翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

二足のわらじ

2005年02月23日 | 英語・翻訳
翻訳と翻訳教育の2足のわらじをはいています。
大変でしょう?とよく聞かれますが、答えは「いいえ!」

何しろ楽しいのです。
人に教えるということが性に合っているようです。
「授業はとても楽しい!」と生徒の皆さんがおっしゃって下さいますが、私も楽しいのです!

生徒さんのほとんどが法律は何も知らない状態でクラスに入ってきます。
その方たちがクラス終了の頃には見違えるように成長しています。
それを見るだけでも嬉しくて・・・。

数年前、(学校で教えていた頃)リーガル1期生の夏休み明けの授業に取材が入ったことがありました。
その記者さんが「皆さん、何期も学習しているのでしょうね。」とおっしゃったのです。
「とんでもない!皆始めてなんですよ!」
第三者からも皆の上達ぶりがわかったんだ!と、非常に嬉しかったです(^_^)

「では、教える方だけにしたら?その方が儲かるでしょう?」と言われることもあります。
儲かるかどうかは別にして(汗)、翻訳を通していろいろな方面の知識を吸収し、その都度知的好奇心を満足させていくことができます。
また、最先端のビジネス事情に触れ、いろいろな経験を積み、需要の動向を把握し、それを授業でアウトプットするのです。もちろん守秘義務がありますから内容には触れられませんが、精神的エネルギー源です。

ですから、私にとって翻訳実務と翻訳教育はどちらも欠かせない車の両輪なのです。
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