翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

翻訳常識って?-その2

2005年09月14日 | 英語・翻訳

以前にも書きましたが、情報は氾濫しています。媒体は違っても、昔から同じ。。。

数年前、ある全国紙に通訳と翻訳のレートが掲載されたことがありました。

他の翻訳者(私よりキャリアが長い)と、「こ、これってどこを調べたの?こんなに稼いでいると思われたらタマランたまらん・・・」と驚いたものです。(参考:翻訳料は「直」の場合と「エージェント」を通す場合とでは相当違いが出ます。また分野によって算出方法も異なるのが普通です。)

情報を信じて、夢を持つのはいいとしても、安易に考えるのは禁物。

これは、いつも授業で言っていることですが、

「翻訳(に限らず、すべての職業にもあてはまる)で食べていくって、言うのは簡単だけど実際には大変なこと。アルバイト程度ならすぐなれるかもしれませんが、生活を支える収入を得たいなら腹をくくらないとダメ(古い表現ですね^_^;)」。

こういう辛口はあまり言われたことがないのか?最初は皆さんビックリされます。

誤解のないように補足しますが、これは積極的に「夢を壊す」行為ではなく、

夢にすがっているばかりでは夢は実現しない、と言いたかっただけなのです。

こういうのって、ちょっと厳しいですか?

 

Comments (7)
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