翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

教える側の悩み-その2

2006年05月11日 | 教室

「教える側の悩み」は、05年4月に書いた記事ですが、最初に引用します。

悩みます。生徒にアドバイスすべきかどうか。

授業を通して、自然にその生徒の特質、クセ、適性などがわかるようになります。
生徒の側から相談を持ちかけてくれれば、その場でアドバイスできるのですが、そうでないと機会がありません。

かと言って、私の方から「○○さん、少し時間ある?」ということも憚られます。
以前、翻訳学校時代、ちょっとしたアドバイスをしようと思って↑と言ったところ、反対の意味にとられてしまい「何かしましたか?」と驚かせてしまいました(^_^;)

それ以来、生徒の側から申し出がない限り、アドバイスしたくてもブレーキがかかってしまいます。(もちろん授業中に(皆の前で)話せるものは話しています)

教師たる者、「単に授業時間に教えていればいい」とは思っていません。教室でお会いするのも何かのご縁ですから、できるだけ能力を伸ばしていって欲しいと思っているのです。

でも、ときどき、私の片思いかなぁと思うことも((+_+))

当時は、自分を信じて疑わなかったのですが(汗)

よく考えると、すべて価値基準が個々違うのと同じで、

アドバイスの要否にも、生徒には生徒の尺度があり、必ずしもそれが私の尺度と一致しているわけではない、とあらためて思います。

つまり、

「アドバイス?いりません。」

「自分のことは自分で考えます。」

という人がいるのも当然といえば当然なのです。

もちろん、その人のためになる、上達させたいと思ったからこそなのですが。

現在は、希望者のみにアドバイスするという方法をとっています。

短時間ではあっても、1対1で話す機会はとても貴重で、その人の特性に応じた助言をすることができると思っています。(反対に、こんな経営じゃダメですよ、と助言?されることもある…

 

 

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Comments (2)
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