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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●説:小学…セツ、と(く) 高校…ゼイ 準1…エツ、よろこ(ぶ)
<漢検2>
・意味 :
🈩セツ ①とく。ときあかす。考えを述べる。「説明」「演説」 ②せつ。意見。考え。「新説」「学説」 ③はなし。ものがたり。また、うわさ。「小説」「風説」
🈔ゼイ ときすすめる。といてしたがわせる。「遊説」
🈪エツ よろこぶ。「説楽」 類)悦
・下つき・大見出し(ゼイ音、エツ音の掲載熟語のみ)
遊説(ユウゼイ):各地を回り、自分の主義・主張を説くこと。演説して回ること。特に、政治家についていう。「游説」とも書く。
説楽(エツラク):(大字源)よろこび楽しむ。説予。同)悦楽
説懌(エツエキ):よろこぶこと。「説」も「懌」もよろこぶ意。
*音による意味分けをしていたので、例の少ない「説(ゼイ)、説(エツ)」の熟語を調べた。主として大辞典から・・・。やはり、文意・文脈から読み分けないと難しい熟語がいくつかあった・・・。
<説(ゼイ)>
説苑(ゼイエン):書物の名。20巻。前漢の劉向の著。詳細略。
説難(ゼイナン):「韓非子」の編名。詳細略。
説客(ゼイカク):諸国の間を巡って自分の意見を君主に説き勧める者。遊説する人。
説士(ゼイシ) :①遊説の士 ②ある人物につき説明して推薦する。
説者(セツシャ・ゼイシャ):自分の意見を説き勧める人
説論:①(セツロン)説き論じる ②(ゼイロン)遊説の論理
諫説(カンゼイ):人をいさめたり、人に自分の見解を説いたりする。*ただし、大字源の「諫」の項では、“カンゼイ・カンセツ”の両読みとなっている。
勧説(カンゼイ):あることをするように説き勧めること。かんせつ。(広辞苑)・・・“カンセツ”でも通用しそうな説明ではある。
<説(エツ)>
説懌(エツエキ):(前出) 同)悦懌
説喜・説熹(エッキ):よろこぶ。説懌。 同)悦喜
説道:①(セツドウ)(仏)道を説く ②(エツドウ)道を行うことをよろこぶ ③(とくならく、いうならく)(注)
(注)漢検2「<説道(いうならく>:世間の人が言うことには。聞くところによれば。」
説服(エツフク):よろこび服する。 同)悦服
説諭:①(セツユ)ときさとす ②(エツユ)よろこびさとる (注)漢検2は「セツユ」読みとその意味のみ掲載。
説予(エツヨ):説楽に同じ。 同)悦予
説楽(エツラク):(前出)
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