「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

東京博物館、禅

2007-08-14 06:29:19 | 見仏(特別展)
 東京博物館で、京都五山の禅についての展示がされている。
先週見にいってみた。

 禅とはいかなるものかについては、
展示からはよくわからなかった。
その沿革とかについては少しはわかった。
京都五山は、南禅寺、天龍寺など京都のお寺の数箇所をさす。
それらお寺の禅が栄えた時代のゆかりの品、住職の像などが展示。
住職の像の中には、ぽっちゃりと太られた方もいて、
飽食していたのではと思う。
その他どの像もリアリティが感じられる。

 展示はそれだけかなと思っていたら、仏像展示もあり、
来てよかった。ちょっと風変わりな像がいたりした。

 とある不動明王は、一見、わきについている童子だろうと
見えたりするが、確かに不動明王。
頭の髪が取れてしまっているようでそれが原因かも。

 弥勒菩薩と書かれていた像は、どうみても観音様だなと見える。
説明の補足で、如来の可能性があると書いてあって、でも観音様に
見えると思った。

 宝塔を持たない毘沙門天に踏まれている邪気は、
かわいいことと言ったら・・・。
あまりにかわいいためか、毘沙門天が足で踏みつけている
というより、台にのっているといったほうが正しい。

 一番目を引いたのは、岐阜の永保寺の聖観音菩薩。
お顔立ちが妙にきれい。
顔の線が細いのと、節目がちな眼玉が入った眼が
きれいだったせいなのかもしれない。
ただ、口ひげは書かれてはいたが・・・。
そのきれいさに、しばし、見とれていた。
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