厨花の広東風焼きそば

悲しい。
1180円もするのに、これは何だ。
東京ドームホテル以来の途中撤退である。

この店は、イタリアンレストランのような内装で、顧客は100％女性だった。

焼きそばというのは、味のブレが生じやすいメニューである。湯麺なら、しっかり計量して作れるが、（いや焼きそばだってあらかじめ調味料を混ぜたものを用意しておけばブレは回避できる）焼きそばを注文ごとに、調味料を合わせて作るとバラつきが出る。

この店は大阪王将系の店ということで、格好はスマートにして、セットメニュー（コースもの）をメインにすえた店だった。そこで単品を頼んだ私も馬鹿だったかも知れないが、そういうところでこそ実力は試される。

１１８０円は場所代だ。コーヒーだって600円のところもあるくらいだから、原材料費がかかっている分、場所代＋原材料費と思えばそんなものかもしれない。

でもコンセプト先行の店で、中身は乏しいとしか言いようがない。