じっと喪に服しているよりも気晴らしに海にでも行ってこいと親父なら言うだろうと思い沖に出てきた。
着いた夜は雑魚釣り基地にて親父を想い独り酒を飲んだ。基地のTVの傍にかつて親父オフクロが行ったのであろう和歌山城の入場券の切れ端が残っていた。置かれていた南紀のガイドブックを見ると熊野や串本の方へも2人で行ったみたいだった。
翌朝はやはり予報と変わらず小雨模様の中、合羽を着込んで出港だ。
幸い波はなく風も落ち着いていた。
水深90-180メートルまでをシャクったのだが、海は流れており魚の反応あり。
ハマチ→ ハマチ→ タチウオモドキ→ レンコダイと釣れた。
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タチウオモドキはやはり水深180メートル近い深いところが生息域だ。デカく長いのでかなり重かった。
そして水深120メートルに移動してジグを落としたところでガツン!
ドラグが出る。
しかし久米島マグロのために準備していたタックルである。全然平気だ。
そしてカンパチが上がってきた。
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雑魚釣り沖ではなかなかカンパチに出会えないので嬉しい限りだ。
まだ11時くらいだったがもうこの時点で持ち帰るには充分だったので無駄な釣りはせずに早めの納竿として帰港した。
家に帰りタチウオモドキをタタキと塩焼に。
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なかなか美味かった。
釣りロマンを求めて〜