「栄養と料理」という料理雑誌を私はきらっていた。
栄養を考えて料理を作ると、ごった煮的になり、どの料理も似たような同じような色合いになるからだ。
一方、会席料理はその逆の場合が多い。名店といわれる割烹の料理は、野菜不足の場合が多いのだ。魚介類はいい材料をそろえ、包丁も味も申し分ないし、食器も美しい。ただ野菜は添え物のレベルである場合が多いのだ。
栄養バランスという視点をもう少し持っていれば、あのコースの個々の料理はちがったものになっていたはず。いつもそう思う。わざわざ野菜をコンセプトにしたような店に行くと、今度は野菜を目立たせているのでたんぱく質不足になる。
まあ、1万円やそこらで、理想的な和食を食べようとするのがまずまちがっているんだろう。
そんな文句を言うならもっと金出せ! ということかな?
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