【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

琉球放浪2022新春 『 群青色の海に棲む怪魚にコテンパンの巻 』

2022年01月06日 | 旅三昧!釣り三昧!
2022年1月3日:

伊丹空港駐車場の空きと高速道路の渋滞状況を考慮して少し早めの朝に家を出た僕だったが、何ら全く問題なく国際線フライト並みの時間的余裕を持ちつつ伊丹空港に到着。ロッドケースとドカットケースを追加料金を払う事なくカウンターにて預けた。着替えや諸々は全てバックパックに背負って機内持ち込むという前回学んだ追い金なしのベストスタイルである。

この時期、関西では2.3℃という凍れる寒さも久米島は20℃前後の様子にて、荷物になるダウンジャケットはクルマのトランクに置き去りにしその代わりに昨年アメ横で求めた黒のGジャンを引っ掛けて飛行機に乗り込んだ。

今回の釣行は明日と明後日の4-5日、島周りの近海にてジギングでデカいカンパチを釣るというのが主目的である。あわよくばアカジンやミーバイ、イソマグロやスマガツオらにも出会いたいものだ。

昨年からの沖縄エリア軽石漂流の問題もあり、浅場の魚が大量に死んだという話もうみんちゅ仲間より耳にしていたが、今回は大物を狙うべくいつもより重めの200-300gのジグを中心に用意してきた。

深場にて使用すべく用意した電動タックルには300gのセミロングジグ(ブースF/SL)にフロントフックだけセットして早巻きしてやろうと目論んでいる。こちらにはPE4号が巻かれている。このタックルでは小細工はせず、一定の速度で底から中層までガンガン自動巻きしつつジグを派手にスライドさせてやるつもりである。

そして色々と考えていたのだがメインタックルは、やはり前回この地にてキハダマグロとの戦いを制したタカミテクノスmozとブルーヘブンのPE3号を用いる事にする。ジグはスピンドルN250g、ビーラインスキム300g、カイ300g、レクター240g、アーク260g等でやってみようと思う。コチラは上げ下げ自在に出来得る全てを試すつもりだ。

又、サブタックルにはBEATのプロパゲート4オンスTYPE-Sにソルティガ1500HGとする予定。コチラは水深に応じて少し軽めのジグをフォール中心に扱おうと思っている。アビス180gからヒデヨシ200gまでを根魚を意識したスローピッチで探ってみるつもり。このタックルにもしデカンパチが食らいつくと苦戦するかもしれないが水深120メートル以下の海で活用させたい。

いずれのタックルもドラグはきつめに根擦れを出来るだけしないように魚が掛かれば猛烈に底から魚を剥がすつもりだ。

早めに着いた伊丹空港だが朝ビールは封印し、那覇空港でのソーキソバからと我慢した。

当初はフェリーで那覇から久米島に渡るつもりであったが、月曜日は午後のフェリーが運休との事に途中で気づき那覇から久米島への往路は飛行機を利用する。

那覇への機内にて果たして今年はいつになったら海外渡航出来るのかを考える。オミクロン株が全世界で猛威を奮っている現状、3回目のワクチン接種と日本入国に於ける隔離期間の短縮が必須となろう。今年は営業スタッフ各位に具体的ターゲット見通しを毎月初に提出してもらい、個々の営業活動に今まで以上にcommitしていこうと考えている。

今年の元旦は喪中という事もあり恒例の伏見稲荷初詣は中止し、オフクロを連れて雪が残る西蓮寺へ墓参りに。そして2日は堺の嫁の実家へ日帰りで挨拶に伺ってきた。年末の南紀白浜で得たマハタは家族の多い堺に持ち込んであら煮を作り、刺身の為の半身は塩をして水を抜き真空パックにして進呈してきた。必ず美味いはずである。

機内から桜島が見える。山頂傍から白煙が起っているのがわかる。 そして鹿児島の九州1番南端に綺麗な三角錐の小さな山が見て取れた。なんていう名前の山なのだろうか。

またしばらく、機内MAPと窓からの景色を照らし合わせると僕の乗った飛行機は今ちょうど屋久島上空を跳んでいるようだ。




那覇空港に降り立つと気温21℃と即座に半袖モードである。JTAのチェックインを済ませて荷物を預けたらオリオンビールで沖縄そばだ。本当は1階にあるベタな食堂で食べたかったのだが飛行機が遅れ、チェックインに時間がかかりあきらめて売店そばのレストランにて。

久米島空港に着くと相変わらずの旧友ナカが出迎えてくれた。

今回はイーフコンドミニアムという安くて居心地の良い宿泊施設に泊まる。ウィークリーマンションの作りである。今後はココを利用しようと思った。

夜は翌日釣りを共にするリョーマとミサキも加わり以前はなかった『食バル』という店で泡盛を飲んだ。

出されたソーメンチャンプルが至極美味かった。

2022年1月4日:

朝7時に迎えに来てくれたナカのクルマでコンビニで船上メシとビールを買って船に向かった。






今年初釣りである。

素晴らしく気持ちの良い朝である。





この日、さまざまなポイントでジグを落とすが、この海はやはりスケールが違う。

魚がデカすぎてラインブレイクしてしまうのだ…

僕も一匹目はどうにか上がられそうに思えたもののリアフックのアシストラインを2本ともぶち切られ、二匹目は相手が強すぎて前回30kgのマグロを揚げたタックルを用いても魚の引っ張る力を抑えられず無念のリーダーブレイクとなった。

用意してきた250-300gのジグをことごとくロストするという始末である。

同乗のナカ、リョーマ、ミサキも掛かる魚がデカく取り込めない。

この海は一体なんというスケールなのか… 驚

この夜は『亀吉』という居酒屋にて泡盛を飲みながら完膚なきまでやられた釣行の反省会を行った。

島ラッキョウが美味い。

しかし身体がギシギシである。

2022年1月5日:

昨夜は21時には寝落ちしてしまい夜中の2時に目が覚めたので、深夜にビールを飲みながらジグに強力なフックを着け直した。

もう細かな魚は狙わない事とした。

15kgのカンパチを取ってやろうと目標にしてやってきたのだが、掛かる魚はそのサイズではないのである。恐らく2.3倍に違いない。

昨日は船中2度もアシストラインをぶち切られるという前代未聞のアクシデントを防ぐべくワイヤー入りのシングルフックを300gのブースFSLにセット。これを先ずメインに使う事にする。その他のジグにも全て強力なシングルフックを装着した。

魚を掛けても取れないというこの事態をどうすれば打開できるだろうか。水深200メートルから怪魚をどうやって取り込めるであろうか。

我がベースである南紀白浜とはあまりにスケールが違うのだ。

この日も沖に出て一投目でラインブレイク。早くもブースFSLを失った。

その後は丸一日、ジギングに魚がなかなか反応せず、僕は良型のミーバイ、カッポレ、水深250メートルから船長が美味いという赤い魚を釣り上げた。

夜は具志川の『桐野』で焼肉を食べた。相変わらずこの店のホルモンは美味かった。

シークワーサーで割った泡盛を炭酸で飲む。

残念ながらこの旅の目標にしてきたカンパチには出会えなかったけれども最高な時間を過ごせているとフワフワに酔っ払いながら感じていた。

目標というものは簡単に成り立たないほうが良いのかもしれない。

オミクロン株が米軍基地より波及してこの地沖縄も大変な事になってきた。米軍には腹立たしい気持ちで一杯だが遅かれ早かれこういう事態となったであろう。

長女マイからオミクロン株を気をつけるようにとLINEが入る。わかっていると答える。

正月明け、半袖で楽しめた久米島雑魚釣り釣行。笑顔を共にしてくれた仲間に感謝である。

しかしシャクりすぎてカラダがバキバキだな…

また来ます!久米島








最新の画像もっと見る

コメントを投稿