かねてから話題になっている、食品表示問題ですが、モノによっては「偽装」だけれど、モノによっては「慣習」という気がしてならない。
とくに「慣習」の色彩が濃いのは「芝エビ」と「車エビ」。小さいエビは芝エビ、中くらいのエビは車エビという表記は、中華の現場の人も言っているように、「慣習」の占める割合が高いと感じる。
逆に「偽装」と言われても弁解の余地がないのが、貼りあわせた整形肉や脂肪注入肉をあたかもナチュラルな牛肉と思わせるように表記したり、伊勢海老の代わりにロブスターを使うなどだ。
また「自家製」でないのに自家製と書くのは、「ウソ」ではあるが、メニュー表記の演出過剰的な雰囲気がする。
日ごろからよく友人と話しているのだが、わざわざ有機とか、自家製とか、手ごねとか書くのは、きっとそう書かないと売れない粗悪なものの場合が多いよねと。
ホンマモンは、いちいちそんなことを書かなくても、ちゃんとしているものだ。
ワインや米などは、いちいちビオだの合鴨農法などと書いてあるものは、まず疑ってかかるべきだ。もちろん書いてあってもまともなものはあるにはあるけど、酷いものもかなり多い。
例えば、日当たりが悪いなど悪条件の田んぼでできる米を高く売るために合鴨農法をしていたりする。そういう米は安全かもしれないが美味しくない。
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