穎哲」:(広辞苑)すぐれてさとくかしこいこと。英俊。

寛厚(カンコウ):「苛切(カセツ):はなはだ厳しい。むごたらしい。」の対義語で出題・・・
(漢検2大見出し)心がひろく、おだやかなこと。寛大と温厚。 (大字源)心がゆったりしていて温厚なこと。 
(参考)「寛宏」:(広辞苑)心のひろいこと。
 *語選択問題としても考えられる・・・
 
牢稟(ろうひん・ろうりん):・・・「扶持米」の類義語で出題・・・
(漢検2)下つき熟語「牢稟(ロウヒン)・(ロウリン)」*意味説明ナシ。(大字源)牢稟:扶持米。*大字源は「ロウリン」読みのみ。

餔啜(ほせつ):語選択「職務を果たさないで俸給をむさぼるたとえ。」で出題・・・
(漢検2)③くう。くらう。食べる。「餔啜(ホセツ)」・・・意味説明ナシ・・・
(大字源)「餔啜・餔歠(ホセツ)」①食べたりすすったりする。飲食。②職務を果たさないで俸給をむさぼるたとえ。(孟子・離婁上)

芙渠(フキョ):「蓮荷」の類義語で出題・・・
(漢検2)「芙」:意味:はす(蓮)。はちす。スイレン科の多年草。「芙渠(フキョ)」「芙蓉(フヨウ)」
(大字源)ハスのこと。芙蓉。 蓮荷(レンカ) 蓮華・蓮華(レンゲ)
 *他に「夫渠(フキョ)」(大字源)もあるので、「夫渠」でも〇になるかもしれないが、漢検2には「芙渠」しか掲載ないので、どうなるかは不明。なお、“ハス”を意味する熟語は他に、荷渠(カキョ)・渠荷(キョカ)もある。

浹洽(ショウコウ)語選択「互いにうちとけること、やわらいでむつまじい状態になること」で出題・・・
(漢検2)
 浹洽(ショウコウ):①すみずみまで、広くゆきわたること。 ②互いにうちとけること。やわらいでむつまじい状態になること。
 *意味①の場合もあるので注意・・・。

温石(オンジャク):語選択「衣服がみすぼらしい人をあざけっていう語。」で出題・・・。
(漢検2)温石(オンジャク)
     ①あたためた軽石などを布に包んでふところに入れ、体をあたためるもの。季)冬
     ②①をぼろで包んだことから、衣服がみすぼらしい人をあざけっていう語
 (比較:漢検2)
  糞掃衣(フンゾウエ):僧の衣のこと。 糞や塵(ちり)のように捨てられた布を洗ってつくろい、衣を作ったことから。

郛郭(フカク):語選択「城の外囲い。外城。」で出題・・・
 漢検2掲載熟語。「郛」意味:くるわ。城の外囲い。「郛郭」 *意味の説明ナシ・・・
(大字源)①城の外囲い。外城。 ②防壁。また、防ぎ保つことのたとえ。

贍賑(センシン):語選択「物を与えて救うこと。」(大字源)で出題・・・
(漢検2)下つき:殷賑(インシン)・贍賑(センシン)・・・意味説明ナシ・・・
     下つき:賑贍(シンセン)・富贍(フセン)・・・意味説明ナシ・・・
 *漢検2には、「贍賑」「賑贍」ともにアリ・・・要注意か・・・

升平・昇平(・昌平)(ショウヘイ):語選択「国運が盛んで世の中が平和に治まっていること。」で出題・・・
 *漢検2熟語は「升平・昇平」
 *広辞苑では、「昇平・升平・昌平」
 (比較参考) ✕承平:(広辞苑)代々太平が続くこと。 (漢検2大見出し)平和な世が長く続くこと。

胤嗣(インシ):書き問題「インシの誕生を待ちわびていた。」で出題・・・今から考えると、この設問だけだと「胤子」でも〇となるか・・・
(漢検2):意味:①たね。血すじ。子孫。「胤裔(インエイ)」 ②あとを継ぐ。「胤嗣
(参考:大字源)
 胤裔:ちすじ。子孫。後裔。
 胤嗣:あととり。あとつぎ。
 胤子:跡継ぎの子。嗣子。また、子孫。胤胄。
 胤胄:胤子に同じ。
 *「胤嗣」は、“あととり。あとつぎ。”、「胤子」は、“跡継ぎの子。嗣子。(また、子孫。胤胄。)”となっているので、子どもかそうでないかで区別する必要がある・・・もし、書き問題で出たとしたらだけど・・・。

索隠(サクイン):語選択「かくれた道理(事理)を探し求める」で出題・・・
 *広辞苑・漢検2ともにあり。 「索引」とは違うから注意(^^)
(漢検2)下つき:索隠(サクイン)・雪隠(セッチン)・惻隠(ソクイン)・退隠(タイイン)・幽隠(ユウイン)

雲霄(ウンショウ):語選択「雲のある空。転じて、高い地位のたとえ。」で出題・・・
(漢検2)下つき:雲霄(ウンショウ)・層霄(ソウショウ)

蹂践(ジュウセン):語選択「人の権利や体面をおかすこと。ふみにじる。」で出題・・・
(漢検2)下つき:雑蹂(ザツジュウ)・践蹂(センジュウ)・・・意味説明ナシ・・・
(大辞典)蹂践=践蹂) 類)蹂躙(ジュウリン) 
*漢検2は「践蹂」だが、“逆さま熟語”で「蹂践」・・・ありうること・・・

演義(エンギ):語選択「事実をわかりやすく説明すること。また、その記述。」で出題・・・
 *「衍義(エンギ)」と混同・混乱しやすいので注意する・・・
(漢検2)
 演義(エンギ):①事実をわかりやすく説明すること。また、その記述。
           ②中国、元・明代に盛んだった通俗的な歴史小説。「三国志―」
 衍義(エンギ):意味をおし広めて詳しく説明すること。また、その説明されたもの。
 *どちらかといえば、後者の「衍義」のほうが出題されやすい気がするが・・・
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君子の徳を脩むるはケイカンに始まる・・・

2017年10月06日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・ヤバイな、トラvsベイ・・・CS第一st、14日(土)と15日(日)のデーゲームじゃないかあ・・・どうしよ(ーー)
・今日は雨天で阪神戦中止だし・・・メッセ骨折後ならし登板予定だったのにな・・・大和もケガしちゃうし、ちょっと暗雲???
・ということで時間がまたできたので、また模試の復習から脱線・・・

君子の徳を脩むるは笄丱(ケイカン)に始まり、鮐背(タイハイ)に終わる

笄丱(ケイカン)=青少年(字通)、初めて成年となった年頃(大漢和)、成人になりはじめの頃。丱は、あげまき。(大字源)
・鮐背(タイハイ):ふぐのようなしみのある老人という意味。「鮐」は1級対象外だが、「駘」に代替できる(と思ってる)。
 「鮐(タイ・ふぐ)」=駘背(タイハイ)=老寿 ・・・この「駘」は、「みにくい という意味。
 (注)大字源で調べたら、
  鮐背(タイハイ):年より。老人。年をとると背中にふぐの背の斑点のようなしみを生じるのでいう。同)台背
 となっていて、鮐背=台背のようだ・・・大字源には「駘背」という熟語掲載はなかった・・・以前調べたのは、字通か大漢和なので、どちらかには掲載されている筈・・・

・いずれにしても、後者の熟語は難しいから、出るとしても、

君子の徳を脩むるは笄丱(ケイカン)に始まる  ・・・までだろうか・・・ま、出ないな、故事成語では・・・。せいぜい、読み問題ぐらいかな?

*以前、孟子か、儒教系の出典だろうと思って疑問符つきで紹介していたけど、調べたら、出典は、<中論·脩本>らしい・・・
《中論·脩本》: 故君子修德,始乎笄丱,終乎鮐背・・・

*<中論>:正式名称『根本中頌』(こんぽんちゅうじゅ)は、初期大乗仏教の僧・龍樹(ナーガールジュナ )の著作。


<余談1>漢検2にも、(どこかで紹介済みだが)「駘」の字に“みにくい”意をもつ熟語はひとつ掲載されている。

 (漢検2)意味:・・・⑤「哀駘(アイタイ)」は、さえないさま。みにくいさま。・・・

<余談2>「笄」は女子のもの思っていたけど、古代では、男女ともに使うものだったんだ・・・認識を改めた・・・

(大字源)
 「笄」の字義
 🈩こうがい。かんざし。①たばねた髪をとめるもの。男女ともに用いる。②男子が冠をとめるために挿すもの。
 🈔こうがいを髪に挿す。女子は十五歳で髪を結い、こうがいを挿した。ひいて、女子が成年に達すること。

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自分のブログから <29-2向け模試 & 29-1向け模試>の復習① 

2017年10月06日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・自分の作った<29-2向け模試1~7>&<29-1向け模試1~5>復習オワリ・・・
・やっぱり復習は大事だなあ・・・出来なかったもの、間違ってたものなども散見されたけど、色々と発見があったり、再確認したりできたものもあった・・・こんな感じだと、さらに遡って自分の模試をおさらいしたほうが良いかもしれない・・・

・以下、覚書メモ的に・・・まあ、みなさんも大体似たようなところを迷ったり間違ったりしているだろうから、役にたつかも・・・

●「畚」(5画目) 「簒」(14画目) 「纂」(14画目)・・・横棒から出るのか出ないのかいつも迷う・・・「漢字の書き方」なんかみると、やっぱり出ていないな・・・気をつけないと・・・でも、漢字の書き方でも「纂」は、「糸」部分の4画目がハネてたり全体の14画目がちょっと出たりしてるように見えるけどなあ・・・

●故事成語問題「父にソウシあれば、すなわち身、不義に陥らず」 ・・・答:争子(諍子も可か)・・・「“爭”子」でもokかどうか調べたけど、何のことはない、「爭」は「争」の旧字だった・・・全然問題ナシ・・・

●「迂拙」・・・29-1本番文章題で出た書き問題・・・なんと、この熟語、2回も出してた・・・直近の<29-1向け模試>と<漢検1級 27-③に向けて その26  文章題訓練⑥>の中で・・・こういうのがあるから、やっぱり遡って復習しておかないとなあ・・・ホントは以前たくさん作った文章題だけの問題も復習したほうが良いのだが、もう、そこまでの余裕はなさそうだなあ・・・

●故事成語問題「鷦鷯森林に巣くうも一枝に過ぎず、エンソ河に飲むも満腹に過ぎず」 答え:偃鼠 *大字源では「・・・同)鼴鼠」となってるが、 「鼴鼠」でも〇になるのかな???・・・これはわからん・・・原文の「偃鼠」にしておいたほうが無難だな・・・

●書き問題「首が5.ククりたくなる 」 答: ・・・これ、「括り」でもOKかも・・・
 *広辞苑で「括る:・・・広辞苑③(首を)しめて死ぬ 」  とあるからOKだと思う。・・・漢検2の「括」にはそこまでの意味説明はないが・・・
 縊:イ、くび(る)、くび(れる)、くく(る)

●音訓読み
・孱鈍 - 孱る    せんどん - おと(る)    *孱弱(せんじゃく) ー 孱(よわ)い 
・舛駁 - 舛じる   せんばく - いりま(じる)  ✖ま(じる) *「駁」のほうなら、「駁(ま)じる」

 *孱鈍:(大字源)劣っていて鈍い。. 
 *舛駁:入り交じって統一がない。
 孱:セン、サン、よわ(い)、おと(る)
 舛:セン、そむ(く)、あやま(る)、いりま(じる)
 駁:バク、ハク、まだら、ぶち、なじ(る)、ま(じる) 

・葷腥 - 葷い   くんせい ー くさ(い) *なまぐさいもの。臭い野菜と生臭い肉。*葷(くさ・い、なまぐさ) *腥(なまぐさ)い。
・圉禁 - 圉ぐ   ぎょきん ー ふせ(ぐ) *ふせぎとめる ✖ふさ(ぐ)
・澳溟 - 澳い   おうめい ー ふか(い)  *ふかくてくらい意。ふかい意の場合「オウ」音。✖おくぶか(い)
・蟄伏 - 蟄もる  ちっぷく ー とじこ(もる) ✖こ(もる)
・婬逸 - 婬れる  いんいつ - たわむ(れる) ✖みだ(れる) *「婬(みだ)ら」はあるが、意味が異なってしまう・・・
・扛轎 - 扛ぐ   こうきょう ー かつ(ぐ)  🔺「扛(あ)ぐ」とも読めないことはないが〇になるかどうか不明・・・

・詼笑 ー 詼ける、詼れる、詼る

 *「詼笑(カイショウ)」 ー 詼(おど)ける、詼(たわむ)れる、詼(あざけ)る *但し、漢検2には「(あざけ)る」訓の掲載はナシ・・・。
 *漢検2にも熟語掲載アリ・・・「意味:たわむれる。おどける。あざける。からかう。」の熟語として・・・
 *「詼笑」には複数の意味があるので、上記のような訓読み分けが必要・・・ちょっと厄介なケース・熟語。
 *「おど(ける)」と「あざけ(る)」は送り仮名に注意して訓読みする要あり。「この「詼笑」は読み分けは難しすぎるから出ないだろう(^^)」と模試では書いたけど、もしかしたら、前二者の読み・・・とくに、“(おど)ける”では出るかもしれない・・・

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熟語の読み・一字訓読(その111:準1以下):恰・・・恰当

2017年10月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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・この時期に、準1以下の漢字の学習をしているわけではないが、ブログの復習中に気になったので調べた件・・・
・<29-1向け模試その5>の文章題で、
「・・・あるいはむしろ貴族的の功徳といわんよりその時節にオ.恰当(注)の社会なりしがゆえなり・・・(注)恰当:ぴったりとあう・こと(さま)。(大辞林)・・・(「将来の日本」徳富蘇峰))」の“読み”問題を出していた。・・・読みは“コウトウ”・・・

・模試作成当時も、「なぜ、恰好や恰幅のように“カツ”音、つまり“カットウ”で読んではダメなのか」と、ちょっと疑問には思っていたのだけど、大辞林の読み・説明もあるし、原文ルビもそうなってるし・・・で、なんとはなしに深く追求せずに見過ごしていたもの・・・

・なんと、「恰」の熟語は“コウ”音熟語がメインで、普段、目や耳にしている「恰好」や「恰幅」の音読みってのは<国語>読みだったんだ・・・

(漢検2)
恰:カツ、コウ、あたか(も)
意味:あたかも。ちょうど。まるで。「恰好」
「恰」から始まる言葉 恰も(あたか-も) 恰好(カッコウ) 恰幅(カップク)
恰好(カッコウ):①ちょうどよいこと。手ごろなさま。「―のプレゼント」
         ②外見の姿・形・ようす。「―がすっきりしている」
         ③世間体。体裁。
        「格好」とも書く。
恰幅(カップク):体つき。特に、どっしりとした体格にいう。「あの紳士は―が良い」

(大字源) *コウ(漢・呉音) なぜか“カツ”音ナシ・・・尤も、“国語”以外はほとんど“コウ”音熟語だった。
恰可(コウカ):(俗)ちょうどよい。
恰好:🈩(コウコウ・カッコウ)ちょうどよい。ぴったり。格好。🈔(カッコウ)(国語)すがた。かたち。格好。
恰恰(コウコウ):①鳥の鳴く声のさま ②和らぐさま ③たまたま。ちょうど。
恰似(コウジ・あたかもにたり):ちょうど・・・のようである。
恰当(コウトウ):(俗)ちょうどよい。適合。
恰幅(カップク):(国語)からだつき。

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