日めくり法語「一語一遇」(東本願寺)に??があった。「これからが これまでを決める」・・・と。
通常「これまでが これからを決める」なら、そうだなぁ~でおわる。
今まで為してきた努力とか、自分の過ち、習慣等の集積が、自分のこれから未来が良くも悪くも開かれていく・・・というような。
いままでの自分の良き行いが未来に良き結果をもたらす・・・という。善因善果、または逆に悪因悪果の世界です。イマフウにいえば「自己責任」です。
しかし、「念仏往生の本願」に仏縁によってであい念仏もうせば、これまでの いし・かわら・つぶてのようなわれらは 瓦礫(がれき)変じて金となる・・・ような転回をなすという。
ただいま今日からがすべてで、過ぎ去ったことなどはもういいんです。
念仏もうすものには「これからが これまでを決める」というは、腑に落ちることなのでしょう。