全50話。長かったですが飽きずに見ました。というのも、この辺りの歴史をあまり熟知していないので、ああそうだったんだーという感じで見ました。
フビライは、モンゴル帝国の第5代ハンであり、元を建てた人物です。チンギス・ハンの孫に当たります。
歴史ドラマなので、どうしても歴史をなぞることに力が入れられ、ドラマとしての描き方や俳優の演技という面でどうかというと、超優良とはいえなかったと思います。
戦闘シーンなどは非常に迫力があり、またモンゴルの風俗というのが私にとっては珍しく、髪型・服装・建物など大変興味深く拝見しました。
前半は、フビライの伯父オゴテイが大ハンの時代(2代目)で、やがてその伯父が亡くなり、後継争いが起こります。オゴテイの妻トレゲネがこの後継争いで暗躍します。順当に行けばオゴテイの弟で軍を任されていたトルイが3代目になるところを、トレゲネの陰謀でトルイが死に、トレゲネは何とかオゴテイ家の系列で大ハンを継続し続けたいと考え、トルイ家の子であるフビライたちを葬ろうと画策します。
中盤は、トレゲネの息子グユク(3代目大ハン)も死亡し、フビライの兄モンケが第4代目大ハンとなるが、モンケは心の隅でフビライを恐れ、末弟のアリブガがモンケの不安をけしかける。これが史実かどうか私は知らないが、一人の女性をめぐって、アイブガとフビライが三角関係になり、結局その女性がフビライの側室になったことで二人の仲は決定的に決裂する。
後半は、モンケの死後の後継争いが中心となり、最後にフビライが元を設立するまでを描いて終わる。
フビライを演じたのはフー・ジュン (胡軍)。
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