【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

クマを想う

2010年06月18日 | 徒然日記
高知より大阪を経由し京都に戻った。

高知に行ってる間に京都も梅雨入りしていた。

車を駐車場に停めて会社のビルの屋上を見上げるも、もうクマは覗いてくれていない。すぐに屋上に行ってクマの犬小屋に線香をたてて焼香した。小雨が降っていた。

信じがたい事だが、これまで何年も屋上で住んできたクマが屋上の鉄格子の隙間をぬって地上に落ちて死んだ。耳はきこえなかったが、目もよく見えてなかったのか・・・クマよ。

動物が自殺をすることなどありえないと云われるが、クマは自分の死期を知って行動したのではないかと思ったりする。家族に迷惑をかけたくないと考えたのではなかろうか。

死ぬ数日前はもう階段も登れなかったらしいクマ。しかし亡くなる前日はなぜかすごく元気だったとオフクロが言っていた。

今、函館のマンションに滞在している親父、クマを最も愛した親父の心痛を想い、週末よりオフクロも函館に飛ぶ事にしたようだ。二人でゆっくりしてほしい。

クマ、16年間、本当にたくさんの思い出をありがとう。お前はいつまでもずっとオレたちの心の中で生きつづけるからな。