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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<湛:タン、チン、たた(える)、あつ(い)、しず(む)、ふか(い)、ふけ(る)>
(漢検2)
*音による意味分けあり。
🈩タン ①たたえる。水が満ちている。「湛然」「湛湛」 ②あつ(厚)い。ゆたか。 ③ふける。おぼれる。
🈔チン ①しずむ。しずめる。類)沈 ②ふか(深)い。
「湛」から始まる言葉:湛える(たた-える) 湛然(タンゼン) 湛湛(タンタン)
湛然(タンゼン):①水が満ちあふれているさま。 ②落ち着いて静かなさま。
湛湛(タンタン):①水が満ちているさま。 ②重厚なさま。 ③露の多いさま。
(主として大字源から)
*漢検のように、必ずしも“タン”“チン”の音による意味分けがはっきりとは為されていない熟語もあるが・・・
*また、現行音の“タン”“チン”以外にも音が多い・・・
・たた(える):
湛水(タンスイ):(①川の名 ) ②水をたたえる。また、たたえた水。
湛然:(タンゼン):①水のいっぱい満ちているさま ②落ち着いて静かなさま (③元の耶律楚材の別号)
((タンネン):唐の天台宗の高僧・・・)
湛湛:㊀タンタン:(①真実で重厚なさま) ②清く澄んでいるさま (③積み重なったさま)
㊁テンテン・タンタン:露の多いさま *大字源では“テン”音(漢・呉音)のところに“テンテン・タンタン”とある。
㊂タンタン・チンチン:水が深くみちているさま
㊃チンチン:水の激しい音のさま 同)沈沈
湛碧(タンペキ):水を青々とたたえたさま
湛盧(タンロ)・湛盧之剣(タンロのケン):春秋時代の呉王・闔閭の名剣。深く澄んで黒いという。 *“ふか(い)”にも対応するか・・・
湛露(タンロ):①一面に置いた露。繁露。
②詩経・小雅の編名。天子が諸侯とうたげをすることを詠じたもの。転じて、豊かな恩恵、特に主君の恩の深さをたとえていう。
淵湛(エンタン):水をふかくたたえたさま
凝湛(ギョウタン):水が集まって清く澄んでいる。転じて、心が清らかで静かなたとえ。
・あつ(い):
湛恩(タンオン・チンオン):深い恩。厚い恵み。厚恩。大恩。 ・・・大字源は両読みだが、“厚い恩”なら“タンオン”、“深い恩”なら“チンオン”ってことか?
・しず(む)
湛漸(チンゼン):落ち着いて静か。沈潜。
湛湎(チンメン):しずみおぼれる。酒色などにふける。 同)沈湎
・ふか(い)
湛静・湛靖(タンセイ・チンセイ):ふかくしずか。湛寂。
湛寂(タンセキ):深くて静か。湛静。 *ここは“ふかい”意味なのに“タン”音読みになってる・・・
湛冥(チンメイ):奥深いこと。深邃。
湛憂(タンユウ・チンユウ):深くうれえる。
黯湛(アンタン):(畳韻)薄暗く奥深い。
清湛(セイタン):清く深いこと
・ふ(ける)
湛酒(タンシュ):酒におぼれる
湛溺(タンデキ・チンデキ):ひたりおぼれる。物事にふけりおぼれる。
湛楽(タンラク):度の過ぎた遊楽。淫楽。 同)耽楽
・その他
湛濁(チンダク):どろ。沈んで汚れたもの。 *湛(チン)に“どろ。おり。”の意味あり。
湛淡・湛澹(タンタン):(畳韻)①水の満ちあふれているさま。また、波のうねるさま。 ②速いさま。
湛潭(チンジン):(畳韻)水の揺れ動くさま
*潭(タン、シン)で、“ジン”読みを初めて見た・・・🈩タン(漢音)。~ 🈪シン(漢音)ジン(呉音)。かつ、漢字源では「ふち(淵)」の意味でなく「きし、みぎわ」の場合は“シン・ジン”読みとなっている。
*ここでは畳韻なので、そこまでの意味はないようだ・・・また、現行音“ジン”はナシなので、覚える必要はないかもしれない・・・
*「潭」字も再度整理しておく必要がありそうだ・・・以前の記事は全部“タン”音読みの記事ばかりだったので・・・。なお、漢検2も掲載されている熟語はすべて“潭(タン)”音読み。
(参考)
「漢検1級 28-3向け <熟語の読み・一字訓読>その7&その8 2016年12月19日 | 熟語の読み(音・訓) ー問題編 」
<熟語の読み・一字訓読>その7
1.拆肝 - 拆く
2.湛湎 - 湛む
3.湛冥 - 湛い
4.湛恩 - 湛い
5.湛酒 ー 湛る
<熟語の読み・一字訓読>その7 解答
1.たくかん - さ(く) *肝を裂く=真心を示す
2.ちんめん - しず(む)
3.ちんめい ― ふか(い)
4.たんおん・ちんおん - あつ(い)
*大字源は両読み。「あつい」意なら“タン”音が適切か・・・湛恩:深い恩、厚いめぐみ、厚恩、大恩
*あつい、ふかい、両方の意味あるからかも・・・。
5.たんしゅ ー ふけ(る) *「湛溺」(たんでき・ちんでき):ふける・おぼれる、しずむ・・・これも両方の意味にとれるからかも・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<湛:タン、チン、たた(える)、あつ(い)、しず(む)、ふか(い)、ふけ(る)>
(漢検2)
*音による意味分けあり。
🈩タン ①たたえる。水が満ちている。「湛然」「湛湛」 ②あつ(厚)い。ゆたか。 ③ふける。おぼれる。
🈔チン ①しずむ。しずめる。類)沈 ②ふか(深)い。
「湛」から始まる言葉:湛える(たた-える) 湛然(タンゼン) 湛湛(タンタン)
湛然(タンゼン):①水が満ちあふれているさま。 ②落ち着いて静かなさま。
湛湛(タンタン):①水が満ちているさま。 ②重厚なさま。 ③露の多いさま。
(主として大字源から)
*漢検のように、必ずしも“タン”“チン”の音による意味分けがはっきりとは為されていない熟語もあるが・・・
*また、現行音の“タン”“チン”以外にも音が多い・・・
・たた(える):
湛水(タンスイ):(①川の名 ) ②水をたたえる。また、たたえた水。
湛然:(タンゼン):①水のいっぱい満ちているさま ②落ち着いて静かなさま (③元の耶律楚材の別号)
((タンネン):唐の天台宗の高僧・・・)
湛湛:㊀タンタン:(①真実で重厚なさま) ②清く澄んでいるさま (③積み重なったさま)
㊁テンテン・タンタン:露の多いさま *大字源では“テン”音(漢・呉音)のところに“テンテン・タンタン”とある。
㊂タンタン・チンチン:水が深くみちているさま
㊃チンチン:水の激しい音のさま 同)沈沈
湛碧(タンペキ):水を青々とたたえたさま
湛盧(タンロ)・湛盧之剣(タンロのケン):春秋時代の呉王・闔閭の名剣。深く澄んで黒いという。 *“ふか(い)”にも対応するか・・・
湛露(タンロ):①一面に置いた露。繁露。
②詩経・小雅の編名。天子が諸侯とうたげをすることを詠じたもの。転じて、豊かな恩恵、特に主君の恩の深さをたとえていう。
淵湛(エンタン):水をふかくたたえたさま
凝湛(ギョウタン):水が集まって清く澄んでいる。転じて、心が清らかで静かなたとえ。
・あつ(い):
湛恩(タンオン・チンオン):深い恩。厚い恵み。厚恩。大恩。 ・・・大字源は両読みだが、“厚い恩”なら“タンオン”、“深い恩”なら“チンオン”ってことか?
・しず(む)
湛漸(チンゼン):落ち着いて静か。沈潜。
湛湎(チンメン):しずみおぼれる。酒色などにふける。 同)沈湎
・ふか(い)
湛静・湛靖(タンセイ・チンセイ):ふかくしずか。湛寂。
湛寂(タンセキ):深くて静か。湛静。 *ここは“ふかい”意味なのに“タン”音読みになってる・・・
湛冥(チンメイ):奥深いこと。深邃。
湛憂(タンユウ・チンユウ):深くうれえる。
黯湛(アンタン):(畳韻)薄暗く奥深い。
清湛(セイタン):清く深いこと
・ふ(ける)
湛酒(タンシュ):酒におぼれる
湛溺(タンデキ・チンデキ):ひたりおぼれる。物事にふけりおぼれる。
湛楽(タンラク):度の過ぎた遊楽。淫楽。 同)耽楽
・その他
湛濁(チンダク):どろ。沈んで汚れたもの。 *湛(チン)に“どろ。おり。”の意味あり。
湛淡・湛澹(タンタン):(畳韻)①水の満ちあふれているさま。また、波のうねるさま。 ②速いさま。
湛潭(チンジン):(畳韻)水の揺れ動くさま
*潭(タン、シン)で、“ジン”読みを初めて見た・・・🈩タン(漢音)。~ 🈪シン(漢音)ジン(呉音)。かつ、漢字源では「ふち(淵)」の意味でなく「きし、みぎわ」の場合は“シン・ジン”読みとなっている。
*ここでは畳韻なので、そこまでの意味はないようだ・・・また、現行音“ジン”はナシなので、覚える必要はないかもしれない・・・
*「潭」字も再度整理しておく必要がありそうだ・・・以前の記事は全部“タン”音読みの記事ばかりだったので・・・。なお、漢検2も掲載されている熟語はすべて“潭(タン)”音読み。
(参考)
「漢検1級 28-3向け <熟語の読み・一字訓読>その7&その8 2016年12月19日 | 熟語の読み(音・訓) ー問題編 」
<熟語の読み・一字訓読>その7
1.拆肝 - 拆く
2.湛湎 - 湛む
3.湛冥 - 湛い
4.湛恩 - 湛い
5.湛酒 ー 湛る
<熟語の読み・一字訓読>その7 解答
1.たくかん - さ(く) *肝を裂く=真心を示す
2.ちんめん - しず(む)
3.ちんめい ― ふか(い)
4.たんおん・ちんおん - あつ(い)
*大字源は両読み。「あつい」意なら“タン”音が適切か・・・湛恩:深い恩、厚いめぐみ、厚恩、大恩
*あつい、ふかい、両方の意味あるからかも・・・。
5.たんしゅ ー ふけ(る) *「湛溺」(たんでき・ちんでき):ふける・おぼれる、しずむ・・・これも両方の意味にとれるからかも・・・
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