
「親爺君、今日は一日会議ご苦労だったね」

「日本に居ながら、一日中、英語はつらいっす!」

「今日は1品2杯くらいだったら付き合えるぞ」

「先輩!、ほんとですか?うれしいなぁ」

「君ぃ、私がうそなんかつくかね」

「先輩、そういうわけではないのです。このところ先輩はお忙しそうでなかなか一緒に過ごす時間が取れなかったので、嬉しくて」

「君も、口がうまくなったもんだね」

「ち、違います、だってぇ、先輩のこと大好きなんだから」

「き、きみぃ。急に何を言い出すんだね。」

「先輩とならどこまでも一緒でもかまいません。」

「私は魚金に行きたいのだが。」

「じゃぁ、ゆりかもめに行ってみますか!」

「すみません、いま一杯です。」
いいんですよ、そんなこともあろうかと思ってました。

「先輩、行ってみたいお店があるのですが、そこでいいですか。」

「親爺君となら、どこでもいいよ」

「君ぃ、何んで顔を赤らめているんだ」

「だって、だってぇ」

「先輩、つきました」

「早いねぇ」

「お好きなところへどうぞ」

「君ぃ、ガラガラだけど大丈夫かね」

「先輩、飲むしかないっしょ」

「だな」

「先輩、これはトロ箱なのでひじを突かないで下さい。ひっくり帰りますよ。」

「なんて失礼なやつなんだ、。私がそんなドジだと思っているのかね。」

「・・・」

「親爺くん、今日は1品2杯までといったのにどうしてこんなに頼むのかね」

「いえ、お刺身一人一品ずつです。お浸しは野菜だからカウントしません。」

「そ、そんなもんかね、まぁ、いいか」

「先輩、”まぁいいか”は私のきめ言葉なんだから勝手に使わないで下さい。」

「そういえば、今週の内部打ち合わせでも、まぁいいかっていってたなぁ。思わず笑いそうになったぞ。」

「先輩に笑っていただけるのであれば本望です。」

「親爺君、さっきと景色が違うのだが。」

「気のせいですよ。あぁ、塩辛を追加でお願いしました。」

「何を云ってるんだ君は。飲み物のことだよ」

「ハイボールですけど、何か?」

「何故、そんなものを飲んでいるんだね」

「だって、先輩が今日はビール2杯までっていうから・・・」

「君はもう2杯飲んでしまったのかね。」

「ですよ」

「私は今日は早く帰るんだ。君に付き合ってやってるだけなんだからな!」

「だから、先輩のこと大好きなんです

」

「ところで、君のハイボールには何かはいっているけど大丈夫かね」

「納沙布ハイボールですよ。」

「私が飲んでみてあげる」
ゴクゴク・・・・・

「どうして、全部飲んじゃうんです」

「だって、美味しいんだもん」

「ジャガバター塩辛もいけるねぇ」

「ですね。でもそろそろ帰らないと」

「だな」

「大好きな先輩、また付き合ってくださいね

」
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『
根室食堂 新橋店』
東京都港区新橋2-18-4 磯部ビル
・新橋駅銀座口から30秒(信号待ちを除く)
営業時間:11:30~25:00(LO:24:30)
定休日:年中無休