漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

竜蟠ホウイツ(鳳逸)、拱黙シロク(尸禄)、期期艾艾

2017年10月14日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・29-2直前シリーズで、出し忘れといえば出し忘れ・・・
・故事成語類にも該当する四字熟語でもある・・・
・そろそろ、CS1stステージが始まるう~トラトラトラア~

竜蟠ホウイツ(鳳 逸)の士 
 *非凡の才能がありながら、まだその志をのばすことができない人をいう。
拱黙シロク(尸 禄)するを以て智となす(漢書)
 *シロク:無為にて禄を受けること、禄ぬすびと。拱黙:腕を組んで黙っていること。
 *拱黙尸禄(キョウモクシロク):無為にて禄を受けること、禄ぬすびと。拱黙:腕を組んで黙っていること。

期期艾艾(キキガイガイ)  :どもること(史記)
 *「艾艾」については、29-2向け模試で出題済み・・・たしか・・・

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「故事ことわざ事典」「成語林・故事ことわざ慣用句」の復習①

2017年10月14日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・「故事ことわざ事典」(新文学書房 昭和58年出版)と「成語林・故事ことわざ慣用句」の復習中・・・26-③で「仏に方便、聖人に権道」なんて出たからなあ・・・この時はやられたと思った・・・難しい漢字じゃないが、知らないと対応できないものがママあるのが故事成語類・・・キリないけど・・・でも、今見直すと漢検2にも「権道」は載ってんだよなあ・・・単なる熟語で載ってるんで、難しいといえば難しい・・・
・そういう視点から、(漢検2掲載の熟語・言葉を中心に)一度、まとめたものを見直してみた・・・
・ぜんぶ、過去記事にあるものなので、習熟している人には無用ですが・・・でも、出たら面白いなあ・・・

コビキ(木挽き・木挽)の一升飯  :仕事が重労働なので大食することをいう
(漢検2)木挽(こびき):木をのこぎりでひいて、材木にすること。また、それを職業とする人。
タイギ(大 疑)は大悟の基
(漢検2)下つき:大疑(タイギ) 
良工は人に示すにボク( 朴・樸 )を以てせず 
 *名工は必ず完成品でなければ人に見せることはない。名を重んじるからである。
  (注)成語林は「朴」。手持ちの事典では「樸」。 ・・・「朴」のほうが一般的、通用性がありそう・・・「朴」で書いたほうがよさそう・・・
春マジ(真 風)に七里走って苫を負え  
 *急いで雨の対策をせよという教え。マジ:南風のこと
(漢検2)
〈真風〉まじ:南または南西の風。まぜ。 季夏

ならず者の振りズンバイ(飄 石)  
 *虚勢を張ったりするさま ・・・当て字だけど読みとかで出るかも・・・
 (漢検2)〈飄石〉ずんばい:小石。また、小石を投げること、そのような遊び。石投げ。

形に似せてヘソ(綜 麻)を巻く 
 *何をするにもその人の性格や個性が表れるものだということ ・・・これも同じ・・・
(漢検2)〈綜麻〉へそ:織機にかけるために、紡いだ糸を環状に巻きとった束。おだまき。

飛驒のタクミ( 工 ) 、和泉のソマ( 杣 ) :それぞれその腕前が一流で有名なこと
*「たくみ」の漢字は、「伎」「工」「匠」がある・・・読み問題かな?

粟のヒ( 粃 )有るがごとし (書経):いつかは選り分けられる運命にあるというたとえ 
*「粃」は対象外だと思ってたら、漢検2には「秕」の異体字って出てる・・・「秕」でも「粃」でも良いのか・・・
*他の記事で「粃」は対象外と書いていたかも・・・後日、調査しないと・・・

シシ( 肉 )食った報い ・・・「獣食った報い」でもよさそう・・・

風、エダ( 条 )を鳴らさず  :世の中、平穏無事なことのたとえ。出典「論衡」
  注:「枝」でもOKか・・・読み問題か・・・

昨日はヤモメ( 孀 )、今日は姑  :人の境遇の急変さ  *「寡」でも良いとは思うが・・・

カ( 蚊 )を駆(か)らず:親の方に「カ」を追いやらないこと・・・親孝行のたとえ。 

 *故事成語ことわざというよりも読みか、書きで出そうなものだな・・・「蚊」じゃなくて、「駆る」「駈る」のほうで・・・
 *「駈(か)る」でもOKだろう。「刈る」類は意味からして✖だろう・・・ 
  駆:中学…ク、か(ける)、か(る)準1…お(う)
  駈:ク、か(ける)、か(る)

(オマケ)
皮切りのイッキュウ(一灸) 
(漢検2)皮切り ②最初に据えるときの一つの灸(キュウ)。「―の一灸(イッキュウ)(何事も最初は苦しいということのたとえ)」
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29-2直前:追加(出し忘れ)

2017年10月14日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・復習していたら、出し忘れてたのに気づいた・・・すみません・・・余裕のある方のみご覧ください・・・

●“たわごと”と“うわごと” ***特に、書き問題のときに注意***

・たわごと:戯言 囈 譫  
     ***“たわごと”の書き問題が出たら注意。 ✖〈囈語> ✖<譫言>・・・これらは(当て字で)“うわごと”。

・うわごと:譫 囈 <囈語(うわごと〉> <譫言(うわごと)>   

*譫(うわごと・たわごと) *囈(うわごと・たわごと) ・・・これらの漢字一字でどっちでも読みあり、一字で書けば迷わない?
(漢検2)
△戯言(たわごと):とりとめのない言葉。ばかげた言葉。いいかげんな発言。「そんな―をだれが信じるか」
          類)妄言(モウゲン)・(ボウゲン)

<囈語>・囈(うわごと):①熱にうなされるなどして無意識に発する言葉。 ②筋道の立たないとりとめのない言葉。たわごと。
             「譫言」とも書く。「囈語」は「ゲイゴ」とも読む。
<譫言>(うわごと)  :①高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。 ②無責任な言葉。たわごと。
               類)①②譫語(センゴ) 「囈語」とも書く。「センゲン」とも読む。

(その他参考)
戯言(ざれごと):ふざけていう言葉。たわむれに口にする言葉。冗談。「ギゲン」とも読む。
寐語(ビゴ):ねごと。転じて、とるに足りない言葉。たわごと。

●鬟:“わげ”と“みずら”

・その女性の鬟の結び目が解れていた   ーわげー

(漢検2)鬟(わげ) :髪を頭の上で束ねて結んだ婦人の髪形。まげ。「髷」とも書く。
     鬟(みずら) :古代、男子の髪の結い方の一種
                 髪を左右に分け、両耳のわきで輪を作り束ねたもの。「角髪・角子・髻」とも書く。
 *鬟:カン、わげ、こしもと、みずら

●同音異義熟語“ヨウゲン”

・自分を仙才だとヨウゲンする   揚言
・ヨウゲンで人を惑わす      妖言
・根拠のないヨウゲンが流布する  謡言

(漢検2)
揚言(ヨウゲン):はばかることなく大声で言うこと。公然と言いふらすこと。「自分を天才だと―する」
妖言(ヨウゲン):凶事が起こるなどという、人をまどわせる不吉であやしい言葉。気味の悪い流言。
(漢検2)
謡:意味:①うたう。うた。はやりうた。「歌謡」「民謡」 ②うわさ。「謡言」 ③うたい。能のうたい。「謡曲」
  下つき:歌謡(カヨウ)・俗謡(ゾクヨウ)・童謡(ドウヨウ)・民謡(ミンヨウ)・俚謡(リヨウ)

(オマケ)
鞅罔(おうもう):わるがしこい。悪賢いこと。また、 頼みのないことを言う。
*当ブログでは、「鞅罔(オウモウ):無頼、わるがしこい、ごろつき」で紹介・・・。無頼=鞅罔となるかも・・・でも他の類義語もありえそう・・・
*(漢検2)では、「意味⑥「鞅罔(オウモウ)」は、わるがしこい。」とのみ。
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29-2直前:+1~2点のために(高得点者向け)その⑦ 出るとイイな ~オシマイ~

2017年10月14日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●昨日のアクセス数、閲覧 3,598 PV UP! 訪問者 777 IP UP! ・・・訪問者数、なんと縁起の良いオールセブン!! パチンコだったら、もっとウレピイのに~(^^)昔狂ったようにやったけど、最近はとんとご無沙汰じゃ。
●もちろん記録更新、日別ランキングも日別 505 位だった・・・これもたぶん最高記録・・・
●まさか、この時期にこういう記録が出るとは・・・余裕のある方が多いのか・・・それとも???
●ここにきての1点、2点はとっても大事ですからねえ・・・当たってればイイなあ・・・この記事が今季最終、オシマイです。みなさんのご健闘をお祈りします👍

シシビシオの造り方を教わる>   肉醬・醤・醢 

・たしか、以前、読み問題で出た問題・・・書き問題にならんのかな?

醢:カイ、ひしお、ししびしお、しおから
(醯:ケイ、す、すづけ、しおから)
醤:ショウ、ひしお、ししびしお

*(漢検2)
 「肉醬(ニクショウ)」 
 「肉醬(ししびしお):干した肉を刻み、こうじや塩をまぜて作った食品。塩辛など。

*(広辞苑)ししびしお:「肉醬・醢」 *広辞苑では「肉醬(ニクショウ):⇒ししびしお」となってる。
  脱線するが、「肉漿(ニクショウ)」は“牛肉などの生肉を薄く切って焼き、圧搾機にかけてしぼりとった液汁”となる。

    「」を“みず”の「漿」と間違えないように!!
 
*デジタル大辞泉:ししびしお(肉醤/醢):①魚や鳥の肉で作ったひしお。また、干し肉を刻み、麹と塩に漬け込んだもの。
                     ②古代中国で行われた極刑。処刑後の死体を塩漬けにするもの。
*大字源では、「肉醬」は“ししびしお”読みのみ。“ニクショウ”はナシ・・・。

(参考)
世界大百科事典内の肉醬の言及
【塩辛】より
…魚貝類の肉,内臓,卵などを塩づけとし,原料そのものに含まれる酵素の作用によって発酵,熟成させた食品。獣肉でつくることもあり,古く中国ではそれらを総称して醢(かい)といい,また肉醬(にくしよう),魚醬とも呼んだ。《和名抄》は醢を〈ししびしお〉と読み,《延喜式》には〈兎醢〉〈魚醢〉〈鹿醢〉〈宍醢〉 (宍は肉の意)などの語が見られるほか,醢の字は略されているが〈背腸(せわた∥みなわた)〉〈海鼠腸〉などの塩辛の名がある。…

 *〈宍醢〉・・・音読みなら“ニクカイ”と読むのか・・・訓読みなら“ししびしお”となるのか・・・よくわからん・・・
   宍:ジク、ニク、しし

 (漢検2)宍:意味:しし。獣類の肉。「肉」の俗字。 *大字源では「肉」のところに「宍」は“誤字”となってる・・・


<そんな事をうじうじ考えていてもヘンナないことだ>

*広辞苑は「篇無い」のみ・・・「うらみつつ吹けども・・・いものは尺八ぢゃ」(閑吟集)

*デジタル大辞泉:偏無い/篇無い:へんな・し[ク]《中世語・近世語》つまらない。甲斐がない。「吹けども―・い物は尺八ぢゃ」〈閑吟集〉

 ・広辞苑には大辞泉のように中世・近世語なんて説明なかったから過去模試で出しちゃったけど、こういうのは出ないんだろうな、たぶん。
 ・文例も昔のしかないし・・・でも出たら面白い・・・


<息衝く>いきづ-く

(漢検2)
①呼吸する。確実に生きている。「伝統が―く古典芸能」 ②苦しそうに息をする。あえぐ。「―きながら山を登る」 ③ため息をつく。
(広辞苑)
息衝(いきづ)く:①息をする。呼吸する。また、生きている。「伝統が・・・いている」②ため息をつく。なげく。③苦しい息をつく。あえぐ。「・・・き、苦しむ」④息をふきかえす。

文例:
・岩かげにひっそりと-・く野草」
・大都会の片隅でひっそりと―・く
・現代に―・く古典

大辞林 第三版の解説
いきづく【息衝く】
①呼吸する。また、生きている。 「岩かげにひっそりと-・く野草」 「鳰鳥(みおどり)のかづき-・き/古事記 中」
②ため息をつく。嘆く。 「かくのみや-・き居らむあらたまの来経行く年の限り知らずて/万葉集 881」
③荒い呼吸をする。あえぐ。 「みづからは鉾をだに持たず-・き苦しむ/徒然 221」

ーオマケー
(広辞苑)
●笈巻く(おいま・く):(「笈を巻く」は旅に出立する意)人の死を忌んでいう語
(方言?習俗?)
笈巻く おいまく 和歌山県東牟婁郡。 死んだ人のことをそう言う。
笈は旅人の用具で、出立の意。

*大辞林にはなさそう???

●冠蓋/函蓋
・カンガイ相望む  冠蓋  使者の車の列が続いている。
・カンガイ相応ず  函蓋  函と蓋が一致している。

*この二つの云い方と熟語は周知と思うけど、間違えやすいので注意。それと、漢検2では、別の言い方もあるので注意。

(漢検2)
冠蓋相望む(カンガイあいのぞ-む)
使者が次々に送り出されるさま。使者の冠と使者を乗せた車のおおいが順々に見える意。〈『戦国策』〉類)冠蓋相属(あいショク)す・冠蓋絶えず

【参考】 『史記』信陵君伝には「平原君の 使者、冠蓋魏に相属(あいしょく)す」とある。

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遺佚せらるるも怨みず、阨窮すれども憫えず

2017年10月13日 | 故事成語類
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遺佚せらるるも怨みず、阨窮すれども憫えず

(漢検2)下つき:安佚(アンイツ)・遺佚(イイツ)・・・
(大字源)
 遺佚・遺逸(イイツ):①みすてられる。君から見捨てられる。②うしなう。なくする。なくなる。遺失。③わすれる。

・・・・(余談)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*「放棄」の類義語で、「遺佚」を出題したが、もともとはこういう故事成語で理解しておいた方がよさそう・・・

(ブログ)遺佚(いいつ):「遺佚而不怨、厄窮而不憫」(孟子)。 朱熹注:遺佚、放棄也。 遺佚=①見すてられて用いられない。「遺佚而不怨、阨 窮而不憫=遺佚せらるるも怨みず、阨窮すれども憫えず=主君に見捨てられても別に怨みもせず、どんなに困っても少しもそれを苦にしなかった。 ②わすれる。

(孟子の公孫丑篇)

「柳下恵は汚君を羞じず、小官を卑しとせず。進められては賢を隠さず、必ず其の道を以てし、遺佚(いいつ)せらるるも怨みず、阨窮(やくきゅう)すれども憫(うれ)えず。故にいわく『爾は爾たり、我は我たり。我が側らに、袒裼裸裎すると雖も、いずくんぞ能く我をけがさんや』と。故に由由然として之と偕にして、自ら失わず。援きて之を止むれば、而ち止まるなり。援きて之を止むれば而ち止まるは、是れ亦去るを屑しとせざればなり」

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29-2直前:+1~2点のために(高得点者向け)その⑥~出ると困るな、同音異義語~

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★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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<この記事は、心と実力に余裕のある方のみご覧ください・・・見ちゃって混乱しちゃっても知りません・・・>

・天災に人心キョウキョウとしている ・・・「恟恟」・・・としておいたが、この文意だけだと他にも該当する熟語があるかもしれない・・・

(漢検2)
 洶洶(キョウキョウ):①水がわきあがるさま。波がわき立つさま。 ②たくさんの人が集まって、さわぎどよめくさま。
 恟恟(キョウキョウ):おそろしくて生きた心地のしないさま。びくびくするさま。
 (恟然(キョウゼン):おそれて心がさわぐさま。びくびくするさま。類)恟恟)

 兢兢(キョウキョウ):おそれてつつしむさま。おそれてわななくさま。「戦戦―(びくびくするさま)」
 恐恐(キョウキョウ):おそれてかしこまるさま。おそるおそる。「―謹言(謹んで申し上げます)」類)恐惶(キョウコウ)

 皎皎(キョウキョウ):①月の光などが明るく光るさま。「月が―と輝く」 ②白く清らかなさま。潔白なさま。「コウコウ」とも読む。
〈軽軽〉(キョウキョウ):「軽軽(ケイケイ)」に同じ。
 軽軽(ケイケイ):かるがるしいさま。軽薄なさま。「―に動くな」 *「きょうきょう」とも読む。「かるがる」と読めば別の意になる。

 -以下、参考-
 (漢検2)鞏:①かたい。かたくする。「固」 ②つかねる。かたくしばる。かためる。「鞏鞏」
 (大字源)
  鞏鞏(キョウキョウ):かがまるさま、物にしばられたように伸びないさま。「心、鞏鞏として、夷らかならず」(楚辞)*書下ろしは自作。

 <ついで>
  跫跫(キョウキョウ):(大字源)地を踏む音のさま。「跫跫として深径に馬蹄響く」(蘇軾)*書下ろしは自作。

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29-2直前:+1~2点のために(高得点者向け)その⑤~出るといいな、書き問題~

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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●こうやって直前まで記事を一杯書いておけば、もう本番の内容は変更できないだろ・・・出るといいな、自慢できる(^^)
●最後の最後まで粘ってみてくれている人に僥倖がありますように・・・って、まだ粘って見てちゃダメでっしょ、基本の復習が第一でっしょ(^^)
●でも、ま、“大当たりい~”ってことも無きにしもあらず・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(書き問題・・・「ヘンテコ(変梃)」なんて、(漢検2で)当て字って書いておいて、“書き問題”で出るからなあ・・・何が出るか、わかったもんじゃない・・・しかし、2点だからな、油断もウッカリもできない・・・)

年所
(文例)
 ・然しそれはこの河が億劫のネンショをかけて・・・ 
 ・多くのネンショを経て、事業の完成を見た・・・
 ・ネンショを経る・・・

  年所:(広辞苑)(「所」は助辞)とし。年月。歳月。
  年所: 〔「所」は助字〕 年月。歳月。 (三省堂 大辞林)
  ねんしょ【年所】とは:《「所」は数の意》年数。年月。歳月。

周章
(文例)
 ・シュウショウの間にも非難しようとはしない・・・(たしか、既出の文章題・・・鴎外だったか)
 ・殆どシュウショウに近い驚愕に襲はれて、呆然と、周囲を見廻した。(芥川龍之介 / 芋粥)
 ・あのシュウショウぶりは何か変だ・・・(ネット上の辞書文例)」

 (広辞苑)周章:あわてふためくこと。うろたえさわぐこと。

一掬
(文例)
 ・イッキクの涙すら無い・・・
 ・将にイッキクにして百川の味わひを知れるなるべし(芭蕉俳文)
 ・瞼の辺にイッキクの微笑を帯びぬ〈樗牛・滝口入道〉
 ・イッキクの同情にも値しない・・・

(漢検2)下つき:一掬(イッキク)(広辞苑)一掬:両手でひとすくいすること。また、その程度の水。ひとすくい。
(デジタル大辞泉)
 一掬  :水などを両手ですくうこと。ひとすくい。また、わずかな量をいう
 一掬の涙:両手ですくうほどのたくさんの涙。または、 わずかな涙の意にも用いる。

 (参考)「漢詩由来の名言・名句」から

 一掬泉巌の水、流れて汪洋万里の波と作る (「勧学」木戸孝允)

 駑馬遅しと雖も積歳多ければ 高山大沢尽く過ぐるに堪えたり 請う看よ一掬泉巌の水 流れて汪洋万里の波と作(な)る


煎熬(センゴウ) 瞻仰(センゴウ・センギョウ) 繊毫(センゴウ) 
 ・鹹水をセンゴウして食塩を析出する 
 ・先人を敬い、センゴウしてやまない 
 ・センゴウの瑕疵もない

(漢検2)
 下つき:煎熬(センゴウ)
(大辞林)煎熬:汁がなくなるまで煮つめること。
(デジタル大辞泉)煎熬:①汁がなくなるまで煮つめること。
            ②製塩で、海水、または海水を濃厚にして得た鹹水を煮つめて塩を製すること。
(大字源)①汁がなくなるまで煮る。 ②憂えの甚だしいさま。焦灼。 *②の意味での類義語問題ありうるかもしれない・・・

(漢検2)
 瞻仰(センギョウ):①仰ぎ見ること。見上げること。 ②仰ぎ尊ぶこと。慕い敬うこと。 「センゴウ」とも読む。
(漢検2)
 繊毫(センゴウ):①細かな毛。 ②わずかなこと。非常にささいなこと。
(デジタル大辞泉)繊毫:①細かい毛。②きわめてわずかなこと、ささいなことのたとえ。「繊毫の瑕疵もない」
(その他文例)
 ・犯、不犯の区別、繊毫も差はず・・・
 ・もしまた六根門頭僅かに繊毫の異念あらば、即ち・・・
 ・繊毫もあい離れず、身と影とあい似たるが如し・・・

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29-2直前:+1~2点のために(高得点者向け)その④~出るといいな、対・類~

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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●こうやって直前まで記事を一杯書いておけば、もう本番の内容は変更できないだろ・・・出るといいな、自慢できる(^^)
●最後の最後まで粘ってみてくれている人に僥倖がありますように・・・って、まだ粘って見てちゃダメでっしょ、基本の復習が第一でっしょ(^^)
●でも、ま、“大当たりい~”ってことも無きにしもあらず・・・


岳翁=岳父=岳丈=婦翁=丈人  ⇔ 丈母=岳母

(漢検2下つき)岳翁

デジタル大辞泉:岳翁:妻の父。岳父(がくふ)。岳丈(がくじょう)。 広辞苑:婦翁(ふおう):岳父、妻の父  

丈人(じょうじん):①長老の敬称 ②妻の父。岳父。  丈母: 妻の母。しゅうとめ。岳母。
***あわてて、「婦翁」を「“夫”翁」と書かないように***

復飾=還俗 ⇔落飾=剃髪=落髪=(出家)   
***あわてて、「復“職”」なんて書かないように***

(漢検2)・・・こんなとこにあった・・・
・・・落飾(ラクショク):貴人が髪を剃(そ)り落として仏門に入ること。出家すること。剃髪(テイハツ)。類)落髪 対)復飾

楹棟=棟梁=柱石=柱梁

(漢検2)楹:意味:①はしら。丸く太いはしら。「楹書」「楹棟」「楹聯(エイレン)」 ②家屋の並びを数える語。

(当ブログ過去問)
「最も重要な人物。棟梁。柱石。」・・・ 楹棟 ・・・
 楹棟(えいとう):はしらとむなぎ。転じて、最も重要な人物。棟梁。柱石。

(広辞苑)
 柱梁(ちゅうりょう):はしらとうつばり。転じて、はしらともうつばりとも頼まれること。また、そのように頼りとなる人。大黒柱。

ーオマケー

 火斗=十能 火斗=火熨斗
 ***オタマジャクシやカト文字の「科斗」「蝌蚪」とは違うから注意***

(広辞苑)火斗(かと):①火を運ぶ器具。十能。②火のし
(デジタル大辞泉):火斗:1 火を運ぶ器具。十能。2 火のし。

(漢検2)
 十能(ジュウノウ):炭火を運ぶスコップに似た道具。先は金属製で取っ手は木製。 季)冬

(参考)
 デジタル大辞泉 :蝌蚪/科斗:①おたまじゃくしの別名。・・・②・・・中国古代の字体の一。古体篆字のこと。

 火熨斗(ヒノシ)
 デジタル大辞泉:火熨斗:布地のしわを伸ばすための道具。・・・
 
(漢検2)
 斗:①ます。とます。ひしゃく。また、ますやひしゃくの形をしたもの。「科斗
 下つき:熨斗(ウット)・(のし)・科斗(カト)・泰斗(タイト)・南斗(ナント)・北斗(ホクト)・漏斗(ロウト)・(じょうご)

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29-2直前:+1~2点のために(高得点者向け)その③~ウッカリしやすい同音異義語~

2017年10月13日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(以下はすべて広辞苑所載)
青漢(せいかん):大空   ●星漢:天の河。銀河。

魚柝(ぎょたく):木魚(もくぎょ)に同じ。*魚鼓(ぎょく)  ●魚拓(ぎょたく):魚の拓本。

寒酸(かんさん):(寒気と酸味。ともに身にしむもの。)貧苦の意。酸寒。 ●甘酸:①甘いことと酸いこと。②楽と苦。苦楽。

儀状(ぎじょう):品行。行儀。容儀。  ●儀仗:①儀式の際に用いる兵仗。儀式用の武器。②儀式に同じ。

暁更(ぎょうこう):夜明け方、まだ暗い頃。あかつき。*天明、黎明・・・  ●暁光=あけがたのひかり

赤地(せきち):作物の収穫のない土地。不毛の地。赤土(せきど)。  ●瘠地:草木の養分の少ない地。やせち。*1級用ひっかけ問題???

妄議(ぼうぎ):道理の通らない議論。でたらめな議論。 

  ●謀議:計画し相談すること。計画の相談。 ●謗議:悪口を言うこと。あしざまに批評すること。

容止(ようし):①たちいふるまい。挙動。②かくまっておくこと。「・・・盗む者を容止する有らば・・・」
  ●容姿:すがた。かたち。顔だちと体つき。「・・・端麗」

煩冗(はんじょう):わずらわしく、くだくだしいこと。 

 ●煩擾:わずらわしく、乱れること。ごたごたと乱れること。 ●繁冗:無用の事が多くて、くだくだしいこと。

濫妨・乱妨(らんぼう):①荒れまわること。荒らすこと。②掠奪すること。うばいとること。
 ●乱暴:①荒々しい振る舞いをすること。無法な振る舞い。②粗雑であるさま。

凶悍(きょうかん):心あしく、たけだけしいこと  ●凶漢=わるもの、悪漢

臥虎(がこ):①伏している虎。人の勇猛なたとえ。②官吏が人民に対しきびしいことのたとえ。
 ●餓虎(がこ):①飢えた虎。極めて危険なたとえ。②欲深く乱暴な人物のたとえ。

蕩然(とうぜん):①広大なさま ②あとかたのないさま  ●陶然:気持ちよく酔ってうっとりするさま

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以杞包瓜 ~杞(キ)を以て瓜(カ)を包む~

2017年10月13日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●過去模試の成語出題「キを以て瓜を包む」 ・・・ 杞を以て瓜を包む ・・・ *君主が高位にあって、下にある有能の士を求めること
 (ネット上のいろいろな解釈)
 *杞(高木の葉=高位の者)をもって瓜(うり=賢者)を包むこと。
 *以杞包瓜の心・・・
  高位の人物が持つ徳が、大衆を包み込むこと。または、高位の人物が謙遜した態度で賢者を求めること。
   「杞」は植物の行李柳のことで、高い地位を持つ人のたとえ。
   「瓜」は植物の瓜のことで、普通の人々のたとえ。
   行李柳で作った葛籠に壊れやすい瓜を入れるということから。「杞を以て瓜を包む」とも読む。

以杞包瓜(イキホウカ)
 *高い位にいる者がへりくだって賢者を求めることのたとえ。 または、高位の人物が徳をもって、大衆を包み込むこと。

 (漢検2)
杞:キ・コ くこ・おうち・かわやなぎ
意味:①くこ。ナス科の落葉低木。
   ②おうち。センダン科の落葉高木。「杞梓(キシ)」
   ③かわやなぎ。こりやなぎ。ヤナギ科の落葉低木。「杞柳」
   ④中国、周代の国の名。「杞憂」
下つき:枸杞(クコ)
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29-2直前 ~ +1~2点のために(高得点者向け)その② ~ 「撓乱」

2017年10月13日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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<撓:ドウ、コウ、トウ、たわ(む)、たわ(める)、た(める)、しな(う)、しわ(る)、いた(める)、みだ(れる)、くじ(ける)、しおり>
(漢検2)
 意味:①たわむ。たわめる。まがる。まげる。「撓屈」 ②くじく。くじける。屈服する。「不撓」 ③みだす。みだれる。「撓乱」
 下つき:屈撓(クットウ)・逗撓(トウドウ)・不撓(フトウ)

*漢検2掲載熟語は、すべて当ブログのどこかで紹介しています。「逗撓(トウドウ)」については最近も何度か紹介済みなので略。

*「意味③みだす。みだれる。「撓乱」」の「撓乱」:“ドウラン”とも“コウラン”とも読むようだが、“ドウラン”で覚えておけば良いと思う。

*本記事は“音読み”ではなく、使い方の問題・・・「動乱」と区別しにくいが、動詞的につかわれていることが多いようだ。一方、「動乱」は名詞的に使われていて、動詞ではないようだ・・・

*まさか、“書き問題”で出るとは思えないが、難問擬の設問としてなら考えられる・・・「胴欲」なんてのも書き問題で出たからな・・・

「撓乱」:乱すこと。混乱させること。

 文例1:・・・中世耶蘇教徒の史録は,実証に反し 是非を撓乱す/新聞雑誌 60」
 文例2:・・・国政を撓乱(とうらん)す。  ・・・ネット上のこの文例は“とうらん”としているが・・・
 文例3:・・・趙王・司馬倫が鎮西将軍となり、関中を撓乱したことで氐・羌が謀反を起こしたため・・・
 文例4:・・・敵将元より剛忿なれば則ち我これを撓乱して遠慮無からしむるは,皆此の術なり。( 山鹿. 素行集 第五巻,五三二頁)

(参考 ー既出ー 「熟語の読み・一字訓読(実践問題その17) 撓 」から抜粋)

撓乱(ドウラン、コウラン)  - 撓(み だ)れる
撓乱:「ドウ」とも「コウ」とも読めるので併記したが、「コウ」読みは他にほぼ無し。撓乱(ドウラン)のみでOKか。

逗撓(トウドウ):敵を恐れ進まぬさま。「逗、曲行避敵也。 撓、顧望也」とある。「顧望」は、「①振り向いて見ること。②あれこれと考えていて、行動に移らないこと 。ためらうこと。」とあるので、「たわむ」とか「くじける」意に対応するか・・・。
*「逗撓」については、他の記事もあるけど省略。

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自分のブログから <27-3向け模試 & 27-2向け模試>の復習③

2017年10月13日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・当ブログ掲載の全模試、復習完了~やっぱりやってよかった・・・意外に、色々と“深掘り”も出来たし周辺知識も増やすことができた・・・
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・以下、覚書メモ的に・・・極力、漢検2掲載熟語を中心に復習したもの、また、その応用分も少し加味して記事にしておく・・・

●語選択「人の行状、経歴 」・・・きょうじゃく・・・景迹・・・ 

(広辞苑)景迹(キョウジャク):①行状(ぎょうじょう)。行跡(ぎょうせき)。②心底をいぶかしく思うこと。不審。 
                   ③事情の経過について推察すること。推測。
(漢検2)景迹(キョウジャク):①行状。行跡。 ②推察する。おしはかる

*広辞苑、漢検2ともに、「推測」「推察」の類義語にもなりうる説明あり・・・要注意か・・・知らんかった・・・

●故事成語類「権はショウスイなり」・・・称錘・・・「“秤”錘」はダメか・・・

・大字源には「秤錘」はあっても「称錘」は載ってなかったから・・・
 秤錘(ショウスイ):①軽石の名。②(俗)はかりの分銅。
・ネットでも両論あるようでよくわからないが、、
 “〔玉篇〕には「稱錘なり」とある”とある・・・
  *玉篇とは、6世紀中国南北朝のころの字書。南朝梁の顧野王が「説文解字」をもとに字を加え、編纂した字書。543年(大同9年)成立。

・漢検2「秤」の項に、「参考)もと、「稱(称)」の俗字。」とある・・・
・漢検2「称」のところには、旧字「稱」とある。
・だから、やはり「称錘」と書いておいたほうが無難なんだろうな・・・
 (参考)
 Web漢文大系論 語 子罕第九 29
 「・・・新注に引く程子の説として「権は、称錘なり。物を称りて軽重を知る所以の者なり。・・・」

 孟子の離婁章句上17
 「・・・權、稱錘也。稱物輕重、・・・」(權は稱の錘なり。物の輕重を稱るに・・・)

●対・類「擬議」=「躊躇」
(漢検2)擬議(ギギ):①あれこれとよく考えること。 ②ためらうこと。類)躊躇(チュウチョ)
     擬 :意味 「・・・②はかる。おしはかる。「擬議」「擬度

 擬 :中学…ギ 準1…まがい、もどき、はか(る)、なぞら(える)1級…に(る)
(漢検2):擬:ギ 外)なぞら(える)・はか(る)・まがい・もどき  ・・・*漢検2には「に(る)」訓ナシ・・・
     意味:①なぞらえる。まねる。にる。にせる。「擬音」「模擬」 ②はかる。おしはかる。「擬議」「擬度」 ③まがい。もどき。にせ。
 ①「擬(はか)る」訓で出るかも・・・
   擬議 - 擬(なぞら)える、擬(はか)る

 ②ー1 「擬議」=「躊躇」 以外に、 「擬議」=「熟考」なんて類義語もありうる・・・
 ②ー2 「擬度」:はかりかんがえる。おしはかる。 *語選択でありうるかも・・・

(大字源)
「擬議」(広辞苑)①あれかこれかとはかり考えること。熟考すること。 ②。ためらうこと。躊躇。
    (大字源)①考えて議論する。②(俗)決議する。相談する。③ためらう。まごまごする。
「擬度」(広辞苑ナシ)
    (大字源)ギタク:はかりかんがえる。おしはかる。度擬。

 <その他:「擬(なぞら)える、擬(に)る」に対応する熟語>
(漢検2)擬古(ギコ):昔のやり方や風習などをまねて取り入れること。「―的な方法」「―詩」
     擬古文(ギコブン):古い時代の文体や表現などをまねて作った文。・・・
     擬似(ギジ):本物と区別がつかないほどよく似ていること。「宇宙旅行の―体験」 *「疑似」とも書く。・・・
      *広辞苑も「疑似・擬似」・・・「疑」に現行読みにはその種意味ナシだが・・・
     擬製(ギセイ):本物に似せて作ること。また、そのもの。「―豆腐」類)模造・模作
     擬餌鉤・擬餌針(ギジばり):えさの代わりに形や色を似せた擬似餌(ギジえ)をつけた釣りばり。毛ばりの類。
     擬態(ギタイ):①形や状態などを他のものに似せること。
             ②動物が敵から身を守るために、形や色などを周囲の環境に似せること。
(その他)
比擬(ヒギ):他のものとひきくらべること。 「天下の物これに-すべきものなし /西国立志編 正直」
(デジタル大辞泉)比擬:他のものとくらべること。なぞらえること。 「天下の物これに―すべきものなし」〈中村訳・西国立志編〉
(広辞苑)ひきくらべること。なぞらえること。
擬制(ギセイ):法律用語で、性質の異なるものを同一のものとみなして、同じ扱いをすること。窃盗罪で電気を物とみなす類。
        *参考:本来は、なぞらえさだめる意
擬勢(ギセイ):①見せかけの勢い。強がり。「―を張る」類)虚勢 ②動物が敵を威嚇するときにとる姿勢。

●文章題「・・・しかし昔は人の此病を恐るゝこと、ロウを恐れ、癌を恐れ、癩を恐るゝよりも甚だしく・・・」・・・・・・

「癆(通用字の「労」でも間違いではないが・・・)」としておいたけど、どうかな?昔の文だったらそのまま「癆」にしたほうが良さそう・・・

(漢検2)
 癆咳(ロウガイ):肺結核の呼称。肺病。*「労咳」とも書く。・・・とはなってるが、「癆」の書きかえ字が「労」とは書いてないから・・・。

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自分のブログから <27-3向け模試 & 27-2向け模試>の復習②

2017年10月12日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・当ブログ掲載の全模試、復習完了~やっぱりやってよかった・・・意外に、色々と“深掘り”も出来たし周辺知識も増やすことができた・・・
・時間があったから、初期の作品のコメント等も見てたら、今や押しも押されもせぬ斯界の第一人者になってる人たちの初参加もあったりして、コメントなんかを読みかえしていたら、とても懐かしかった(^^)ご本人たちの研鑽の賚ではあるけど、当ブログも一役買えたと思うと感無量・・・
・目がボロボロなんで、あとは、体調を整えることに主眼を置いて過ごそうかな・・・
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・以下、覚書メモ的に・・・極力、漢検2掲載熟語を中心に復習したもの、また、その応用分も少し加味して記事にしておく・・・

・文章題「・・・長八は渋江氏の江戸を去る時、墓木キョウしてゐたが・・・」・・・・・・

(漢検2)「把」の下つき:拱把(キョウハ)・刀把(トウハ)
      拱:意味 ①こまぬく。こまねく。腕組みをする。「拱手」「拱拝」 ②かかえる。
           下つき:垂拱(スイキョウ)・拝拱(ハイキョウ)
・これは「墓木已に拱す」の成句を知っていれば容易にできるかもしれないけど、知らなければ何のこっちゃって感じかも・・・

 <デジタル大辞泉>「墓木已に拱す
 墓に植えた木が 一抱えもあるほどの太さに成長している。死後長い年月が経った意に、また、相手を死にぞこないとののしる言葉として用いる。*拱す=一ひろほどの大さになる
 <その他>
 墓木已に拱す:墓に植えた木が既に一抱えもあるほどに生長している。
        ①死んでから長い年月を経ているということ。出典:「春秋左氏伝」
        ②本来ならそうなっているはずだという意味で、相手を長生きをして邪魔な奴だと罵って言う。

・驚いたことに、漢検2にも、熟語「拱把」(ただし、「把」の下つきで・・・)や「拱」の字の意味に「②かかえる。」って出ていたんだ・・・
・ただ、漢検辞典だけでは、ここまで理解が深まらないし、理解しきれないと思う・・・

ー以下、参考ー 
<29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その3>
拱把(きょうは):樹木などのひと抱え、またはひと握りほどの太さ。
*「拱把の桐梓、人、苟も之を生ぜんと欲すれば、皆之を養ふ所以のものを知る
*拱把(漢検2掲載熟語下つき「拱把(キョウハ)」) *ひと抱え、ひと握りの桐や梓 (孟子)

<漢検1級28-3に向けて <syuusyuu 模擬試験問題その4 >>
(故事成語類) キョウハの桐梓、人、苟も之を生ぜんと欲すれば、皆之を養ふ所以のものを知る

 (注1)「桐梓」は、漢検2は“ドウシ”読みのみ。他は、“ドウシ・トウシ”読み。
 (注2)この故事成語は、少なくとも、
     「孟子曰く、拱把の桐梓も、人苟しくも之を生ぜんと欲せば、皆之を養う所以の者を知る。身に至りては、之を養う所以の者を知らず。豈、身を愛すること桐梓に若かざらんや。思わざるの甚だしきなり、と。」まで読まないと文意は伝わらないと思うが・・・
     (訳例)
      片手で握れる程の桐や梓の木も、人がもし育てようとすれば、皆これらを養う方法を知っている。
      しかし、自分の身のことになると、それを養う方法を知らない。どうして自分の身を愛することが桐梓の木に劣るのであろうか?考えないにも程がある(考えなさすぎである)・・・」 ~ここまで読めば、なかなか含蓄のある成語だと思う~


<その他の故事成語類> -甘井先ず竭き、拱木先ず伐らるー (既出)
・「薫は香を以て自ら焼く」の類)として、
  ・膏燭は明を以て自ら消ゆ
  ・甘井先ず竭き拱木先ず伐らる
  ・鐸(タク)は声を以て自ら毀る
  ・孔雀は羽ゆえ人に捕わる・・・ など

<“かかえる”意味の「拱」関連の音熟語>
 (大字源)
 拱木(キョウボク):①一抱えもある大木。拱樹。 ②墓に植えた木で、年数がたち大きくなったもの。死後歳月の経たことにたとえる。
 拱樹(キョウジュ):拱木①に同じ。
 拱把(キョウハ):拱は、両手で一抱え。把は、片手で一握り。それぞれの太さ。「拱把之桐梓」(孟子)
 拱璧(キョウヘキ):一抱えもあるほどの大きな宝玉。
 拱抱(キョウホウ):両腕で抱きかかえる。また、その大きさ。

<その他既出記事 -桐梓、槁梧->
●漢検2掲載内容
(大見出し)桐(きり) 桐一葉(きりひとは) 桐油(トウユ)
(意  味)①きり。ゴマノハグサ科の落葉高木。「桐梓(トウシ)」「梧桐(ゴトウ)」 ②こと(琴)。「桐糸」
「桐梓(とうし)」:きりとあずさ。ともに良い材木となる。(大字源(とうし・どうし))  良材(字通)
「桐糸(どうし)」:字通(どうし)=琴の絃(いと、つる)。
          大字源・漢字源:掲載なし。
          大漢和は「琴」の説明の文例中にのみあり「桐絲」:「風、桐絲を撼るがし、月明を帯びる」:*桐絲=「桐糸」・・・
 (参考)
 「桐君(とうくん)」:①琴、きりで琴の胴をつくったのでいう。②人名。黄帝のときの薬草を集めたという人
●漢検2掲載内容 「槁梧」・・・「槁」の項目で・・・
 「①かれる。草木がかれる。からす。また、かれ木。「槁梧(コウゴ)」 ②かわく。かわかす。ひからびる。下つき:枯槁(ココウ)
  (大見出し):槁木(コウボク) 槁木死灰(コウボクシカイ)  」

 「槁梧」・・・かれた梧(あおぎり)の木かと思ってた(^^;)もちろん、表面的にはそういう意味なんだろうが・・・

  槁梧:琴の異称。乾いた桐(きり)で作るから云う由。 (荘子の中のことば)

  *まさか、“琴のこと”とかなんとかで「槁梧」を書かせる問題なんて出ないとは思うが・・・“昔、乾いた桐でつくったことから、琴の異称をいう”なんて出題だと、ますますわからんくなるかもしらん・・・
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自分のブログから <27-3向け模試 & 27-2向け模試>の復習①

2017年10月11日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・<28-2向け模試(上級者用)1~3> & 28-1向け模試1~8>の復習オワリ・・・
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・“サスケ”に感化された・・・やはり、やるべきことはやっておかないと・・・自分のブログの復習はもうオワリにしようと思ったけど、やはり、全部復習すべきだと思い直した・・・やはり限界ギリギリまで自分を追い込でおかないと・・・後で後悔するのも自分だかんな・・・
・あと初期の10模試を残すのみ・・・<27-3向け模試>12作、<27-2向け模試>(補習版5作(漢検準拠・難易度―並―)、<27-2向け模試>(チャレンジャー用)その15~その10の5作、復習完了・・・

・以下、覚書メモ的に・・・極力、漢検2掲載熟語を中心に復習したもの、また、その応用分も少し加味して記事にしておく・・・

(以下は、別に間違ったわけではないけど、間違えやすいものを中心にメモしておく)
●語選択「雑草の生い茂った草むら、荒れ果てた地。」・・・そうらい・・・草萊 ・・・思わず「“叢”萊」なんて浮んだ・・・気をつけよう・・・
●文章題「ロウキョしている我々・・・」・・・〇籠居  ✖陋居 ・・・後者は住まいのこと・・・使い方が違う・・・
●音訓「歇息 ― 歇む」・・・「けっそく-やす(む)」 ・・・「や(む)」だと息をとめて死ぬことになっちゃうデ・・・
 <歇:ケツ、カツ、やす(む)、や(める)、や(む)、つ(きる)、か(れる)>
(漢検2)🈩ケツ ①やめる。やむ。つきる。 ②やすむ。ひとやすみする。 「歇息」・・・
 (大字源)歇息:休む。休息する。休息。休憩。 

 *歇息=休息=休憩 なんて類義語にもなりうるかも・・・

●音訓「鬱紆 ― 紆ぼれる」・・・「うつうーむす(ぼれる)」
(漢検2)下つき:鬱紆(ウツウ)
(大字源)鬱紆(ウツウ):①こころがふさいで楽しまないさま。不平のさま。鬱悒(ウツユウ)。②山道などの曲がりくねったさま。

 *以前、「鬱紆」のもう一つの意味(大字源の②の意味)での記事も書いていた・・・
 「・・・鬱紆(うつう)として 高岫に陟(のぼ)り出没して平原を望む・・・」*鬱紆(うつう):曲がりくねったさま

<紆:ウ、ま(がる)、ま(げる)、めぐ(る)、まと(う)、まつ(わる)、むす(ぼれる)>
 
●類義語「美醜 = 姸蚩
 (漢検2)
 蚩:シ、あなど(る)、おろ(か)、みにく(い)、みだ(れる)
 意味:①あざわらう。あなどる。「蚩笑」 類)嗤(シ) ②おろか。 ③みにくい。「姸蚩(ケンシ)」 ④みだれる。また、みだす。
 下つき:姸蚩(ケンシ)

●音訓「揖譲 ― 揖る」・・・「ゆうじょう ーゆず(る)・へりくだ(る)」・・・
 (漢検2)
  揖譲(ユウジョウ)
  ①うやうやしく両手を前で組み合わせて、会釈をすること。拱手(キョウシュ)の礼をしてへりくだること。
  ②天子が他の者に、平和のうちに天子の位を譲ること。
  *①の場合は「へりくだ(る)」、②の場合が「ゆず(る)」

●音訓「鐫戒 ― 鐫める」 ・・・「せんかい ーいまし(める)」
<鐫:セン、え(る)、ほ(る)、うが(つ)、しりぞ(ける)、いまし(める)>
(漢検2)
 鐫:セン ほ(る)・え(る)・うが(つ)・しりぞ(ける) ・・・漢検2には、「いまし(める)」訓ナシ・・・

 *だから、「鐫戒 ― 鐫める」は出題されないかもしれない・・・寧ろ、漢検2掲載の「鐫黜」のほうが出るかもしれない・・・

 「鐫黜 -鐫ける ・・・ せんちゅつ - しりぞ(ける)」 *ま、こっちは「黜」も“しりぞ(ける)”だから簡単かもね・・・

 (漢検2)意味「・・・③ひき下げる。しりぞける。「鐫黜(センチュツ)」」
 (大字源)鐫黜:官位を下げられること。
  *大字源では“しりぞける”という字義はなく、字義④で“官吏の位を下げる”となっているんだが・・・一応、現行訓では“しりぞ(ける)”しかないか・・・。

 (参考1)
 (漢検2)意味 「・・・④いましめる。忠告を与える。」 *漢検2には訓読み掲載ナシだが意味は書いてある・・・
 *「鐫戒」以外の“鐫(いまし)める”に該当する音熟語
 (大字源)
  鐫喩(センユ):深く教えをさとす。いましめさとす。
  鐫説(センセツ):深く勧め一生懸命さとす。鐫喩。
 (参考2・・・既出記事・・・)
 <鐫:セン、え(る)、ほ(る)、うが(つ)、しりぞ(ける)、いまし(める)> *漢検2「いまし(める)」訓ナシ(意味欄にはあり)
 ・え(る)、ほ(る)、うが(つ):鐫刻、鐫録・・・以下、熟語多数。略。
 ・しりぞ(ける):鐫黜(センチュツ)=位を下げしりぞける、鐫職=職をしりぞける、鐫汰=しりぞけ淘汰する
 ・いまし(める):鐫喩(センユ)=深くすすめ切にさとす=鐫説=深くすすめ切にさとす、鐫戒=いましめさとす

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29-2直前 ~ +1~2点のために(高得点者向け)~

2017年10月10日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・一昨日だったか、本当に久しぶりにTVで“サスケ”を見た・・・“サスケ”も20周年を迎えていたんだ・・・“筋肉”番組だけど、思わず最初から最後まで見てしまった・・・今回も?ファイナルステージまで進めた者はいなかった・・・3rdステージまでで全員終了(落伍)・・・
・過去、ファイナル突破者は延べでまだべ4人とか・・・昔、ファイナル突破した人も解説者(もう50歳ぐらいになってた・・・)とか“軍団”の長になってたりして、そういう人たちも番組の盛り上がりに一役買っていたのが面白かった・・・
・でも、一番面白かったのは、出場者の、挑戦・再挑戦に至るまでの研鑽努力する姿とその内容・・・ほとんどの出場者は無名の人だけど、その人たちが人知れず努力している姿・内容をVTRに収めていて、本番前に要所要所でそれを映し出して見せてくれる構成・・・
・“頂上”をめざすための知恵・工夫・努力、挫けそうになる精神との葛藤とその克服内容などなど・・・やってること、やってる分野は違うけれど、“頂上”をめざすということでは一種共通するものを感じた・・・深く、共感と感動を覚える番組だった・・・こういう人たちが“漢検”に興味をもって取り組んだら、アッという間に高得点者になるんじゃないかなと思った(笑)

(高得点者向け)
●洒
・漢検2による「洒」の読み分け・・・整理して再録・・・出ないと思うけど念の為・・・
 <洒:サイ、シャ、セイ、セン、ソン、あら(う)、そそ(ぐ)、すす(ぐ)、つつし(む)>
 (漢検2)
 <洒:サイ、シャ、セイ、セン、ソン、あら(う)、そそ(ぐ)、すす(ぐ)>
 ①サイ、セイ:すすぐ、そそぐ、あらう ・・・洒掃(サイソウ)、澣洒(カンサイ)
 ②シャ:さっぱりとしているさま    ・・・洒脱(シャダツ)、洒落(シャラク)、瀟洒(ショウシャ)
 ③セン:つつしむさま          ・・・洒如(センジョ)
 ④ソン:おどろくさま          ・・・洒然 ⇐ 読みの振りはなかったが、「ソン」の所での熟語掲載なので「ソンゼン」と思われる。
                            (注)「洒然」は、意味によって読み方が多数ある(大漢和)
 <「洒然」(大漢和)>
 ①「おどろくさま」のときは「ソンゼン」 
 ②「つつしむさま」のときは「センゼン」 
 ③「水がそそぐさま」のときは「サイゼン」 
 ④「心がさっぱりしているさま」のときは「シャゼン」 
 (注)大漢和以外の3辞典の読み・意味は、またマチマチでかなり混乱すると思うので掲載は割愛。大漢和以外の読みもある模様。
 <その他>
 「洒如」:大漢和・大字源ともに「センジョ」。字通は「サイジョ」=恭しい。漢字源は熟語なし。
 「洒洒(シャシャ)」:さっぱりと執着しないさま
 「洒洒(ソンソン)」:寒くておののくさま(大漢和)、冷え込む(字通)、「洒淅(ソンセキ)」=寒い(字通)
 「洒腆(センテン)」饗儀を鄭重にすること(=洗腆)(大漢和) 
 ↓
 ●「洗腆」
 <腆:テン、あつ(い)、てあつ(い)、おお(いに)>
 (漢検2)
 <腆:テン、あつ(い)、てあつ(い)>
  意味:あつい。てあつい。多い。「腆贈」「不腆」
  下つき:洗腆(センテン)・不腆(フテン)

  <字 通>洗腆:鄭重にもてなす。用例「・・・自ら洗腆して、致すに酒をもってせん・・・」
  <大漢和>洗腆:鄭重にもてなす。自ら食器を洗って膳を設ける。饗儀を鄭重にすること。「腆」は厚い、多い。

<広辞苑所載の四字熟語から厳選>

恢廓大度(かいかくたいど):心がひろく度量の大きいこと。恢廓も大度も共に度量の大いなることを意味する。
 *恢廓:広く大きなさま。
寛闊念仏(かんかつねんぶつ):信仰のためでなく、だてに唱える念仏。
 *寛闊:①ゆったりしていること。寛大なこと。度量の広いこと。②性格や服装などが派手なこと。だて。
●興言利口(きょうげんりこう):即興の、たくみな言葉
 *興言:興に乗じて言うこと。また、座興に言う語。
●沖和淡泊(ちゅうわたんぱく):沖淡・沖澹(ちゅうたん):①心が潔白で無欲なこと ②やわらかでさっぱりしたこと。
●次第梯磴(しだいていとう):順序と調和。規律と秩序。
●朝祈暮賽(ちょうきぼさい):朝夕に参詣祈願すること
貪愛染着(とんあいせんじゃく):貪り愛しそれにとらわれ染まること。煩悩。
 *愛染(あいぜん):①(貪愛染着(とんあいせんじゃく)の意)むさぼり愛し、それにとらわれ染まること。煩悩。②愛染明王の略。
敗亡怪顛(はいもうけでん):おどろきうろたえること
 *廃忘・敗亡(はいもう):①忘れ去ること。 ②うろたえること。困ってあわてること。
 (参考)敗亡(はいぼう):①戦いに負けてにげること。戦争に敗れて滅びること。②戦いに敗れて死ぬこと。
●不弁分限(ふべんぶげん):不弁と分限。貧しいことと富んでいること。
 *不弁(ふべん):物事が蔽うように処理できないこと。不足がちなこと。貧しいこと。 
  (参考1)不便:便利でないこと。自由のきかないこと。便便利。
  (参考2)不弁・不辯(ふべん):弁舌の巧みでないこと。とつべん。
 *分限:(ブンゲンとも)①身の分際。身のほど。身分。②経済力。財力。③財力のあること。また、その人。富豪。
無始曠劫(むしこうごう):始めのない無限の過去。
 *漢検2:曠劫(コウゴウ)仏)非常に長い時間であること。「広劫」とも書く。
容儀帯佩(ようぎたいはい):容儀と帯佩。みなりとふるまい。
 *帯佩:①太刀などを見におびること。また、その姿。 ②(芸能・武術などで)身構え。作法。身のこなし方。
壅塞阻止(ようそくそし):ふせぎはばむこと。ふせぎへだてること。壅阻。
 *漢検2:壅塞(ヨウソク):ふさぐこと。ふさがること。さえぎること。
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