「懲戒権」というのが民法にあるのを知る。
親権者である親は、「必要な範囲内で自らその子を懲戒し」・・・とあります。「しつけ」ということで子供を叩いてもよし・・・ということです。
この条項を廃止すべきではないか・・・という潮流が強くなっている。
幼い子供が、想像もできないような親の暴力で亡くなっている。先だって千葉県での女の子が親に「殺された」事件があった。容疑者の父親は「しつけ」だと主張している。この「しつけ」のためにどれほどの子供が「殺されて」いることか。
この根底には、親は子供を教導するに、「必要な範囲内」では「暴力」が容認される・・ということが法律で裏付けされていることにより起こってくるのではないだろくか。これは廃止すべきだとおもいます。
この条文がある限り、教育現場でも体罰を伴う厳しい指導の先生であっても、「あの先生は熱心でいい先生」という親の容認も出てくる。
スポーツ界では、この「愛のムチ」は当たり前になってしまい、われわれは間抜けにも不感症になってしまっている。
社会にも蔓延する「ハラスメント」もこの「懲戒権」の乱用が日常化してるのではないかと思う。
国会議員の皆さん・・・ここんとこヨロシク!