TacoToma

タコとトマトが好き。
つまり食べることが好きってことです。
プラス、最近は韓国ドラマ関連も書いています。

TacoTomaの韓国ドラマ評価 ~7点

2022-11-07 16:58:19 | 韓国ドラマ・映画

韓国ドラマを見始めて約1年になったころ、このコーナーをまとめ始めました。

次、何を見ようかと迷っていたとき、はたと考えさせられて・・。

他の韓ドラファンの方のレビューやランキングを参考に借りてみるのですが、これがなかなか私の趣味には合わないのです。趣味は人それぞれだからなあ。

私も自分なりの評価を整理しておこう! ってことで、まとめることに。

ちなみに私は、どちらかというと理屈っぽい方かも。ですから、単純なラブコメはあまり好きではありません。

10点満点 ※ただしまだ初心者なので、現在の最高点は8点(今後もっとすごいのがあるかも知れないから余裕を持たせています)

点数の意味については→コチラ

★2022年11月7日 更新

 

シグナル (9点)

●ジャンル:サスペンス (2016年 tvN)

●イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌン 主演

自分の兄が無実の罪をきせられて自殺したという過去を持つパク・ヘヨン(イ・ジェフン)は優れたプロファイラーで刑事。その彼が音に気付いてゴミの中から拾い上げた無線機で、過去にいる刑事イ・ジェハン(チョ・ジヌン)との交信を始める。未解決事件専門チームの女刑事チャ・スヒョン(キム・ヘス)は失踪した恋人イ・ジェハンが殺されているのではないかと思い、白骨遺体があがるたびに解剖の現場に駆けつけていた。無線の交信とヘヨンの優れたプロファイリング力がからまって、次々に未解決事件や葬られた事件が明かされていくのだが、最終的には、ヘヨンの兄の事件と、ジェハンの行方が明らかになっていくという大きな流れになっている。
現在と過去の映像が交互に出てくる描かれ方はかなり複雑で、話の内容も複雑なので、見る方はついていくのが大変だが、実に巧妙な構成でやっぱりドラマはまず脚本が優れていないと・・と思わせられる秀作だ。

 

記憶 ~愛する人へ~ (9点)

●ジャンル:サスペンス (2016年 tvN)

●イ・ソンミン、キム・ジフ 主演

あの「魔王」のキム・ジウ脚本、パク・チャンホン監督作品。アルツハマーを発症した敏腕弁護士パク・テソク(イ・ソンミン)が失われゆく記憶の中で、いかに人生を生きるか、そして、それを知った家族や部下が彼に対してどう向き合っていくかを描きながら、ある事件の真相を明らかにしていく。その事件とは、テソクが15年前に亡くした子供のひき逃げ事件。犯人がわからず時効をむかえようとしているこの事件の真犯人を明らかにしたいというテソクと前妻で検事のウンソン(パク・ジニ)は、この事件が元で離婚した経緯がある。テソクは再婚して妻ヨンジュ(キム・ジス)と2人の子供と暮らしているが、忙しくてあまりかまってやれていない。しかし、夫の異変に気付いた妻ヨンジュは優しく大きな心で戦う夫を支える。また、テソクの部下二人も異変に気づき、かれをサポートしようとする。事件の謎解きとアルツハイマーの進行が絡み合いながら、ドラマが展開。全体としてじんわりと心に沁みるストーリーになっている。

 

今、別れの途中です (8点)NEW

●ジャンル:ラブストーリー (2021年 SBS)

●ソン・ヘギョ、チャン・ギヨン 主演

ハ・ヨンウン(ソン・ヘギョ)はアパレルメーカーに勤めるキャリア・ウーマン。彼女には恋人と死別した過去があった。彼女の前に現れた謎のフォトグラファーが、実はその恋人の弟で・・・。という設定の中、ヨンウンと弟のとても難しいシチュエーションでの恋と、ヨンウンの2人の親友がそれぞれ抱える出会いや別れが丁寧に描かれている。もちろん韓国ドラマ的な部分もあるものの、現代女性にありがちな心の葛藤が比較的しっとりと描かれていた。

 

ドリームハイ (8点)

●ジャンル:青春ドラマ (2011年 KBS)

●ぺ・スジ、キム・スヒョン、オク・テギョン 主演

タレントを目指す若者たちが集まるキリン芸能高校を舞台にした青春ドラマ。ヘミ、サムドン、グクという訳ありな3人の生徒が、デビューにこぎつけるまでのストーリーが描かれる。
と、まあ大筋は単純な青春ものだけれど、ヒロインのヘミ(ぺ・スジ)は性格が良くなかったり、演技派のキム・スヒョンはぼくとつな田舎出身のサムドン役を見事に演じているし、ストーリーのポイント、ポイントで挿入される歌やダンスのシーンは非常に見ごたえがあるし、少し異色で力の入った作品に仕上がっている。
高校の理事長役でぺ・ヨンジュン氏が出ている。また、3人を育てる先生役のオム・ギジュンもはまり役だ。

 

魔王 (8点)

●ジャンル:サスペンス (2007年 KBS)

●オム・テウン、チュ・ジフン、シン・ミナ 主演

タロットカードに秘められた謎を、サイコメトラーであるヘイン(シン・ミナ)の能力を借りて解き明かして行くストーリーが実に複雑で、一度さらっと見ても理解できない(賢い人は理解できる?)。この複雑な脚本を書いたキム・ジウさんのすごさを感じた作品。
2017年12月にこのドラマを再度見てみた(実は3回目)。やはりすごい作品だ。筋書きを知っていて見ても引き込まれるし、この頃(2004~2009年くらいまで)のドラマは音楽も個性的だ。ただ、このドラマのテーマ、上手く書けないけど、罪を犯しても懸命にその罪と向き合って生きるのが正しいのか? とか、罪を犯しても故意でなければ許されるのか? といった問いかけは重苦しい。

 

朱蒙 (8点)

●ジャンル:史劇 (2006-2007年 MBC)

●ソン・イルグク、ハン・ヘジン 主演

高句麗建国の壮大な歴史ロマン。全81話でとても長い。韓半島の歴史の源流を知ることができる。チュモンの母ユファを愛するがゆえにチュモンを寵愛したクマ王。そのクマ王の実子テソ王子とチュモンが対立しながら、高句麗をおこすストーリー。ソン・イルグクはもちろん建国者にふさわしいオーラを放っているが、多数の豪華キャストがそれぞれに個性を発揮して見応えがあった。

 

ファン・ジニ (8点)

●ジャンル: (2006年 KBS)

●ハ・ジウォン 主演

妓生の一生を描く。妓生というものの文化や、韓服姿の女性の美しい立ち居振舞を知るのによいドラマ。強い気性と天性の踊りの才能に恵まれたジニが、愛と芸に全力を注いで生きる姿が逞しくもあり、悲しくもある。
(2010年10月追記)今「大長今」を見ていますが、強い気性のジニの魅力をあらためて感じます。ハ・ジウォンの目が良かった。

 

ミセン (8点)

●ジャンル: オフィスドラマ(2014年 tvN)

●イム・シワン、イ・ソンミン 主演

仮採用の若い商社社員を中心に、会社の不条理の中で戦う人々を描いたドラマ。主人公のチャン・グレ(イム・シワン)は子供の頃に囲碁の才能を認められていたが、お父さんが亡くなって囲碁の道をあきらめる。囲碁ばかりしていたので彼は大学も出ておらず、何とかコネで商社のインターンになる。最初は大勢のインターンがいて、しばらく働いてからプレゼンテーションの機会があって、そこで何とか4人の仮採用に残るのだ。グレ以外の3人は大卒で、それぞれ優秀で、最初は大学を出ていないグレのことを少し馬鹿にしているが、だんだんと仲よく同志となっていく。グレが配属された営業3課のオ課長(イ・ソンミン)は人間味あふれる良い上司で、囲碁の経験のみを活かしてひたむきに頑張るグレを認めてくれる存在。そんな中で、いろんな出来事が勃発し、それに対処していくのだが・・・。
配役が非常に適材適所、色恋沙汰はなし、主人公のチャン・グレはおとなしくて無表情な感じと、韓国ドラマとしては異例づくめだけれど、面白い。

 

仮面の王 イ・ソン (7点) 

●ジャンル:史劇 (2017年 MBC)

●ユ・スンホ、キム・ソヒョン 主演

仮面をつけて育てられた世子、イ・ソンが、その仮面の秘密や、辺首会という裏組織にあやつられる朝廷に疑問を感じて、仮面をはずしてお忍びで街に出、秘密をあばいていく。仮面をいいことに影武者をたてているうちに偽物が王に即位したりと、なかなかドラマチックで、裏組織の頭領の孫娘が世子に一目惚れして、何かと世子を助けてくれる。しかし世子が好きなのはカウンという重臣の娘で、影武者になってくれた青年もカウンが好きで、とラブストーリーもからんで、楽しく見ることができる。

 

君の声が聞こえる (7点) 

●ジャンル:法廷もの (2013年 SBS)

●イ・ボヨン、イ・ジョンソク 主演

ヒロイン、チャン・ヘソンは高校生の頃に、ある事件に遭遇し、目撃者として容疑者からの復讐を恐れながらも勇気を出して証言した。一方、この事件の被害者の息子には、人の心が読めるという超能力がある。
高校生になった超能力少年パク・スハと、国選弁護士となったヘソンが再会し、やがてかつてヘソンの証言が決め手となって服役していたパク・スハの父を殺したジュングクが出所する。
国選弁護士1年生として面倒な案件の弁護に苦戦するヘソンを、スハの超能力が助けるという形で、いくつかの裁判のストーリーが展開しつつ、ヘソンへの復讐をたくらむジュングクの影が・・・。
イ・ボヨンがけっして優秀とはいえない弁護士役で、これがハマリ役。2013年のSBS主演女優賞を受賞したそうだ。

 

キング Two Hearts (7点) 

●ジャンル:ラブロマンス (2012年 MBC)

●イ・スンギ、ハ・ジウォン 主演

大韓民国に王室があって、そこの王子(イ・スンギ)が北朝鮮の女戦士(ハ・ジウォン)と恋をするという大胆な設定のお話。ドラマはベルリンの壁の崩壊のところから始まり、南北に分かれた朝鮮の統合という民族の願いが散りばめられている。そして、国際的武器商人のキム・ボング(ユン・ジェムン)が王室を壊して自分が王になろうと、金と組織にものを言わせて悪事をはたらく。
ダメダメ王子と恋や結婚に憧れる最強女子の恋は、最初はコメディチックだし、南北の関係をシリアスにし過ぎないように、各種のエピソードもどこか滑稽に描かれているが、戦闘シーンなどは結構迫力があってシリアス。ユーモアとシリアスのバランスがとても良く、楽しめる作品です。

 

グッド・ドクター (7点) 

●ジャンル:医療ドラマ (2013年 KBS)

●チュウォン、ムン・チェウォン 主演

サヴァン症候群のハンデを持ちながら医師として人並み外れた才能を持つパク・シオン(チュウォン)が、周囲からの差別に苦しみながらも、彼を暖かく見守る先輩女医のチャ・ユンソ(ムン・チェウォン)や院長らに助けられながら、成長し、皆から愛される存在になっていくというお話。チュウォン氏の演技が素晴らしく、庶民的な雰囲気のムン・チェウォンさんも相手役としてぴったりだったと思います。
同時進行で病院を営利法人にしようとする一派と、守ろうとする院長らのストーリーが展開されるが、それの描き方は韓国ドラマの常とう的なやりかたなのが残念。

 

sign (7点) 

●ジャンル:事件もの(科捜研) (2011年 SBS)

●パク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョル 主演

科捜研が舞台。人気アイドルグループのメンバーが公演中に謎の死をとげる。この事件が最終話まで大きな柱となって、他の連続殺人も含めて自殺か他殺かを疑うような事件や未解決の事件を解決していく。
死因を歪曲して殺人を隠ぺいしようとする権力者と、科捜研や検察の戦いの中、科捜研が真に力を持つために画策するチョン・グァンリョルさん演じるイ・ミョンハンと、真実の解明に命をかけるパク・シニャン演じるユン・ジフンの対立と苦悩が中心となって描かれる。
キャラ未払い問題でしばらくテレビドラマに出演できなかったパク・シニャン久々の登場で、彼のキャラクターにぴったりの役。グァンリョルさんと二人、重みのある俳優の対決と複雑なシナリオで見ごたえのある作品だと思いました。

 

サメ ~愛の黙示録~ (7点) 

●ジャンル:サスペンス (2013年 KBS)

●キム・ナムギル、ソン・イェジン 主演

「復活」「魔王」につぐ、キム・ジウ脚本の復讐劇。今回は監督が変わっている。
主人公ハン・イスの父親は、交通事故を起こしたご主人様の身代わりに自主することになり、警察に出頭する直前に殺される。父はひき逃げなんかしていないと信じるイスは自ら調査を始める。その過程で発見したある文書には恐ろしい過去の出来事が書かれていた。そしてその文書を持っていたばっかりに、イスも狙われ車ではねられる。事故現場から消えたイスの遺体。実はイスはある人に助けられ、一命をとりとめたが、顔は別人のようになっていた。彼は成人して復讐を始める。黒幕は父親が雇われていた会社の会長なのだが、ちょっとやそっとで尻尾を出さない。会長の孫娘でイスと恋仲だったヘウは検事になっており、検事として事件を解明していく。
表面は善人なのに実は大悪人であるヘウの祖父。イスが善人と信じていた父親が実は酷いことをした過去を持っていたという事実。人が生きていくには悪に手を染めざるを得ないときがある・・・ということを肯定すべきか否定すべきか? というような、少々難しいドラマです。
クールと狂気が入り混じったイス役のキム・ナムギルははまり役で、3作共通で出演のヘウの父親役のキム・ギュチョルは今回は小心者のバカオヤジ役を好演していました。

 

ソドンヨ (7点)

●ジャンル:史劇 (2005-2006年 SBS)

●チョ・ヒョンジェ、イ・ボヨン、リュジン 主演

百済の王子と新羅の王女の愛をからめながら、主人公ソドン(チョ・ヒョンジェ)が百済の王になるまでを描く。ソドンは四男で、自分が王子である事を知らないで育つというあたりは、いかにも韓国ドラマ。太学舎という技術開発院のような機関がドラマの中で重い役割を果たす。良い技術で優秀な産品や武器を生み出す事が富国に直結していたということを教えてくれるドラマだ。百済と新羅の勢力争い、はたまた、国内での勢力争いがめくるめく展開し、次が見たくなるドラマだった。

 

善徳女王 (7点)

●ジャンル:史劇 (2009年 MBC)

●イ・ヨウォン、コ・ヒョンジョン、オム・テウン、キム・ナムギル 主演

韓半島で初めての女帝の一生を描く。当時宮廷の勢力を掌握していた悪女ミシルと後の善徳女王トンマンの女の対決が見もの。色香で次々と王に取り入り、正式の夫セジョンと情夫ソロン、そして彼らとの間にもうけた息子を要職につけて君臨するミシルの凄み、そしてずるさ、計算高さは想像を絶する。トンマンは「ミシルならどう考えるだろう?」と想像して裏をかいたり、弱点をつく方法でついにミシルを負かしてしまう。本当はここで終わる予定だったけど、好評につき12回分延びて、トンマンを想う2人の男とトンマンの複雑でやるせない心理と歴史が交錯した物語に。ポール・ポッツの歌う挿入歌もいい。

 

帝王の娘スベクヒャン (7点)

●ジャンル:史劇 (2013年~2014年 MBC)

●ソ・ヒョンジン、ソウ、チョ・ヒョンジェ、チョン・テス 主演

百済の第25代王、武寧王の娘スベクヒャンをめぐるお話。といっても武寧王は最初、娘の存在を知らない。なぜなら結婚目前だったスベクヒャンの母親チェファとは、チェファの父親が先王を暗殺したために生き別れてしまったからだ。既に武寧王の子を身ごもっていたチェファは逃げ隠れた伽耶の山里で一人出産し、ソルランと名付ける。その後チャファは彼女の逃亡を助けてくれたクチョンとの間にもう一人の娘ソルヒをもうける。先王暗殺者の娘と武寧王が恋仲だったことを知る先王一派は行方不明のチェファを明るみにすることで武寧王の失脚を図ろうとし、そんな中でチェファは重傷を負い死んでしまう。死の間際、目の見えないチェファはソルランが武寧王の娘スベクヒャンであることを、間違って次女のソルヒ(ソウ)に言ってしまい、欲深いソルヒが自分がスベクヒャンだと偽り、王女になってしまったばっかりに、色々な事件をひきおこしてしまう。一方ソルラン(ソ・ヒョンジン)は妹探しに奔走する途中で太子(チョ・ヒョンジェ)と遭遇し、それが縁で朝廷の諜報員になる。ウソがばれるのを恐れるソルヒは、宮中にやってきた姉ソルランを何とかして追い出そうとまたまた策を講じ・・・。おなじみのドロドロ史劇でありながら、けなげな偽王女が悪役ということで、通常とは違う面白さがある。

 

Two Weeks (7点)

●ジャンル:サスペンス (2013年 MBC)

●イ・ジュンギ、パク・ハソン、キム・ソヨン 主演

白血病に苦しむ実子に骨髄を提供することになった父親パク・チソン(イ・ジュンギ)が、事件の犯人に仕立てられてしまい、逮捕されるが、脱走してあと2週間にせまった手術の日までを逃げたり隠れたりしながら、何とか無実であることを証明しようと奔走する。犯人に仕立てた張本人のヤクザの親分ムン・イルソク(チョ・ミンギ)一派との執拗な攻防が2週間にわたって繰り広げられる。
非常にスピーディな展開で、ずっどハラハラしながらも次が楽しみになるストーリーになっている。子役のイ・チェミちゃんが可愛くて演技もうまい。

 

大長今(宮廷女官チャングムの誓い) (7点)

●ジャンル:史劇 (2003年 MBC)

●イ・ヨンエ 主演

言わずと知れた実在の人物チャングムの一代記。女官だった母が亡くなる前に娘チャングムにたくした「宮中にあがって最高尚宮になりなさい」という願いを実現するために苦労を重ねる。母を死に追いやった尚宮への復讐劇が物語の大半を占めているが、後ろの4分の1は女性でありながら高い地位につくことになった経緯を描く。前半は王家の料理を担当する料理女官としての日々出来事が描かれ、沢山の宮廷料理が出てきて華やか。しかし、韓国料理を知らないで見てももひとつわからない。後半は医女になり、医学の発達に貢献する姿が描かれる。医の世界は食より地味になってしまうのが残念。

 

匂いを見る少女 (7点)NEW

●ジャンル:刑事もの (2015年 SBS)

●ユチョン、シン・セギョン 主演

主人公のチェ・ムガクの妹チェ・ウンソルは入院中に何者かに殺される。しかし犯人は見つからず、自ら解決するためにムガクは警察官になる。ムガクが重大な事件の捜査を担当する部署に入るために力試しをされている時に、匂いに敏感な一人の女性オ・ジェピョと遭遇し、彼女の特殊能力によって、難しい事件を解決する。そんな折、奇怪な連続殺人事件の特捜班が設置され、そこでもムガクはジェピョの力を借りて死体を発見するのだが、その死体には腕にバーコードが刻まれていた。バーコードは連続事件に共通する。この奇怪且つ解決の手がかりが見えない連続殺人事件をどう解決していくのか? そして途中から明らかに犯人とわかっていながら尻尾を掴ませない登場人物Xをどう崩していくか? 
事件自体は深刻だし、ムガクも大きな傷をかかえているが、ユチョンとシン・セギョンの若いカップルがかわいらしくて、即席の漫才コンビを組まされるという設定もあり、案外楽しく見れる

 

根の深い木 (7点)

●ジャンル:史劇 (2011年 SBS) 

●ハン・ソッキュ 主演

ハングル文字をつくり、公布するまでの大変な苦労や、反対勢力とのせめぎ合い、文字にこめた願いなどを描いている。全く新しい文字を創るのが大変なことは想像がつくが、それを秘密裏に進めなければならなかった事情などは普通の日本人は知らないはず。文字づくりにかかわっていた人が次々と殺され、その犯人をつきとめる役目をチャン・ヒョクが演じるカン・チェユンが担うことになる。王であるイ・ド(ハン・ソッキュ)が何かを進めていると察知した密本という勢力が裏で暗躍しているのだが、誰がその組織のトップの人物かさえも最初はわからない。かなりややこしい物語なので、2度くらい見た方が良いかもしれない。



復活 (7点)

●ジャンル:復讐劇 (2005年 KBS)

●オム・テウン、ハン・ジミン 主演

オム・テウンが演じる全くタイプの違う双子+殺された双子の弟になりすましてからという3役の演技が見もののドラマ。汚職事件がらみで父親を事故に見せかけて殺された主人公が、事件の裏を解明しながら復讐をとげるのだが、その謎解きもおもしろい。

 

ホジュン (7点)

●ジャンル:史劇(医療もの) (1999-2000年 MBC)

●チョン・グアンリョル 主演

実在の人物で、医官ながら高い地位に抜擢され、歴史に残る医書を編纂したのがホジュン。妾の子に生まれ、頭は人並みはずれて良いのに、身分が低い為に勉強しても何にもならないと荒れた生活を送っていたホジュンが、ユ・ウィテという名医と出会い医療の道を歩むようになる。師匠が死ぬ時に自分の体を解剖して役立てるようにと言い残し、初めて解剖をこころみて内蔵などを描き起こすシーンは壮絶。そして心医たれという師匠の教えを貫く一生を送る。チャングムの男性版というのがわかりやすい。こっちの方が先で、骨太な作品だと思います。

 

海神 (7点)

●ジャンル:史劇 (2004-2005年 KBS)

●チェ・スジョン、ソン・イルグク 主演

朝鮮半島の海洋貿易を牛耳った実在人物チャン・ボゴの物語。貧しい造船職人の息子である後のチャン・ボゴ(チェ・スジョン)と、海賊に育てられたヨンムン(ソン・イルグク)の宿命の対決。妖しい美しさで富をほしいままにするジャミ夫人がストーリーに花をそえ、チョンファというこのドラマにおけるマドンナへのヨンムンの忍ぶ愛が悲しく切ないところがいい。

 

京城スキャンダル (7点)

●ジャンル:? (2007年 KBS)

●カン・ジファン、リュジン、ハン・ジミン、ハン・ゴウン 主演

日本統治下時代のお話。アンダーグラウンドで反日運動すすめるグループと、親日で富を得ている実業家の息子が繰り広げる悲しくて面白い(コメディタッチの)ドラマ。反日運動家で妓生のハン・ゴウンが美しく、カン・ジファンはスマートながらどこか滑稽なプレイボーイ。でも、緊迫した日本統治時代という背景で繰り広げられるストーリーはしっかりしていて興味深い。

 

銭の戦争 (7点)

●ジャンル:コメディタッチの復讐劇 (2007年 SBS)

●パク・シニャン 主演

急に父親が多額の借金を残して自殺。裕福なエリートから一変して無一文になった主人公パク・シニャンが、自らヤミ金業者になって復讐するストーリー。借金で苦しむいろんなタイプの人が出て来る一方、貸す側もいろんなタイプが出て来て面白い。パク・シニャンが、普通のサラリーマンっぽいルックスで、怒ったり泣いたり悩んだりするので親近感がわくのかも知れない。

 

武神 (7点)

●ジャンル:史劇 (2012年 MBC)

●キム・ジュヒョク、キム・ジュリ 主演

13世紀の高麗時代に奴婢から時の最高指導者にまでのぼりつめたキム・ジュンの物語。当時の朝鮮半島は飛ぶ鳥を落とす勢いの蒙古(モンゴル)から幾度も侵略を受け、何とか国を守ろうと必死な時代。当然、戦いの前線に立つ武士が実験を握る時代だった。そんな中、勇猛な戦い手を選抜する役割を果たしていた撃毬というポロのような試合を足掛かりに英雄となったキム・ジュンが、だんだんと国に無くてはならない存在になっていく。まだ奴婢だったキム・ジュンへの愛を貫く国の実力者の娘ソンイ。彼女の実らぬ愛の物語も十分に描かれているし、この時代を扱うドラマは新鮮で、戦闘シーンにも迫力があり、とても見ごたえのあるドラマになっている。

 

私の名前はキム・サムスン (7点)

●ジャンル:ラブコメディ (2005年 MBC)

●キム・ソナ、ヒョンビン 主演

御曹司との契約恋人が本物の恋に発展するというありがちなストーリーながら、太めで30歳の年上女性という設定で、しかもパティシエであるというところが楽しい。最初のころはお菓子の話などが沢山出てくるけれど、途中からは希薄になるのが残念。その辺がもうちょっと満載なら8点にしたのだが・・。ヒョンビンがかっこよくて、かつカワイイ。

 

笑ってトンヘ (7点)

●ジャンル:ホームドラマ (2010年~2011 KBS)

●チ・チャンウク、ト・ジウォン、パク・チョンワ、オ・ジウン 主演

養子、親子の再会、事故、復讐、玉の輿等々、韓国ドラマ的要素満載のドラマなのに、とても引き込まれ、ハラハラして次が見たくなるドラマだった。アメリカに養子に出されたアンナ・レイカー(ト・ジウォン)にはトンヘ(チ・チャンウク)という息子がいて、スケートのショートトラックのアメリカ代表となったトンヘと母親のアンナは、韓国で開催される国際大会のために初めて祖国の韓国にやって来る。一方、アメリカ留学時代にトンヘと恋人だったサワ(パク・チョンワ)は韓国でアナウンサーとなり、ひたすら社会的なステップアップを望む勝気な女性だった。このサワが、自分の望みを手にするために様々な事件を引き起こし、恋人のトンヘを捨て周囲を混乱に巻き込んでいく。
このドラマの魅力はアンナ・レイカーが知的障害者で、20代の息子がいるのにまるで少女の様であること。そして、サワの友人イ・ボンイ(オ・ジウン)家族の温かさも魅力。
1話35分×159話という長いドラマなので、そのつもりで見始めてください!

6点はコチラ


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