タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

思い出すこと

2021-11-21 07:26:36 | 山歩きから
    

この時期になると思い出すことがあります。

この聖湖のそばにある、桑原良敏先生(広島山稜会元会長)の山荘で行われたピアノ演奏会のことです。

その準備をしたのが高名な登山家高見和成。そのころ高見和成は登山活動をしながら「自称文化人もどき」の活動もしていました。

登山ではタカ長とは別次元の人なので、高見から登山に誘われたことはありませんし、こちらから頼んだこともありません。しかし、文化人もどきの活動では頼まれることはあり、タカ長も協力していました。

桑原先生の山荘で行われたピアノ演奏会の日も何か頼まれました。そのため定時より早くゆくと、、、、、

「本当に来てくれたん、、、、」と満面の笑顔で迎えてくれました。あの笑顔が最後の笑顔になりました。その冬、高見は大山北壁で帰らぬ人になりました。

    

2008年6月タカ長たちは高見の慰霊登山のつもりで大山に登りました。

その日の大山はこのような感じで、山頂からの展望はありませんでした。文化人もどきの活動ではタカ長たちのグループもお世話になっているので、その日は高見の悪口を言いながら(?)山を歩いたような気がします。

     

彼が残してくれた本です。

    

高見和成はタカ長の登山人生で忘れることが出来ない人なので、これまでも同じようなことを書いたような気がします。

あれから長い時間が過ぎましたが、誰からも愛されたあの笑顔は忘れることはありません。

タカ長には大切な思い出です。

コメント
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