熊本市東区にある「健軍文化ホール」で、能登半島地震のチャリティーコンサートが行われた。
熊本在住の一流アーティストグループ8組がボランティアで出演。入場無料だが、代わりに募金をするという催し。
自分の家からは結構遠いけれども、その趣旨に心動かされたため、運動を兼ねて自転車で行くことにした。
会場についてビックリ。
過去に2度ほど、ここを訪れたことがあったが、外観がまるでリフォームをしたかのように綺麗になっていた。
トイレに入ってまたビックリ。結構汚かったイメージがあるが、ここも綺麗にリフォームされていた。洋式便器が増えていたのもいいね。
熊本市の行政も、頑張るときは頑張るじゃん!
今回のコンサートを企画したのは、中川幸尚さんという熊本を代表する音楽家の1人で、チェリスト(チェロ演奏者)らしい。
らしいというのは、存じ上げていなかったからです。スミマセン。
1/1の能登半島地震を受け、1/4には企画を思いつき、健軍文化ホールの館長さんに話を持って行ったそう(館長は快諾)。そして、熊本在住のアーティストたちに声を掛けたという。
開催が今日(3/12)となったのは、ホールが改修中だったそうで。なるほど、だから外観やトイレが綺麗になったんだね。
(1)マリンバ「ブエノスアイレスの夏」
片手に2本ずつ、計4本のスティック(マレット)をもって、最大4音を同時に出すという離れ業・・・。すごい。
そういや、小学生の頃は「木琴」って習ったような気がするけど、いまは「マリンバ」って言うんですね。(※調べたら、マリンバは木琴の一種だそうです)
曲は知らなかったけど、なかなかいい曲でした。
(2)フルートアンサンブル「桜色舞うころ」「アイノカタチ」
3人によるフルート。
こういうコンサートってクラシック系が多いような気がするけど、中島美嘉やMISIAの有名なJ-POPを演奏してくれるって嬉しい!
(3)バイオリンとピアノ「ニューシネマパラダイス」「愛の賛歌」
どちらも世界的に有名な曲で、思わず聴き入ってしまう。
特に「愛の賛歌」はなぜか聴いていると、なんでだろう、涙が溢れてくる・・・。
(4)ピアノとソプラノ歌唱「中国地方の子守歌」「アメージンググレース」
結構お年だとは思うが、声量には驚かされる。
アメージンググレースの日本語歌詞は初めて聴いたけど、やっぱり日本語だと分かりやすいね。
(5)ピアノ「戦場のメリークリスマス」
亡くなったの坂本龍一の代表曲。
楽譜もなくて弾いていて、演奏がうますぎる。聴き入ってしまう。
(6)フルートアンサンブル「生命の奇跡」「彼方の光」
どちらもNHKドラマの主題曲で、英国の少年合唱団リベラの曲ですね。
「彼方の光」は2006年のNHKドラマ、玉木宏といまはすっかり政治家になっちゃった山本太郎のダブル主演による『氷壁』の主題歌。懐かしいな。いま聞いてもいい曲です。
(7)バイオリンとピアノ「Higo」「リベルタンゴ」
1曲目はプログラムを変更。熊本地震の際につくったオリジナル曲とのこと。能登にも届いてほしいと。
圧巻でした。ぞわ~っとしました。
バイオリンは龍野マリエさん。
その目力、他者と一線を画した服装、そしてバイオリンの技術力。一気に引き込まれてしまった。
なんと、矢沢永吉や葉加瀬太郎とコラボしたこともあるらしい。こんな方が熊本にいるなんて・・・。一瞬でファンになっちゃったかも。
(8)ピアノとソプラノ歌唱「「つばめ」よりドレッタの夢」「口づけ」
またしてもすごい方。さすがは大トリ。
ソプラノの赤池優さん。声が半端ない。なんかこっちの体が震えそう。
いやあ、こんなコンサート、(募金したとはいえ)タダで聴いていいの?
申し訳ない気持ちでいっぱい。心が洗われたような気がします。
これが少しでも能登半島に届くと嬉しいな。
でも、最後に2点だけ言わせてもらうと・・・。
・中川さんのチェロも聞いてみたかったなあ。そこは残念。
・出演者は全員女性アーティストでした。男性は? 熊本の男はダメだな。
※追記
ちなみに募金総額は20万円ちょっとだったそうです。
ぱっと見、お客さん100人はいたと思うから、1人平均2千円くらいってところかな。
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■今日の行動
仕事
サイクリング
チャリティーコンサート(健軍文化ホール)
■今日の買い物
マルショク健軍店
■今日の献立
朝:野菜ジュース、バナナ
昼:お手製弁当
夕:ミックスグリル、天津飯とこだわり餃子定食(ジョイフル江津店)