以前にも書きましたが、情報は氾濫しています。媒体は違っても、昔から同じ。。。
数年前、ある全国紙に通訳と翻訳のレートが掲載されたことがありました。
他の翻訳者(私よりキャリアが長い)と、「こ、これってどこを調べたの?こんなに稼いでいると思われたらタマランたまらん・・・」と驚いたものです。(参考:翻訳料は「直」の場合と「エージェント」を通す場合とでは相当違いが出ます。また分野によって算出方法も異なるのが普通です。)
情報を信じて、夢を持つのはいいとしても、安易に考えるのは禁物。
これは、いつも授業で言っていることですが、
「翻訳(に限らず、すべての職業にもあてはまる)で食べていくって、言うのは簡単だけど実際には大変なこと。アルバイト程度ならすぐなれるかもしれませんが、生活を支える収入を得たいなら腹をくくらないとダメ(古い表現ですね^_^;)」。
こういう辛口はあまり言われたことがないのか?最初は皆さんビックリされます。
誤解のないように補足しますが、これは積極的に「夢を壊す」行為ではなく、
夢にすがっているばかりでは夢は実現しない、と言いたかっただけなのです。
こういうのって、ちょっと厳しいですか?