p12
とうもろこし
1 とうもろこしは味が甘くて性質がやさしく、大蔵経と胃経(胃につらなっている経路)に入る。脾臓と胃を調和させて食欲を増進させ、濁ったものを出して小便が上手く出るようにする。
2 とうもろこしをゆでて子供に食べさせたら、消化不良を治めることができる。常に便秘がある人や老人にも良い。
3 とうもろこし . . . 本文を読む
p11
ソチェ(暑瘵)の食べ物原則
※서채(暑瘵):中医学の六淫(風、寒、暑、湿、燥、火)のうち、暑邪に相当。
1 ソチェは蒸し暑い時に外からスプサ(湿邪)を受けてできることで気が上焦に滞った肺の血絡を損傷するので血が上にあふれる症状だ。
2 肺をきれいにして止血作用をする食品をたくさん食べ . . . 本文を読む
p10
風邪をひいたときの食べ物の原則
1 風邪にかかった時は、原則として薄味でやわらかい食べ物を主に食べなければならない。米粥、とうもろこし粥、重湯、杏仁粉、レンコン仮根粉、新鮮な野菜、果物などが適当だ。
2 夏に風邪をひいた時は、緑豆を煎じた液か、金銀花で、菊花茶、露根茶などを飲んで熱を冷まして暑気あたりを除くように . . . 本文を読む
p9
血
何首鳥(ツルドクダミ)
阿膠(アキョウ)
地黄(ジオウ)
桑椹子(ソウジンシ)
竜眼肉(リュウガンニク)
1 血が虚弱ならば顔にツヤがなくて、唇、爪などが白く、頭と目がくらむようで目の前がちらついたり、胸がドキドキして寝られなくて、精神が活気に満ちなくて、舌の色がうすいなどの症状が現れる。
2 血 . . . 本文を読む
p8
補気薬食
大棗(ナツメ)
扁豆(レンズ豆)
黄芪(オウギ)
甘草(カンゾウ)
山薬(ヤマノイモ)
党参(トウジン)
高麗人参
高麗人参は野生と栽培の二種類に分けることができる。そのうち、野生自然人参では韓国で採れる高麗産と、中国東北地方吉林省で採れるものが有名だが、補薬中で薬効が最も優秀だ。 . . . 本文を読む
p7
漢方薬の服用方法
1漢方薬は一般的に一日に2回か3度服用する。
2煎薬はたいてい暖かくして飲んだ方が良い。
3煎薬を冷まして服用しなければならない場合もある。熱による嘔吐を治療する時は煎薬をしっかり冷まして服用するが、こういう場合は多くない。
4薬を服用する時間は食事時間と関係が深い。単に薬品の吸収速度に影響を及ぼすだけでなく薬益作用を変えることもある。
5保養す . . . 本文を読む
p6
妊娠中に薬を使う時の禁忌
ハンミョウ
ガマガエル
蕪
ウキヤガラの根
ヒル
チョウセンタカトウダイ
カンツイ(甘遂) ※ナツドウダイ
フジモドキ
1 毒性が強い薬; 胎児に有害な作用をしたり流産を起こすことがある。ハンミョウ、蕪、ヤマトリカブト、馬銭子(まちんし)、ガマガエルなどだ。
2排泄させる力が強い薬; 下痢をさせたり利尿させる力が強くて骨盤腔内の . . . 本文を読む
P.4
五穀
小麦は苦味
大豆は鹹味
うるち米は甘味
胡麻は酸味
粟は辛味
五果
ナツメ 甘味
スモモ 酸味
栗 鹹味
アンズ 苦味
桃 辛味
五肉
山羊肉は苦味
牛肉は甘味
犬肉は酸味
豚肉は鹹味
鶏肉は辛味
五菜
冬葵は甘味
ニラは酸味
豆の葉は鹹味
らっきょうは苦味
ネギは辛味 . . . 本文を読む
p2
薬食同原
韓医薬食学説は薬品と飲食の関係に関する学説だ。韓方医学では薬食同原、薬食互補、薬食互用といって、薬と食べ物の間に厳格な境界がない。この二種類を配合して使用することによって養生して病気を治療することが韓方医学の明確な特色の中の一つだ。 . . . 本文を読む