
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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☆☆☆「答え合わせ」記事にて「大髻」の正解記事の補足で誤解を招くような書き方をしてしまったようですが、正解は「おおたぶさ」、“おおもとどり”は(たぶん)誤答です・・・“おおもとどり”だってサ⇒“おおもとどり”と(間違えて)書いちゃってサ・・・のつもりだったのですが、紛らわしい書き方だったようです。ごめんなさい・・・。
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●ちょっと、以下の観点から、設問を精査してみた・・・精査といっても、私の感覚的な調査ではありますが・・・
◎:リピーター(特に高得点者)でも難問または難問擬(ひっかけや間違えやすそうな設問など)と思われるもの
〇:合格レベル近辺の方で正解が難しそうな設問とおもわれるもの
☆:〇のうち、ちょっと注意すれば、また、これまでの学習や研鑽の延長線上でいけば、十分得点化できそうなもの
●ざっと、(私の“答え合わせ”を)見た限りでは、以下のような感じでした・・・
<書き問題(2点配当)><読み問題(1点配当)> *分野別分析は末尾参照。
◎:計 8問 計 6問
〇:計17問 計15問
☆:計 4問 計 7問
●だいぶ“甘め”(間違っちゃいそうなものを多めに見たということ)に見たところ、
◎高得点者 ▲2×8+▲6=▲22点分 (だから得点は178点~)
〇合格近辺者 ▲34+▲15=▲49点分 (だから200-49=151点)
☆合格近辺者のうち、基本習熟+ミス撲滅で〇にできそうなもの・・・15点分
(だから、151+15点=166点ぐらいは十分今の学習レベルで対応可能と思われる・・・)
●先の記事で、感想めいた記事を認めましたが、直感と、今回のちょっとした分析結果はそう違っていなかったと思う・・・やはり、“ギュッ”と得点幅が凝縮されてきている感じですねえ・・・150点前後~180点前後までって感じでしょうか・・・満点、満点と騒ぐヤツがいるからこうなるのか、190点台もゴロゴロと出てきているからこうなるのか・・・
●分析結果の詳細(◎、〇、☆付けをしたもののみ)
(1)読み問題
◎〇7.けんこう ・・・喧“閙”のひっかけか? 「鬨」だから“コウ”
〇☆9.ほんさん ・・・「犇」の音読み
〇☆17.えんゆう ・・・「悁(エン)」と「悁(ケン)」の読み分け・・・「悁(ケン)」はあせる意の熟語・・・
〇☆20.ひしん ・・・「忱(シン)」の字、過去問で対応可能・・・
◎〇☆23.みずがね ・・・「汞」・・・“コウ”は読めても訓のほうは見落としやすい・・・私もやっとなんとか思い出せた・・・
◎〇27.おおたぶさ ・・・一字一字なら“おおもとどり”とも読めるけど、これは歴史的な用語ですねえ・・・
◎〇30.かよわ(なる) ・・・これで正解なのだろうが、「孅(かよわ)い」をこう読ませるとは・・・これは考えれば難問の類か・・・
(2)書き問題
〇☆3.大禍時 ・・・「逢魔時」でも〇との説あるも、実際の採点がどうなるか不明・・・
〇☆10.粧(す)・・・ウッカリすると出てこない訓読みの漢字では?
◎〇12.撒播 ・・・“サッパ”、これもなかなか浮かんでこない熟語かも・・
(3)語選択
◎〇4.驕恣・驕肆 ・・・ひっかかりやすい“ほうらつ”が選択肢にあった・・・「驕恣・驕肆」と「放埓」の意味の違いをよく理解しておかないとアブナイ・・・今後、こういうの、というか前もだけど、こういうのが時々出題されているな・・・
(4)四字熟語 *問1はすべて漢検四字熟語辞典からではないか・・・ここはすべて対応可能としたい・・・
ー問2ー
〇3.ひつろ ・・・四字熟語の意味、しっかり“舐る”ように解説も読んでおく必要がある・・・ま、他の選択肢で該当しそうなものはなかったと思うので、それほど難しくはないとは思うけど・・・
(5)熟字訓・当て字
〇5.うぶすな
◎〇8.ひよどり ・・・漢字辞典外からの出題
(6)熟語(音読み・訓よみ)
〇1-2 きゅうよく-と(じる)
〇☆5-6 ほせつ-の(む)
〇☆7-8 いらく-よろこ(ぶ)
(7)対義語・類義語
〇3.和煦
〇☆7.吉左右 ・・・ちょっとわかりづらかったかも・・・
◎〇9.残喘 ・・・これも同様・・・
(8)故事・成語・諺
〇6.榑 ・・・漢字を知っていて、勘が働けば書けないことはないというレベル・・・あまり良い設問ではないと思う・・・
◎〇10.剛戻 ・・・意外に難しい設問だったかも知れない・・
(9)文章題
〇2.大息 ・・・正解をみれば簡単と思えるが、難解な文章の中で出てくると、意外に書けないかもしれない
◎〇4.供御 ・・・これも同様。
◎〇6.蹇蹇
〇7.相国 ・・・歴史的用語。蕭何(漢の高祖の参謀)で初めて使われた用語。日本では平清盛の“入道相国”とかいろいろと有名といえば有名な用語・・・今回、徳川将軍の諡でみんな?「相国」ってついているというのは初めて知った・・・
◎〇8.抑損・抑遜 ・・・これは難問。漢字一字一字の意味とその組み合わせを文意から読み取って適切に導き出せるかどうかという、かなりな難問・・・
◎〇9.翼戴 ・・・これも同様。漢字自体難しくないが、導き出すのは容易ではないと思う・・・
〇10.廃弛 ・・・文意から意味が理解できれば、この熟語自体は過去問か何かであった筈・・・
〇☆ウ.きょうがい ・・・ウッカリするかどうか・・・よく見れば読めなくない
◎〇ク.た(う)・・・「勝(た)える」これが浮かぶかどうかだけど、私の場合はやっと杜甫の詩か何かの一節「白頭、簪に勝(た)えざらん・・・」を思い出して、なんとか、訓読みを思い出せた・・・
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