名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

名古屋市名東区の赤帽運送はタケフジへご用命下さい
052-772-5880

77歳で大型冷蔵庫を上げる

2016年03月31日 | 私のなりわい・運送のこと

3・31

 繁忙の3月が終わります。

先日は大型冷蔵庫のみの運搬でした。依頼の方は年輩の男性。コノテの場合通常赤帽2名で行いますが、「相棒をやります・・・」とのことで・・・少し不安の中で開始。彼は77歳、最近個人タクシーを40年やって止めたばかりだそうだ。
 幸い階段なし。赤帽車の積下ろしだけの作業となる。不安は直ぐになくなりました。私が荷台に乗り、彼が冷蔵庫の下を持って上げる 体制です。難なく終わる。この後にはソフトボールの試合とのこと・・・脱帽です。
 赤帽でも77歳で引越しするのは稀です。健康で体力ある方でした。なんでも最近母親が103歳で亡くなったのこと。頑丈な体質のDNAを受け継いでいるのでしょう。
 はたして私は10年後コレぐらいのことができるでしょうか?イヤイヤ、寿命があるかどうかもわからんに・・・なにをコクか。


不具合にて休業

2016年03月26日 | 私のなりわい・運送のこと

3・26

 引越しまだ続いてます。
定期を仲間に依頼して引越しをしてたら、その仲間からTEL。車のトラブルだ。運行できないと・・・困ったなァ~です。3月の繁忙期です。すぐにも他のものがみつかるかと・・・アレコレでやっと見つかる。通常より 2時間遅れ。ことの一番に仕事先へは連絡し、了承してもらっている。時間厳守というわけでもないので、こんな時にはありがたい。

 故障の内容を聞いてみた。どうやらクラッチの消耗で滑って動かないのだろうと・・・走行33万程度の赤帽車です。自分のもそれ以上に走行してるので危機感はいつもある。まだクラッチは換えたことがない。車は部品を換えれば完了ですが、腰の不具合は交換するわけにもいかず自力更生しかない。従って本日は休業。


保育士さんの引越し

2016年03月24日 | 私のなりわい・運送のこと

3・24
 引越しがまだ続きます。昨日は東京。名古屋~東京の引越しです。 
 今回の依頼者は、保育士の資格を取り、童謡等も弾けるよう勉強した若者です。

 終了後の雑談です。保育園に入れなかった母親のメール「保育園落ちた、日本死ね!」 の話となる。待機児童の現状をホッタラカシにしている政府へのヤケクソ投稿です。大いに国民の共感を得て大きなうねりになった。政府は慌てての対策という体たらく。根本は保育士がたりない。なぜ?給料が安いからだ。老人の介護施設の職員も安い。この国は子供の教育と、老人の介護にはチョウ冷たい。先進国の中でも国家予算はビリラインです。

 お客さんの話でも、給料手取りは18万。東京の高い部屋代を引くとギリギリ。とても保育士では結婚できない・・・と。安倍政権は「メール」騒動起きて初めて動きだすが、しかし彼への波及は一年こっきりの部屋代一部の補助だそうです。それも来年のことはわからないとのことでした。
 

 なにかで読みました。亡びていく文明、そのはじめは、弱い子供の悲鳴からはじまる・・という。
この国では親の虐待ではじまり、児童6人の一人が貧困のなかにある。奨学金は、3人に1人が利用する時代、卒業時にはローンを抱えての旅立ちとという現実。


 
  


スワ 腰痛か

2016年03月21日 | 私のなりわい・運送のこと

3・21
 引越しの日々です。
本日はリサイクルショップからアレコレ積んで、お客さんの家で更に乗せて目的地へ。
ショップでの作業中、安直に腰を伸ばして積み込んだ時にいやァ~な痛み。やっちゃったかなぁ~!作業中断し様子みる。ガッチリやってしまったようでなし・・・用心しいしい作業。
 運送業者にはつきもののヤツです。痛めれば今期の引越しはアウト。幸い深刻なもんではない。
 キツイ引越しはしてないし、日程も余裕をもってやってる。それでも疲れ、油断にてなる時はなる。ハヨ終わらんかなァ~この季節。
 


近江・坂本

2016年03月20日 | 朝な夕なのこと

3・19

 昨日は滋賀県大津市・坂本までの引越し。偶然にも今年2度ありました。
いい町です。西に比叡山がそびえ、東は眼下に琵琶湖。町は狭く南北に延び、湖へ落ちるようなダラ坂の町です。日吉神社の門前町で歴史は古く、寺社仏閣多し。信長の比叡焼き討ちで焦土となるも復活した。
 傾斜地であるので、石積み階段状に町がある。その石垣はみごとです。その石積み職人を穴太衆(あのうしゅう)という。

 引越しを終え、その近くの盛安寺という寺を訪れる。穴太積の石垣が長く続いていた。車には向かぬ町です。路地そのものが生活道だ。中世の町を歩く気持になる。ゆっくり歩いてみたいところです。

 


身体の自転車操業

2016年03月14日 | 私のなりわい・運送のこと

3・14

 引越しシーズンです。数はさほどありません。赤帽引越しそのものの認知度が下がってるのか、当タケフジの宣伝等がまずいのかわかりません。多分両方でしょう。
 個人商店の店主兼、作業員・運転手としては、往年のようにビッチリ入ると身体が持たぬのでころあいではあります。
 自分は団塊世代です。今のところ、体力的には何とかなっている・・・というよりも「出来る」範囲の引越しをしてる・・というほうが正確です。その範囲内ではけっこう楽しんでやってます。しかし、時間のかかるものはいけません。結局スタミナがないんでしょう。

 「自転車操業」というのがあります。本来は、業務を停止すると倒産してしまうので、赤字でもこぎつづける・・・というやつです。

 自分もよく似たもんです。引越しをやらないでいると・・身体が錆びて動かなくなってしまうもんだから・・・やってる自転車操業です。本日午後より引越しです。雨です。こんな時は気をつけてやってます。気持までブルーにならないよう・・・


3・11と8百年前の飢饉

2016年03月11日 | 仏法

3・11
 サンイチイチ です。5年目です。マスコミの特集・・・「忘れられる」・・がキーワード。風化です。当事者でない限り、急速にあります。私にも当然あり。罪悪感を持つのは、被災地になにも行為してないからだ。当初は募金もしたが・・・それも数ヶ月でした。その後はなにもなし。
 

 親鸞聖人は、8百年前に上野(こうずけ)か武蔵の国かで惨憺たる飢饉を体験した。人びとが餓死していくに、為すすべもない自分を悩んだ。このことは妻・恵信の手紙に記されている。

 そのころの親鸞は、善光寺の勧進聖(かんじんひじり)をしてたようです。勧進聖とは、善光寺が消失し、その再建のためにその基金を集める聖集団です。

 親鸞は、飢饉の地で衆生利益のために浄土三部経を千部読むことを決意する。しかしその途中に「私はなにをやってるんだ」と放棄する。なぜか?

 仏の名号(みようごう=南無阿弥陀仏)を信じながら、なんの不足でさらに経を読もうとしたのか・・・と思いなおした。
 親鸞は名号ひとつにて救われると信じながらも、現実に飢え死にする人達に経を読まずにはいられなかったのだろう。 

 聖人の激しく揺れた心が、3・11を通して少しわかったような気がする。


若者ガンバレ

2016年03月08日 | 私のなりわい・運送のこと

3・8

 先日日曜日、あるプロスポーツチームの荷物をホテルからトヨタスタジアムまでの運送。担当者同乗です。道中のハナシです。
 彼は今回始めて一人任されたらしい。これまでは補佐だったらし。そのため、昨晩は緊張で眠れなかったという。プロチームの裏方仕事はアレコレあるのを聞かされた。そうだろ~ね。赤帽ですから裏方はそれなりにわかります。なんでもド緊張の始めがあります。でも懸命にやれば慣れてくるよ・・・と会話する。若者ガンバレ!

 自分も赤帽新人で、東京への初朝着け仕事の時は、チョウ緊張で肩コリガンガンだったことを思い出しました。遠い昔話しですが・・・


宗教と政治

2016年03月06日 | 仏法

3・6

法話を聞きに行きます。その法話がけっこう政治談議になります。信心するもんは「なんまんだぶ」を称えていればいいんだろう・・・と思いがちですがそうではありません。東本願寺のホームページでもしっかり、世のありよう・・政治に、仏教の立場よりモノ申してます。

 昨年政府が憲法を独自解釈しての「安保法案」 、「関西電力の高浜原発再稼動」、「北朝鮮の水爆実験」、「死刑執行」等に反対表明しています。また、「靖国神社公式参拝」中止も表明してます。
 その発言に通底するのは、釈迦の教え、・・・「殺さず、殺さしめず 」であり、また戦前に教団が積極的に侵略戦争に加担したことへの反省です。

 「仏説無量寿経」に

 み仏のみ教えが行きわたっている処では
 国々は豊かに栄え 人びとは安らかに生き
 軍隊も軍備も必要とすることがない

・・・・とあります。 


友人二人

2016年03月04日 | 朝な夕なのこと

3・4

 2日続けて友人に会ったり、電話で話したり・・・でした。
一人は高校時代からの友人、仕事帰りが彼の家近く でしたので会う。彼は退職しフリーの身です。カミサンはまだ働いているので、彼が家事をこなすという。たいしたもんです。また町内会の役員を2年務め、本年度で終了。4月から本当のフリーとなるので、趣味の将棋以外にも何かやりたいという。・・・悠々自適の日々、うらやましです。

 も一人はTELあり。元同業の友です。彼は一人身です。仕事はしてますが、病あり。早くに腸に癌ありて手術をしてます。最近血液にもイヤナもんが見つかったという。ガン友の仲ですが彼は前向きです。ある趣味を持ってて、その大会が北九州市で開催とのこと。来週楽しんでいってきます・・・とのTELでした。

 皆楽しんでます。オレも!と思うんですが、朴念仁でありまして、口にする趣味なんぞはない。あえて言えば・・・お酒と、お寺通いの聞法です。これは趣味の範疇にあらず・・・ダメですね。


「人生節目」の赤帽

2016年03月01日 | 私のなりわい・運送のこと

3・1

 会社・事業所の仕事にて、長く続く赤帽利用はありますが、個人で20年以上の付き合いとなることは少ない。先日はその希少なる客さんの引越しでした。
 その方はご自分の引越しはもとより、経営してた塾の移転、更にはその息さんの移動等で20年近くの付き合いとなりました。
 今回が最後?となりますでしょうか。名古屋隣町の老人ケアハウスに入所されていて、事情により、そこを引き払って三河の設楽町への引越しとなる。そこは自然の中です。過去に何度も出入りした所でもあります。作業終了したのは6時半過ぎ。山の日暮れは早い。まわりは漆黒の闇、深閑とした森。


 帰り際、近くのお店で食事をしましょうとのお誘いもありましたが、帰路に就く。
 さよならの時に「私の人生の節目ごとに、タケフジさんにやってもってありがとう」・・・・とねぎらいの言葉。 私も彼女の人生の一コマに刻んでもらってありがとう・・・・帰路、奥三河R257の闇夜、アクセルをいつもより踏み込んでいました。