先週連続で早朝積み込みの現場納めがありました。
荷受する二人の職人さんは対象的な性格でした。初日の人は、穏やかで、荷を下ろす順・場所の指示も的確でスムーズに終わる。2日目の方は、いえば上から目線。指示の言葉がボソボソで、少々耳が聞こえずらくなった自分には聞き返したりするやり取りが、チクチク刺さるような現場となりました。
同じ仕事でも人によりこうも気分が異なることかと思う。どうせならば前者の雰囲気でやれば、お互いによかろうにと思うんですが・・・・。
ひと様のことはさておき、自分は他者にはどうなんだ・・・ということです。
良寛さんバナシのひとつです・・・良寛さんが時々訪れた名主の解良(けら)家に記録が残されている。
…良寛が家に泊まると、「和気 家に充ち 帰り去るといえども数日の内 人自ら和す」と。良寛の人柄・言動の和やかな気分が家人に薫きこまれて、帰り去ってもなお数日のあいだ家人が穏やかとなる・・・と あります。
ひるがえって自分を見るに、不愛想で取っ付きにくく、自分が帰れば人はホットするじゃないかと・・・。とてもとても人様のことを取り沙汰できる者ではないし、この我利ガリを直しようもない。このままそのまま・・・で、「なむあみだぶつ」です。