JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

生情報2 舌咽神経痛?

2013-02-07 | 臨床・治療
舌の付け根の筋肉痛様の痛みが頚部の治療で改善した例(自己症例)

5日くらい前から食事の際の舌の違和感を感じていた。それが何なのか最初は自分でもよくわからなかったが、3日前、ドーナツのオールドファッションという、何というかこう口に入れると唾液を全部吸って重量感を増すようなドーナツを食べた際、その重みで舌の付け根がつっぱるように痛くて動かしにくく、非常に食べづらさを感じた。どうも舌の付け根が痛い。筋肉痛のような痛さ。固形物を飲み込んだり、口の中で動かしたりするだけで重い感じや痛みが起こり、日にちの経過とともに強さが増していった。腫瘍とかあったら嫌だなぁと思い、病院(口腔外科?)に行こうと思ったが、「舌の付け根の痛み」でまず調べてみたところ、どうやら舌咽神経痛の症状に近いように思えた。名前は聞いたことがあったが、その症状がどんなものなのか今回初めて知った(身をもって)。

いろいろ調べてみると、突発性におこった舌咽神経痛は原因がはっきりしていないことが多く、血管による神経の圧迫説が有力な模様。病院検査において何も見つからず痛みだけ残るというケースも多いらしい。この場合、頭蓋骨や頚椎や筋肉の問題を解決すると比較的よくなることが多いとある。つまり頚椎の歪みや筋肉の異常が神経の圧迫もしくは締めつけの原因となり痛みを誘発することが考えられるらしい。

「上部頚椎の歪みやその周りの筋肉の異常は頚静脈孔においても頚静脈孔の外においても、舌咽神経を刺激する事が考えられます。背骨の調整、筋肉の調整、頚椎の調整は、舌咽神経痛の自覚症状を軽快します」という記述もあり、また、持論でも「首から上の症状があるときは、とにかくまず頚部の筋緊張部をみつけ、これを解いて頭部への循環を確保するべし」としているので、まずは自分でやってみることにした。

取穴は「上天柱」「天柱」「風池」「完骨」。左右で計8穴。寸6の5番(0.24×48ミリ)で深めに刺入。20分置鍼。就寝直前に行なったので、抜鍼後、そのまま就寝。

翌朝の朝食のとき「あ、動かしやすい」と、少々の違和感は残りながらも変化を感じた。食事のたびに食べづらさの症状は気にならなくなり、翌日の現時点ではまったく痛みも違和感も消失した。


・・でも検査行ったほうがいいのかなやっぱり。。


※結局そのまま完治しました






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