オム・テウンのドラマ、「天国への扉」を見ている。12話まで見終わったところ。見応えという点では、“ない”。視聴率も2%台と散々だったらしい。さもありなん。韓国ドラマの定番である、?出生の秘密、?金持ちと貧しい家庭の対比、?三角関係のうち、?と?は満たしているが、?は希薄だ。キャストも地味目だし、演出もある意味現代的というか、ドロドロ感はあえて排除されている。韓国ドラマらしくないといえば、そうである。話の展開がどうなるんだろうというワクワク感もない。ボロンチョに言っているが、本当にそうなんだから…。さて、お目当てのオム・テウン。チンピラ上がりの芸能事務所マネジャーという役所で、らしい派手なシャツを着て社長から支給されたアウディに乗っている。口では悪態をついているが、実は優しい母思いの男。結局いい人という設定。韓国ドラマはいい人が沢山出てくるのも特徴かも。それが文化なのだろう。この作品の脚本家は、心とは裏腹な台詞を書くのが得意で、オムさん演じるカン・サノとヒロインのヒランの台詞は心とは裏腹な台詞の連続で、それを二人はうまく演じている。ほとんど心とは裏腹なことを言わない私としては、そこのところが面白い。このドラマでのオム・テウンの魅力発見は、歌と口上かな? 母親に子守唄を歌ってやったり、落ち込んでいるヒランを笑わせるためにおかしな物売りの口上をやるんだけど、それが実にコミカルでうまい。声も奥行きのあるバリトンで、余裕がある。他は、これといって発見はない。
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