漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その56:準1以下):錫 天錫 錫賚・・・

2017年04月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●錫:シャク、セキ、シ、すず、つえ、たまもの
<漢検2>
・意味 :①すず。金属元素の一つ。「鉛錫(エンシャク)」 ②道士や僧が用いるつえ。「錫杖(シャクジョウ)」 ③たまわる。たまもの。「天錫」  類)賜
・下つき:巡錫(ジュンシャク)・天錫(テンシャク)
・大見出し:錫杖(シャクジョウ) 錫(すず) <錫蘭(セイロン)>

<大字源>
天錫:天賜(テンシ)の①に同じ。(天賜:①天のたまもの。天錫(テンシャク・テンセキ) ②天子からのたまもの )
 (注)漢検2では“テンシャク”読みのみ。
巡錫(ジュンシャク):(仏)僧が各地を回って教えを広める。錫は僧のつえ。

<“シャク、セキ、シ”音 について>
(大字源)
 🈩セキ(漢音) シャク(呉音) (🈔テキ(漢音) チャク(呉音) テイ(漢音)) 🈪シ(漢・呉音)
 🈩:①すず ②僧侶や道士の用いるつえの一種 ③たまもの。また、たまわる。あたえる。④目の細かい布 ⑤姓 ⑥化学元素の一。
 (🈔:かもじ、かつら)
 🈪:🈩の③に同じ。 ・・・だから、“たまのも”の意のときは“シャク”でも“シ”でも読めるということ・・・大字源によれば。

 ー参考ー
 錫人(シャクジン・セキジン):すずを鋳て作った人形。昔、死者とともに埋葬した。
 錫奴(シャクド・セキド):足を温める器具。ゆたんぽ。
 錫命(シャクメイ・セキメイ):天子が功績ある者に恩賞や辞令書を与える。
 錫予(セキヨ・シャクヨ・シヨ):あたえる。また、たまわる。 同)賜与
 錫賚(セキライ・シャクライ・シライ):たまもの。また、物をたまわる。 同)賜賚
 錫類(セキルイ・シャクルイ):良い仲間を賜う。天の福を受けて子孫に善子・孝子の類が現れ、いよいよ栄える。

・・・すべて、“シャク”で読んでおけば問題なさそう・・・「錫予」「錫賚」あたりは“シヨ”“シライ”と読みたいが・・・。

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手賀沼 ヒクイナ(緋水鶏・緋秧鶏)③

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●いいところに出てきてくれたヒクイナ・・・









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手賀沼 ホオアカ(頰赤)

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●最近、春だからか・・・2羽でいることが多い・・・1羽には逃げられた・・・

●こういう所に止まってくれると撮りやすい・・・











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手賀沼 セッカ(雪下・雪加)

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熟語の読み・一字訓読(その55:準1以下):謝 謝世ー謝(さ)る 釈 釈(お)く 会釈

2017年04月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●謝:小学…シャ 中学…あやま(る) 準1…ことわ(る)、さ(る)
<漢検2>
・意味 :①つげる。お礼を言う。また、お礼。「謝意」「感謝」 ②あやまる。わびる。わび。「謝罪」「陳謝」 ③ことわる。しりぞける。「謝絶」 ④さ(去)る。 ⑤おとろえる。しぼむ。「代謝」
・下つき:慰謝(イシャ)・感謝(カンシャ)・月謝(ゲッシャ)・深謝(シンシャ)・代謝(タイシャ)・多謝(タシャ)・陳謝(チンシャ)・薄謝(ハクシャ)
・大見出し:略。
*「さ(る)」に対応する熟語
 謝世(シャセイ):この世を去る。死ぬこと。(大字源) *大字源ではこの熟語ぐらいしか見当たらず。
*2017.9.2追記:(「模擬試験倉庫」さんの模試その37音読み問題&寄せてくれたコメントで発見)
 徂謝(ソシャ) :(大字源)去っていく。衰退する。死亡する。
 溘謝(コウシャ):(大字源)溘死(コウシ)に同じ。*溘死:にわかに死ぬ。人が死ぬこと。(注)漢検2にもこの「溘死」はアリ。
 凋謝(チョウシャ):(大字源)しぼみおちる。転じて、人が死ぬこと。謝は、辞去の意。 
*その他(大字源から)
 謝老(シャロウ):年老いたことを申し立てて役を辞める。・・・意味①の“つげる”に該当するか・・・(現行訓対応はナシということか)
 謝秩(シャチツ):任期が満ちて退くこと。・・・意味③“秩を謝(ことわ)る”に該当するか・・・。
 謝暑(シャショ):衰えた暑さ。また、夏の末。・・・意味⑤“おとろえる”に該当。
 開謝(カイシャ):(大字源)花が咲くことと、散ること。謝は、散る。開落。(注)「謝」の字義に「・・・⑧衰退する。ア.ちる。しぼむ。・・・」(大字源)とあるので、これは漢検2の意味⑤「おとろえる。しぼむ。」に対応しそう・・・。

●釈:中学…シャク 準1…セキ、と(く)、と(かす)、ゆる(す)、お(く)
<漢検2>
・意味 :①とく。ときあかす。「解釈」「注釈」  ②言いわけをする。「釈明」「釈言」  ③理解する。「釈然」  ④ときはなつ。ほどく。ゆるす。「釈放」「保釈」 類)赦  ⑤とかす。とける。うすめる。「希釈」  ⑥すてる。 類)捨  ⑦お(置)く。放置する。 ⑧釈迦(シャカ)。また、仏や仏教を表す語。「釈尊」「釈門」
・下つき:会釈(エシャク)・解釈(カイシャク)・(ゲシャク)・講釈(コウシャク)・語釈(ゴシャク)・注釈(チュウシャク)・評釈(ヒョウシャク)・保釈(ホシャク)
・大見出し:釈迦に説法、孔子に悟道(シャカにセッポウコウシにゴドウ) 釈眼儒心(シャクガンジュシン) 釈近謀遠(シャクキンボウエン) 釈根灌枝(シャクコンカンシ) 釈然(シャクゼン) 釈尊(シャクソン) 釈放(シャクホウ) 釈明(シャクメイ) 釈教(シャッキョウ) 釈奠(セキテン) 釈く(と-く)

*掲載熟語の訓読み対応は大体わかるが、
  ・「釈近謀遠」「釈根灌枝」の釈は、解説にもあるように“すてる”意。だから、現行訓対応はナシ・・・ただし、大字源では、「意味③すてる、おく」となっていて、“すてる”も“おく”も同義の解釈のようではある・・・だから、現行訓の“お(く)”対応でも良いのかもしれない。
  ・「釈明」「釈言」も、「②言いわけをする」に対応させているが、これも大字源では「意味①とく・・・イ.弁明する。弁解する。「釈言」・・・」とあり、広義の“とく”の意味の中に入っている・・だから、現行訓の“と(く)”対応でも良いのかもしれない。

*お(く)に対応する熟語を大字源で調べたら「釈巻」があった。
 釈巻(シャクカン・カンをおく・カンをすつ):書物を手から離す。 *“お(く)”とも“すてる”とも訓読みしている。
*掲載熟語の中で「会釈」が(どういう訓対応になるのか)気になったので調べた・・・分かっているようでまるで知らないこともあった・・・
<漢検2>(「会」の項にあり)
①軽く頭を下げておじぎをすること。「軽く―して別れた」 ②おもいやり。「彼は遠慮―もない奴だ」 ③(仏)仏典などを理解し解釈すること。

<デジタル大辞泉>(文例は一部略)
(もと仏教語で、混乱した内容を、前後照合して意味が通じるようにする意の「和会 (わえ) 通釈」の略)
1 軽くあいさつや礼を交わすこと。また、そのあいさつや礼を示す所作。
2 相手に心配りをすること。思いやり。斟酌 (しんしゃく) 。
3 事情を納得して理解すること。趣旨をのみこむこと。「之を尺度として、―もなく百般の著述を批評するをいうなり」〈逍遥・批評の標準〉
4 事情を説明したりすること。「入道朝家を恨み奉る由聞こえしかども、静憲法印院宣の御使ひにて様々―申しければ」〈盛衰記・一二〉
5 (多く、あとに「こぼる」「こぼす」などを伴って用いる)打ち解けて愛敬のあること。また、その所作。「―こぼして、御機嫌取りの追従顔」

<広辞苑>(文例略)
①(仏)和会(わえ)通釈の意。前後相違して見える内容を、互いに照合し、意義の通じるようにすること。会通(えつう)。
②前後の事情をのみ込んで理会すること。
③相手の心をおしはかって対応すること。応接のもてなし。
④おもいやり。おもいやりのある顔。あいきょう。
⑤にこやかにうなずくこと。軽く首を垂れて一礼すること。あいさつ。おじぎ。

<大字源>
①(仏)仏の教理を理解し解釈する。
②(国語)ア.人の気持ちを考える イ.うなずく ウ.軽くおじぎをする エ.相手になる。応接する。

・・・漢和辞典と国語辞典のちがい、国語辞典の中でも内容の微妙な違い、解釈の優先順位の違いなどがあって面白いというか、疲れる・・・

*もともとの(仏教語の)「会釈」の意味なら、「釈(と)く」意味で良さそうだ・・・。
*その他の意味は(大字源では)“国語”としての意味らしいから、特に現行訓の何某に対応している・・・ということはなさそうだ。

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お知らせ:「瀉」 関連記事の補筆修正

2017年04月08日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●「熟語の読み・一字訓読 (その150) 2015年07月12日 | 熟語の読み(音・訓) 濬 濔 濘 濛 瀉 」記事中の「瀉」の項目・内容につき、のとおり補筆修正しておりますのでお知らせします。

<瀉:シャ、そそ(ぐ)、は(く)、くだ(す)、しおつち>
(2017.4.7(補筆修正))
・そそ(ぐ):瀉血、瀉出、瀉下、傾瀉、注瀉、一瀉(千里)、瀉潤(シャジュン)=水をそそぎうるおす
・は(く) :吐瀉
・くだ(す):瀉下、水瀉、瀉剤、瀉痢、泄瀉(セッシャ)=下痢
・しおつち :瀉土(シャド)、瀉鹵
 *熟語の音読みは、以下の記事も参照のこと。
(参考ー漢検2ー)
 ・意味 :①そそぐ。水をそそぎ流す。流れ出る。「瀉血」「瀉出」 ②はく。食べ物をはきだす。くだる。くだす。「瀉痢」「吐瀉」 ③しおつち。塩分をふくんだ土。
 ・下つき:傾瀉(ケイシャ)・水瀉(スイシャ)・注瀉(チュウシャ)・吐瀉(トシャ)
 ・大見出し:<瀉腹(くだりばら)> 瀉下(シャカ) 瀉血(シャケツ) 瀉剤(シャザイ) 瀉出(シャシュツ) 瀉痢(シャリ) 瀉ぐ(そそ-ぐ) 瀉く(は-く)

( 注 )
 *瀉血・・・漢検2の大見出しの説明&広辞苑の説明などから、「意味①そそぐ。水をそそぎ流す。流れ出る」、訓対応なら「瀉(そそ)ぐ」ということになりそうだ・・・当初整理した「くだ(す)」対応は間違いかもしれない。
 *瀉下・・・漢検2「①そそぎくだすこと。そそぎ出ること。 ②腹をくだすこと。下痢。」とあり、熟語の意味によっては、「瀉(そそ)ぐ」もしくは「瀉(くだ)す」に対応するようだ・・・。
 *水瀉(スイシャ):「水のような激しい下痢をすること。水様性下痢」(広辞苑)から、“くだ(す)”訓対応か・・・。

(以前の掲載内容) *「水瀉」「瀉血」の訓対応は上記記事にて修正しています。
・そそ(ぐ):瀉出、一瀉千里
・は(く):水瀉、吐瀉
・くだ(す):瀉下、瀉血、瀉剤、瀉痢、泄瀉=くだりばら
・しおつち:瀉土=塩分を含んだ土。しおつち。 =瀉鹵(シャロ)=斥鹵(セキロ)

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熟語の読み・一字訓読(その54:準1以下):悉 「知悉」は、悉(ことごと)く?悉(つく)す?

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●悉:シツ、ことごと(く)、つく(す)、つぶさ(に)
<漢検2>
・意味 :①ことごとく。つぶさに。すべて。「悉皆」 ②つくす。きわめつくす。「知悉」
・下つき:委悉(イシツ)・詳悉(ショウシツ)・知悉(チシツ)
・大見出し:略。
・他の項での漢検2「悉」熟語

 委悉:(漢検2「委」の大見出し項目)こまごまと詳しいこと。 類)委細・委曲
 知悉:(漢検2「知」の大見出し項目)ある物事について、詳しく知り尽くすこと。「悉」は、ことごとく細かい点まですべての意。「互いに手の内を―している」「博学―の人」 類)熟知・精通

 *「知悉」の「悉」は、“悉(つく)す”のか“悉(ことごと)く”なのか・・・意味②のところには「②つくす。きわめつくす。「知悉」」となっているが、「知悉」のほうの説明では明確に「「悉」は、ことごとく細かい点まですべての意。」となっている。・・・なんだ、こりゃ???

 *ちなみに、「知悉」・・・

  広辞苑:知りつくすこと。詳しく知ること。・・・意味②の“つくす”でも意味①の“つぶさに”にも対応しそう・・・。
  大字源:すべてを知り尽くす。・・・“ことごとく”と“つくす”の両方の意が入っている!!

<「悉(つく)す」の熟語>
(大字源)
 悉意(シツイ):思いを十分に尽くす。悉心。
 悉心(シッシン):心を尽くす。尽心。
 悉力(シツリョク):全力を尽くす。

 *なお、「悉知(シッチ):残らず知りつくす」なので、「悉知」は「知悉」と同じく、“ことごとく”と“つくす”の両方の意か・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その324):藉  籍

2017年04月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その324)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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(「藉」の音訓整理は、どこかにあったと思うのですが、見当たらないので、再度、補筆がてら、掲載します)

●藉:シャ、セキ、むしろ、し(く)、か(りる)、か(す)、よ(る)、かこつ(ける)、ふ(む)
<漢検2>
・意味:🈩シャ  ①しく。しきもの。むしろ。 類)席  ②かす。かりる。 類)借  ③よ(拠)る。たのみにする。  ④かこつける。「藉口」  ⑤いたわる。なぐさめる。「慰藉」 🈔セキ ふむ。ふみにじる。「狼藉(ロウゼキ)」
・下つき:🈩慰藉(イシャ)・蘊藉(ウンシャ)・温藉(オンシャ) 🈔踏藉(トウセキ)・狼藉(ロウゼキ)
・「藉」から始まる言葉 藉す(か-す) 藉りる(か-りる) 藉く(し-く) 藉口(シャコウ) 藉藉(セキセキ) 藉田(セキデン)
<音訓>(漢検2掲載熟語+大字源)
むしろ、し(く):藉草(シャソウ):草を敷く。草を敷物とする。
か(りる)、か(す):藉手(シャシュ):手を借りる。たよる。借手。②手を貸す。手助けする。③物品を人に恵贈する。 藉仮(シャカ):かりる。
よ(る):藉蔭(シャイン):①父祖の功績のおかげで登用されること。蔭(かげ)に藉(よ)る意。 ②門閥。 枕藉(チンシャ):たがいに枕にしてよりかかる。重なり合うようにして寝る。 承藉(ショウシャ):父祖や他人の勢力にたよる。承籍。
かこつ(ける):藉口
ふ(む):狼藉 踏藉 藉田(注3) 駘藉(タイセキ)(注4)
(その他):慰藉 蘊藉・温藉(注1) 藉藉(注2)
(注1)大字源は温藉(“ウン”シャ)。 *蘊藉・温藉の「藉」は、“含みがあって味わいぶかいこと”の意あり。 
(注2)藉藉(セキセキ)
 大字源:①高く積み重なって、横たわっているさま。一説に多いさま。②口々に言いはやすさま ③心のうつろなさま。
 漢検2:①口々に言いはやすさま。騒がしいさま。 ②物事が乱れ散らばっているさま。
(注3)藉田(籍田)
 大字源:天子が、神に供える穀物を収穫するため、耕す田。また、その儀式。「籍」は踏む意。一説に、借りる意で、初め天子が自ら耕し、後は人民の力を借りて耕作させること。
 漢検2:古代中国で、天子や諸侯が祖先に供える穀物を自ら農耕した田。また、その儀式。日本でも行われた。 「籍田」とも書く。
(注4)漢検2「駘」の項で、下つき「駘籍」あり。
「駘籍(タイセキ)」:しのぎ踏みにじる(大漢和)ふみにじる(字通) 「兵、相、駘“藉”す」(史記) *他の意味もありますが割愛。 (注)漢検では、タケかんむりの「籍」だが、大漢和(および他の辞典)では、出典も含めて(調べた範囲では)すべてクサかんむりの「藉」。(「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その90 駘  2015年10月12日 | 熟語の読み(音・訓))から抜萃。

(参考)以前に整理して掲載していたはずの「藉」の音訓整理

<藉:シャ、セキ、むしろ、し(く)、か(りる)、か(す)、よ(る)、かこつ(ける)、ふ(む)>

むしろ:藉綺(シャキ):美しい敷物
し(く):藉茅(シャボウ):ちがやを敷く、藉履(シャリ):利用する
か(りる)・か(す):藉手(シャシュ):手をかす、藉助(シャジョ):助ける(助けをかす)、藉勢(シャセイ):勢いを頼む(かりる)
よ(る):藉蔭(シャイン):父祖の勲功によって官職を得ること、その家柄
かこつ(ける):藉口、藉詞、藉託
ふ(む):藉藉(セキセキ):ちらばるさま・・・ふむ、ふみみだす、ちらばる、はずかしめるなどの意味をもつ・・・
他に、
藉甚(セキジン):盛大、藉田(セキデン):天子が祭祀のため親耕する田、藉没(セキボツ):財産を官に没収する  、藉斂(セキレン):税を納める

<序で>「籍」
籍:中学…セキ 準1…ジャク、ふみ、し(く)、ふ(む) *セキ(漢音) ジャク(呉音) 他に“シャ”(漢・呉音)あり。
<漢検2>
・意味 :①ふみ。書物。「漢籍」「書籍」 ②戸別・人別などを記入した文書。「戸籍」「学籍」 ③し(敷)く。 ④ふ(踏)む。踏み耕す。「籍田」 ①紙のない時代に竹の札に字を書いて保存したことから。
・下つき:学籍(ガクセキ)・漢籍(カンセキ)・鬼籍(キセキ)・軍籍(グンセキ)・原籍(ゲンセキ)・国籍(コクセキ)・戸籍(コセキ)・在籍(ザイセキ)・書籍(ショセキ)・除籍(ジョセキ)・僧籍(ソウセキ)・典籍(テンセキ)・転籍(テンセキ)・入籍(ニュウセキ)・版籍(ハンセキ)・復籍(フクセキ)・兵籍(ヘイセキ)・本籍(ホンセキ)・落籍(ラクセキ)・離籍(リセキ)
・「籍」から始まる言葉 籍田(セキデン) △籍(ふみ)

し(く):籍書(セキショ):書物を下に敷く。転じて、読書に没頭すること。
ふ(む):籍田
(その他)籍甚(セキジン):名誉や評判が高い。嘖嘖。 同)藉甚(セキジン)。 籍籍(セキセキ):①あちこち散らばるさま。また、乱雑なさま。紛紛。②やかましく言いはやすさま。 同)藉藉(セキセキ) 籍斂(セキレン):租税の取り立て。*「籍」に税を取り立てる意あり。

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手賀沼 コチドリ(小千鳥・小鵆) ~手賀川沿い~

2017年04月07日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●手賀川沿い・・・川の反対側の畑にいたコチドリ・・・2羽いた・・・

●ここは昨年もたくさんいたが、今年は柧棱の薔薇園がなくなっているので、隠れるところがなくなってる・・・どうなるか・・・









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手賀沼 ユリカモメ(百合鴎) ~夏羽になりつつあるのもいました~

2017年04月07日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●よく観ると左は、羽がもう夏羽、頭も黒くなりつつある・・・

●左端のも夏羽になってる・・・

●こうやって頭を下げているのをみると2羽とも頭も相当黒くなってるのがわかる・・・

●手賀川SE橋上・・・だいぶ減ってきている・・・多いときはこれまでは40~50羽ぐらいは止まっていた・・・

●大きいのはカモメ・・・











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手賀沼 ヒクイナ(緋水鶏・緋秧鶏)② 

2017年04月07日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●早朝、太陽が当たらないところだと暗い・・・画像も鮮明でない・・・

















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手賀沼 ヒクイナ(緋水鶏・緋秧鶏)① ~2羽一緒の画像もあり~

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●太陽光線がうまい具合に当たると綺麗に撮れる・・・2羽一緒のも撮れていたんだ・・・分からなかった・・・









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熟語の読み・一字訓読(その53:準1以下):執 執(とら)える 執柯 執友

2017年04月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●執:中学…シツ、シュウ、と(る) 準1…とら(える) *シツ(慣用音) シュウ(漢・呉音)
<漢検2>
・意味:①手にとる。とりおこなう。「執刀」「執筆」 ②あつかう。つかさどる。「執行」「執事」 ③こだわる。まもる。とりつく。「執念」「固執」 ④と(捕)らえる。つかまえる。
・下つき:確執(カクシツ)・我執(ガシュウ)・拘執(コウシュウ)・固執(コシツ)・(コシュウ)・偏執(ヘンシツ)・(ヘンシュウ)・妄執(モウシュウ)
・大見出し:(多数あり。略)

*意味④の「④と(捕)らえる。つかまえる。」に対応する熟語が、大見出しにも見当たらないので調べた。ただ、下つきの「拘執」は対応しそうなので、これも調べた。

<大字源>

 拘執(コウシュウ):①とらえる。捕らえて自由にさせない。 ②(俗)固執する。こだわる。 *両方の訓読み対応があるようだ・・・。

 執拘(シッコウ):つかまえ、とらえる。
 執囚(シッシュウ):とらえる。
 執訊(シツジン・ジンをとらう):訊問すべき敵をとらえる。また、捕らえて問いただす。
 執搏(シツバク):とらえる。 *この場合の「搏」は「搏(つか)まえる」だろう・・・。
 執問(シツモン):捕らえ尋ねる
 
<その他>

 執柯(シッカ):斧の柄を握る。詩経の詩(伐柯編)に基づき、媒酌人をいう。なこうど。伐柯(バッカ)

 *当ブログ「伐柯=柯を伐る 伐柯=媒酌? 2016年12月07日 | 故事成語類」でも一部記載していました。詳しくはそちらの記事を参照。

 執友(シツユウ):①親しい友。同志。②父の友。父執。
 *「執友」は昔の文章などで時々出てくる熟語だったと思う。丸暗記していたけど、「執」に、大字源の“意味⑨:親しい人。とも。友人。同志。「執友」「父執」”とあった・・・そうだったんだ・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その52:準1以下):餌 餌口(=糊口、生計・・・) 食餌

2017年04月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●餌:中学…えさ、え 高校…ジ 準1…たべもの、く(う)、く(わせる)
<漢検2>
・意味 :①えさ。動物に与える食べ物。また、人を誘惑する手段。「餌食」「好餌」 ②たべもの。食物の総称。「餌口」「食餌」 ③く(食)う。くわせる。
・下つき:擬餌(ギジ)・好餌(コウジ)・香餌(コウジ)・食餌(ショクジ)・薬餌(ヤクジ)
・大見出し(「餌」から始まる言葉: 餌(えさ) 餌食(えジキ) 餌薬(ジヤク) )
  餌薬(ジヤク):療養するための薬。「―が欠かせない」  類)薬餌

<大字源>
 餌口(ジコウ):食事をする。生計をたてる。糊口。

  *餌口=糊口=餬口=生計・・・という類義語のつながりになるか・・・“ジコウ”なんて出されたら、思い浮かばないかもしれない・・・。

 食餌(ショクジ):①くいもの。かて。②えさを食う。  *広辞苑は「たべもの。えさ。」のみ。
 
  *漢検2も「食餌」の「餌」は、意味②に掲載しているので、広辞苑と同様の理解だと思う。
  *大字源を採用すると、音訓は、

   食餌 - 餌(たべもの)
   食餌 - 餌(く)う 
  
  となるということか・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その51:準1以下):字育=慈育=孳育 で良いか?

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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●字:小学…ジ 中学…あざ 準1…はぐく(む)、あざな  *漢検2「はぐく(む)」訓は掲載ナシ。
●慈:中学…ジ 高校…いつく(しむ)
●孳:ジ、シ、う(む)、しげ(る)、つと(める)
●滋:中学…ジ 準1…シ、しげ(る)、ま(す)

<漢検2>

字育(ジイク):乳を飲ませ、はぐくむこと。いつくしみそだてること。 類)字養

慈育(ジイク):いつくしみそだてること。 「字育」とも書く。

孳育: (「意味 ①うむ。子を生む。「孳育」」とあるのみ。読み・意味掲載なし)

滋育(ジイク)①穀物などがふえて成長すること。 ②草木などをそだてること。また、そだつこと。

<大字源>

字育(ジイク):はぐくみそだてる。同)孳育

慈育(ジイク):いつくしみそだてる。

孳育(ジイク):子を産んで育てる。同)字育

滋育(ジイク):①物が増えて成長する ②そだつ。そだてる。

*<漢検2>と<大字源>を合わせると、字育=慈育=孳育 で良さそうではあるが・・・。

<序で>(漢検2「慈」の下つき熟語)
家慈(カ ジ):自分の母の称。 ⇔ 家厳 (広辞苑)
孝慈(コウジ):よく父母に仕え、人々を慈しむ。(大字源)
仁慈(ジンジ):いつくしみめぐむこと。なさけ。仁愛。(広辞苑)

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