土豆网は動画投稿サイトで、youtubeよりも規制がゆるいのか、1時間ドラマなどが豊富かつスピーディーに投稿される。
使う側からしたらありがたいサイトだけど、ふと考えさせられる。
だって、昨日日本で初めてオンエアされた番組が、次の日にはこのサイト用のCM付きでアップされているのだから。
オリジナルを制作した局やそれを提供したスポンサーから見たら実に腹立たしい。
ゴミ出しの缶の日に、それを先に集めてまわるおっさんと一緒だ。よこからひょいと頂戴して換金しようというわけだから。
ただ、インターネットというのは従来的な著作権の考え方や価値観を変えざるを得なくしているんだろうとも思う。昔、テレビが登場した時に、劇場系というか生で見せて金をとる小屋商売の人が脅威を感じた。しかし、結果としては、テレビは劇場のPRになったから、テレビで人気を得たミュージシャンのコンサートには人が集まり、劇場にも生俳優や芸人を見たい人が集まるようになった。
現在のネットの動画サイトは、違反がばれるまではフルでドラマなどが見れる。無料で。ばれたら削除される。オンデマンドで数百円で1本とか見ることもできるが、考えてみるとこれはかなり割高だから、私など余程のことがないと有料では見ない。
無料サイトの経済効果をまだ測りきるには時間がかかるだろう。けど、こういう場所から生まれたスターもいるわけで、1つの番組単体で計算したら、制作者は明らかにソンしているけど、総合的にみると持ちつ持たれつになっているかも知れない。
私は、レンタルビデオで借りられるものはなるべくレンタルしようと思うが、レンタルさえできないようなコンテンツが無料サイトで見られるんだから、それには文句は言えないだろう。
さて、話は変わるが、CATVのオンデマンド番組は私にとっては中途半端だ。まずそれの設置されているリビングで見るチャンスが少ない。ほとんど寝る前のオンザベッド視聴だから。だからといってすべての部屋で見られるようにすると基本料金が高くなる。また、期間が区切られているのもめんどくさい。というわけで、ほとんど役に立っていないのがCATVのコンテンツである。
借りたい時に借りてじっくり見られるレンタルDVDと、録画すればちゃんと見られる放送と、そのどれもが無い時に、画面はきたないけど、探せば面白いものが見つかるネットの無料動画、この3つを使いこなす生活が続きそうだ。
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