面白いと思ったらすぐに終ってしまった。
イ・ドを演じたハン・ソッキュ。最初は王様キャラではないなあと思った。しかし、戦いを好まない文民政治の王としてふさわしいキャラだとわかった。
独自の文字を持つということがそんなに大変とは日本人には感じられないはず。だが、韓半島におけるその大変さを知ることができた。
ハングル文字は、人の発声を体系化してつくられた科学的な文字である。文字は素晴らしいのだが、残念なことに多くの単語が中国語に基づいていて、例えば日本なら、「山」とやまとことばの「やま」とも読むし、中国語由来の「さん」とも読み、「やま」はいまだに健在であるが、韓国では「山」は「さん」だけが生き残っているようだ。
密本のボスを演じたユン・ジェムンは、憎たらしい敵役にぴったりで、チョン・マルセンという政府高官を演じたイ・ジェヨンは朱蒙のときもそうだったが、この手の役をやらせたら右に出るものが無いという感じ。
元々、チャン・ヒョクつながりで見始めたわけだが、カン・チェユンの役は、ザ・チャン・ヒョクという感じで、一途に一人の女性を愛し平凡な幸せを望みながら、鋭い観察力と勇気で時代の波の中を生きる男っていう感じでした。
密本とは何かとか、当時の時代における儒者の位置づけなどがイマイチよくわからないままに見てしまったので、最初のうちはよく理解できなかったように思う。もう一回最初から見た方がいいかも。
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