やっと終わりましたねえ。
今までもレポートしたように、途中からしんどくなりました。李氏朝鮮時代の第15代国王・光海君の一生を描いていて、基本的には歴史にそった物語です。
「王の女」という題名がさす女は、主人公ケトンのことだと思いますが、ストーリー全体を見ると「王の女たち」と言った方があたっているかも知れません。
正妻である王妃、側室である後宮、それぞれの喜びや苦しみを当時のならわしに添ってかなりシツコイ感じで描いていました。
途中からしんどくなったのは、絶えず展開される権力争いが、どれも似ていて、解決方法も多少違うといえば違うんだけど、似たり寄ったり。シーンも宮殿の内部が中心であり、変化に乏しいので、飽きてくるんですよね。
最初の頃出てきた、人相見に優れた女の子や、光海君の兄、臨海君を陰でささえたハンミンはストーリー全体の中で一体なんだったんだろう? という中途半端な構成にも問題ありです。
光海君が王に即位してから陰の王と噂されるようになったケトンは、日本人的な感覚では憎たらしい女の側面が目立ち、思い入れられる対象ではなくなってしまったことも問題です。韓国ならああいう女性もOKなんですかね?
ヒロインのケトンは光海君への愛を貫いたわけで、それは明快に良かったねという感じです。
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