名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

名古屋市名東区の赤帽運送はタケフジへご用命下さい
052-772-5880

年金をもらってはじめて一人前・・

2020年08月31日 | 私のなりわい・運送のこと
 もう十年も前のハナシです。組合事務所で仲間と歓談のなかで、私より数年年配の赤帽さんの言葉を思い出します。
「赤帽はョ~、年金をもらうようになって一人前だでよゥ~」と。
その意は、年金をもらう60半ばになれば、若い時のようには稼げません。赤帽のシノギだけでは生計できず、年金プラスで何とかやっていける・・・ということでしょう。
赤帽もイロイロです。基本は個人ですが、法人化し、赤帽車多数で多くの顧客の営業をしているのもある。売り上げもピンキリです。個人での赤帽車一台では、3百万~7~8百ほどでしょうか。
例えば5百万の売り上げがあっても、諸経費を引けば250万円、よくて300万円の所得となります。
当タケフジは、コロナ禍があってもなくても、年齢に比例して下降ですからショボいものです。加えてコロナですので、ひどい数字となってます。
年齢的にいま稼がねばならない世代とすると厳しいものがあります。



ある図書館の閉館

2020年08月22日 | 朝な夕なのこと
 一人の老人間が亡くなっていくということは、「一つの図書館(辞典)がなくなるようなもの」・・・という「ことわざ」が中国にあると聞いたことがある。
どんな人でも生を受けてより、力尽きて亡くなるまでにはどれほどの思いと行いがあり、どれほどのお与え物を受けて、また他者に働きかけたことか。いのちというのは、網の目の一つの結び目でしょうか。すべての繋がりのなかでいのちを継いでいる。自分の気づかぬ繋がりのほうが膨大です。それを文字にてしるせば一つの辞典となるということか。しかし、縁尽きて亡くなる時には、いのちの網の目が解けそのアミは永遠の時の中に溶けていく。そしてその字典の内容は何人も読むことができなくなる。
 叔父が亡くなり、その通夜式に参列するにつき思ったことです。コロナ禍にあっても、アレコレ世話になった叔父ですので送りたいと思っている。この葬儀をもって私と連れ合いのすべての両親・叔父・叔母を送ったこととなる。
 
  秋近し 辞書閉ずるよう 叔父の逝く

赤帽さんの戦争体験 

2020年08月15日 | 世間のこと
 ある赤帽さんの戦争体験談です。
彼は3年前に赤帽現役にてなくなりました。享年87-8歳でした。これだけでも、スゴイ人でした。
赤帽の待合室でアレコレの与太バナシのなかで彼から聞いた話です。もう十年ほど前のことです。
1945年(昭和20年)8月7日、彼は中学生?でした。当時はすでに授業はなく、軍の勤労に駆り出され愛知東部の新城にて濠を掘っていました。
昼前、南の豊川上空に米敵機が「ハエが群がるように」空爆するのを暑い青空の中に見たと。
それは豊川海軍工廠への米軍の空爆でした。2千7百人余の死者を出し、その中には、多数の学童・女子挺身隊・朝鮮の徴用工も含まれていた。

また、飛行機の製造作業にも動員されたとも。その作業では、「少年が組み立てるような飛行機は墜落するにちがいない」・・・と思っていたとも。
事実、新造機が知多半島から伊勢湾を跨いで三重の空港に飛び立った途上墜落した機もあった・・と語っていたのをこの時期になると思い出します。

美しい阿弥陀堂

2020年08月10日 | 朝な夕なのこと

 土曜日、愛知県西尾市の国宝金蓮寺の「阿弥陀堂」に寄る。この地は忠臣蔵の仇役の吉良家の領地でありました。
13世紀の建立。県下では最古の木造建築の国宝です。
盆休みとなりカミさんと娘の三人でいきました。

 檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が美しい。修復以前は維持管理の容易な瓦ぶきだったそうだ。
規模は大きくない。簡素な造りです。屋根の右側奥に庇(ひさし)が張りだし、非対称になるのがたのしい。堂内の須弥壇には阿弥陀三尊像が納められている。
鎌倉中期といえば、法然・親鸞等の念仏が盛んとなった時代です。さぞかし多くの参詣でお念仏が絶えなかったことでしょう。
  
 炎昼や 南無阿弥陀仏の 声一つ

 端居する 深き庇の 阿弥陀堂





皇女和宮の休んだところで・・・

2020年08月08日 | いにしえから学ぶ

 中山道の赤坂宿の本陣跡です。この近くに納品にて、早朝時間があったのでよってみました。
この碑は皇女和宮が江戸への降嫁する道中に宿泊した本陣跡地です。江戸時代後期、公武合体(幕府と朝廷の合体化)にて、天皇皇女が将軍家茂のもとへの嫁入りとなる。160年ほど前のことです。その行列は数十キロにもおよび、いまでいうオリンピックの騒動のようなもんでした。中山道近隣の住民は人馬を借り出され大騒動でした。
赤坂陣屋の遺構はなにもありません。公園としてありました。奥に見える建物はトイレです。そこで用足しをする。
160年前に16歳の和宮が眠り、食事し、用足しもした空間でもあるなぁ~・・・と思うと歴史がにわかに身近になります…不謹慎ではありますが・・・歴史はイロカにてがぜん血肉化します。



コロナ禍の運送業

2020年08月06日 | 私のなりわい・運送のこと
 先日催事物の納品あり。搬入口にて東京の軽の運送業者とだべった。
彼はS急便の運送をしている。その宅配は忙しいと。その他のものは厳しいが、幸いアレコレ回してくれるのでなんとか凌いでいると。
その彼が、新宿での積み込みのときに台車を盗まれてしまい、ここ名古屋での搬入ができず、手運びやむなしかと困惑してました。私はそのビルの搬入台車が置いてある場所を教えてあげました。
このように、コロナ禍にても売り上げを必死でキープしてる同業者もありなんです。
 自分はどうかといえば、全体はダウン。しかし定期運送のみは、その事業者の運行事情にて赤帽に回す仕事が増え、売り上げ増となる。




給付金10万円の使い道

2020年08月05日 | 朝な夕なのこと
 政府の全国民への給付金10万円の使い道です。
自分の給付金は、眼鏡と九州豪雨への寄付金でほぼなくなりました。
眼鏡は6年間も使用し、見にくいこと限りナシで買い替えました。私の目は遠近と乱視、さらには斜視ぎみにて、プリズム加工も必要でレンズが高価になるのです。
更に白内障とコウハン変性症とやらぽいので、度付きサングラスも作りました。けっこう高い買い物となる。
残りの僅かは自分の楽しみに使うつもりです。





オぇ~10年もないよ

2020年08月04日 | 朝な夕なのこと
 あっというまにお盆休みがくる。今年はコロナ自粛でなんだかじっとしてる時間が多いのに、また休みです。
定期が8日~17日まで休みですから、他の仕事が入らぬ限り動きません。GOTOなんとかで旅行をせよ・・・とのことですが、それもできません。
先日平均寿命の発表があった。男は、81、4歳です。オぇ~10年もないよ。健康寿命(他者の世話にならない)を考えれば数年しか動ける時間がないかも。
この休みに限らず、かたじけなくも日々暮らしているのを心に留め、空過せぬようにと。