【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

白浜放浪2013年の瀬 『 正月用のサカナを獲りにいこう~ 』

2013年12月30日 | 旅三昧!釣り三昧!
年末最後の釣りをしようと、1泊2日で雑魚釣り基地へ出向いた。

冬の南紀白浜は山から吹く北西風が強く、海況コンディションが悪い日が多いのだが今回もその例外ではなかった。

初日、午前中に基地へ移動。

白浜手前の『すき家』にて朝飯を食べた。そこで初めておろしポン酢の牛皿定食を頼んだのだが、これがなかなかイケることを知った。

陸に吹く風が強く沖に出ても厳しいだろうと思いつつ出港したのだが、案の定、普段行くポイントまで辿りつけずかなり波が高く船が跳ねるので怖くなりすぐに帰った。



仕方がないのでプレモルを飲みつつ昼寝し、その後、基地の年末清掃をし、スーパーで『こてっちゃん』と『野菜炒め用の野菜パック』、そして『赤ナマコ』を見つけ購入。

久しぶりの赤ナマコが美味い!

夜、友達が電話で話すとおり、焼き鳥の缶詰の蓋を少しだけ開けてコンロの真ん中に備え、弱火をかけると香ばしい匂いがとても良く、これからしばらく缶詰マニアになりそうな予感だ。

それを食べながらレモンチューハイを飲んだ。

船で食べるためのおにぎりを3つ作って寝た。

翌日、基地から外を見るとほんの少しだけ波風がマシになっているようだ。

急いで出港だ。



今年最後の南紀白浜の日の出である。



空が高い。

残念ながら沖に出て一番近いポイントにはどうにかこうにか辿りついたが、白波が強く船が揺れる揺れる。

ジグは僕の鉄板であるレクターの150gを使用した。

潮が驚くほど速く、一度底を取るまではなんとかなるが、しばらくしゃくったあともう一度底を取ろうとすればなかなか底が取れなくなってしまうほどである。二枚潮のようだ。

いつもの手法で底を取ろうと船を微速でバックさせながらジグを投下すると波が船にぶちあたりとても怖い。

こんなところで海に投げ出されたら大変である。

もう今日もムリかもと思いはじめた頃、いきなりがつんときた!

底より少し上だったが、斜めにラインが出ていたので定かではない。

竿が重い!

途中何度となくドラグが鳴りラインが出ていく。

強いひきである!

尾びれが黄色いぞ‼︎

ようやく上がってきたのは想像した通り青物であった。

どうにかこうにか船に寄せ、タモに引き入れることが出来た。





ワラサである。

今月頭に釣ったワラサより重い。まるまると太っており5キロ近くはありそうな重さである。

これで大晦日の我が家恒例の鍋はぶりしゃぶに決定した!笑

この一匹で十分、波に翻弄されながらも船を操り帰還した。


家に帰りワラサを捌き、その半身を刺身にした。そしてカブトとハランボは塩を振って焼いて食べた。背骨や血合いのアラは白ネギとともに味噌汁にした。

美味!

大きいサワラなので半身でも家族4人には十分の量であった。


しかし、今年は本当に僕の中で大きく発展した趣味としての釣りであった。

ふりかえれば今年始に知人より勧められて始めた一つテンヤにはまりにはまり、秋に訪れた沖縄の釣り旅にてスロージギングの超越した面白さに虜になった。

この2つの釣法を来年も楽しんでいこうと思っている。

一つテンヤは春先のノッコミの季節から再開するとして、この冬は未だ釣り上げれていないあの大物狙いにスロージギングで海を探っていこうと思っている。