正確に言うと、「私の名前はキム・サムスン」上下巻と、「キム・ソナが案内する私の名前はキム・サムスン」の3冊を1日で超スピード読破だ。
おかげで眠いのなんのって。
ドラマと原作はかなり違うところが多いけど、大筋はいっしょだ。
原作読んでからドラマを見たら、どういう感想を持ったか、それはわからない。
原作は原作として面白いし、テレビでは描ききれていない心情がよくわかるという意味で読む価値ありだと思う。
テレビドラマの方はまたそれなりに、よく脚色できていて素晴らしかったと思う。
それはどんなところかというと・・・
●原作では、済州島へホテルオープンで行った時に、もっとジノンが明からさまに「好きだ」と告白してしまうのに、テレビの方ではそうではなくて、サムスンが他の男と目を合わしたり会話するだけでイヤ。何だか知らないけどイヤ・・・というレベルで留めている。それはドラマ全体の流れの中で納得行く設定になっている。
●テレビでは、ヒジンと再会したジノンが一度はヨリを戻そうとするが、原作では再会した時からもう終わっていたと認識しているかのように描かれている。テレビの方はそうすることで、より視聴者にヤキモキさせる仕掛けになっていて、それはそれで成功かと思う。
●サムスンのケーキの腕前を知るきっかけの設定も異なる。
●原作では、ジノンの弟や、サムスンの父親、甥などが登場するが、テレビには登場しない。
などなどが違っている。
「キム・ソナが案内する~」は写真満載で、インタビューも載っている。
これを読むと、キム・ソナさんという人が、とても知的な人だということがわかる。アドリブの女王らしいけど、撮影途中でいろいろ監督に提案している。あのトイレでマスカラが流れて黒い涙でボロボロのシーンは想定外の出来事だったらしいが、あれでツカミがバッチリになったらしい。
原作を読んであらためて感じたのは、私はジノンタイプだということだ。
うちはそんなにお金持ちというわけではないけど、同じような家庭で育った男にはどうも魅力を感じなかった。それはアホボンだからというより軟弱だからと言った方が当たっているかも知れない。マザコンも多かったし。
かといって、全く育った境遇の違う人との間には、いざとなると大きな溝があったことも確かだ。難しいよねこういう問題は。
ま、ともかく原作をお読みになることをおすすめします
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