南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 今日はここ熊本でも、午後ぐらいから異常に寒い。
 まだ10月なのにこの寒さは何じゃ~。北海道とかは雪が降ってるらしいよ…。
 ついこの間まで猛暑でぐったりしてたのに、なんという異常気象。

 さて、我が巨人は3位ながら2位の阪神に勝ち、クライマックスシリーズ・ファイナルステージに進んだものの、中日になんとか一矢は報いたが、結局1勝4敗(うち1敗はアドバンテージ)というボロ敗けでシーズンを終えた。
 う~。無念ではあるが、仕方がない。落ち込んでいる場合ではない。
 伊原ヘッドコーチが退任し、篠塚、緒方コーチらが退団するという、早速荒療治ともいえる編成を行うようだ。そして前・中日の川相や往年の左腕・川口、前・西武の清水らが新コーチに就任するようだ。寂しくなる反面、懐かしい顔ぶれの復帰も見られ、早速来期が楽しみになってきた。
 うんうん。

 そんな訳で、日本シリーズは「中日vsロッテ」に決定。
 まあ、正直、あまり興味をそそられる対戦ではないが(汗)、プロ野球を愛するファンの1人として、最高の舞台を見届けて今シーズンに終止符を打つのは当然のことだろう。
 しかし、ここで信じられないニュースが舞い込んできた。なんと第1戦、第2戦、第5戦のテレビ中継(地上波)がないというのだ…。ガーン…。
 数年前、日本シリーズのうちの1戦を「テレビ東京系」という、全国的にはある意味ローカルでマイナーな局が中継するということになり、全国各地で不満の声が上がったが、それでも一応、地上波での放送はなされたことになる。
 しかし、今回は本当に中継がないのだ。まさに前代未聞。こんなことがあっていいのだろうか…。
 幸い、NHKがBSで中継をしてくれることになり、我が家では無事に観ることができる。NHK様、いつも本当にありがとう! それでもBSが観れる世帯なんてまだまだ大多数ではないだろう。
 
 原因は、プロ野球人気の陰りによるスポンサー離れを警戒したテレビ局が中継に乗り気じゃないことらしい。
 巨人や阪神、ソフトバンクならいざ知らず、「中日vsロッテ」の日本シリーズじゃ視聴率が取れる見込みがないので、いつものバラエティでも流した方がまだマシなんだそうだ。
 ふ~ん。


 そもそも最近のテレビ番組なんて、どこのチャンネル廻しても、安っぽい「お笑い」か「オカマ」か「ハーフ」のタレントしか出てなくて、ちっとも面白くない。このワンパターンの構成、もう飽きたよ。
 だから私は一部の特定の番組を除いてテレビなんて見ない。我が家ではNHKがついている時間が一番長いだろう。
 「食べ物のランキングを当てるまで食べ続けないといけない(終わらない)」ような、くだらなくて、バカみたいで、とても戦後の貧しい生活から這い上がった国とは思えない、情けなくて、無意味で、日本人が持っていた美学である「もったいない」の精神の欠片もなくて、節約しながら世のため人のためと今のこの豊かな国を築き上げた先人の血と汗と涙を踏みにじるような番組を、恥も外聞もなく平気で放送している、この平和ボケの日本は、もう先はないだろう。
 韓国や中国に追い越されても当然だ。きっとそのうち、他の東南アジア諸国にも抜かれるだろう。
 それでも、過去の栄光を捨てきれずに「日本は世界第2位の経済大国だったんだぞ」と妄想の中で生きていくんだろうね。早く目を覚まして欲しいけど、無理だろうね。

 それに今は、インターネット中継や携帯ワンセグなど、中継をわざわざ家のテレビで見なくとも、情報を仕入れる手段はいくらでもある。視聴率低下=野球離れ? バカも休み休み言ってもらいたいものだ。
 誰も野球離れなんかしていないのに、そんなことも分からないのかな。
 それなのに、「視聴率」という古臭くてアホみたいな指数しか頭にない。視聴率が下がったから中継から撤退するとか言ってるスポンサーやテレビ局は、時代に追いついていない、古い人間ばかりだ。さっさと若い世代にその席を譲ったらどうか。


 話が逸れてしまった。
 まあ、とりあえずは日本シリーズの前にドラフト会議もある。球界を去る人もいれば新たにデビューする人もいる。
 ストーブリーグにも注目していきたい。

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 JR西日本/九州を結ぶ特急新幹線の車両名は『みずほ』に決定!

 来年3月12日に九州新幹線(鹿児島ルート)がついに全線開通する。
 九州人にとっては長年の念願がようやく叶うことになる。

 現行の『つばめ』に加えて、JR西日本とJR九州を直通で結ぶ新型車両『さくら』が走行することは以前から決定していた。そしてそれと同時にさらにその特急版ともいえる直通新幹線が発表されたが、その車両名が問題になっていた。
 JRの案では『みずほ』としていたが、鹿児島県知事が「『みずほ』は熊本止まりの寝台列車に使われていた名前なので嫌いだ」と言い出し、それに便乗するかのように「『みずほ』の名称は品格がない」など、さまざまな意見を言う人が出てきた。
 まあ、意見を言うことは悪いことじゃない。しかし、何でいつも反対するだけなんだろう。反対するのならば代替案を出せよ。考えてもないくせに。好き勝手にモノを言うのは野球中継とかの解説者だけで十分だ。

 結局は当初案のとおり『みずほ』に落ち着いた。私としてはホッとしたところだ。

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のち

 平成24年4月の政令指定都市への移行を目指している熊本市。
 5月には新・熊本市は5つの区に区割りすることが決まり、9月に区名案の一般公募が行われた。応募総数は8,500件を超えたという。
 熊本市行政区画等審議会による集計が終わり、5つの区に対しそれぞれ5案ずつに絞り込まれた。

 まずは各区が構成する大体の地域をおさらいしておこう(下のA~Eは市による仮称)。
 「A区」:旧植木町、旧北部町、市北東部方面(清水、龍田、楠、武蔵ヶ丘など)。区役所は旧植木町役場。
 「B区」:旧河内町、市西部方面(花園、池田、春日など)。主要施設は熊本駅など。区役所は西部市民センター。
 「C区」:熊本市役所とその周辺。いわゆる中心市街地。主要施設は熊本城や水前寺公園など。区役所は熊本市役所(市役所内に併設)。
 「D区」:市東部方面(健軍、尾ノ上、長嶺など)。主要施設に陸上自衛隊健軍駐屯地など。区役所は税務大学校熊本研修所横の空き地(唯一の新設)。
 「E区」:旧富合町、旧城南町、旧飽田町、旧天明町、市南部方面(川尻、近見、御幸など)。区役所は旧富合町役場。

 で、次が今回発表された各区ごとの区名候補案5案とそれに次ぐ選外5案(かっこ内)。
 A区案:北区、城北区、肥後北区、武蔵区、緑区 (熊北、熊本北、植木、北部、北城)
 B区案:西区、城西区、肥後西区、有明区、金峰区(熊西、港、熊本西、春日、西城)
 C区案:中央区、中区、銀杏区、城央区、白川区 (本丸、熊本中央、城中、城下、中城)
 D区案:東区、城東区、肥後東区、託麻区、江津区(熊東、健軍、熊本東、小楠、東城)
 E区案:南区、城南区、肥後南区、緑川区、緑区 (熊南、熊本南、川尻、南城、南部)

 やはりというか予想通りというか、「東西南北と中/中央」が一番多かったらしく、それに熊本のシンボル熊本城の「城」を付けた案が続いたようだ。一方、「肥後+東西南北」はちょっと長いので使いづらいのではないだろうか。
 A区案の「武蔵区」は武蔵塚(宮本武蔵の墓)があるからだろうか。しかし、金峰山の属するB区に武蔵が五輪の書を書いた霊巌洞があることも忘れてはならない。
 C区案の「銀杏区」はなかなか風流な味わい深い名称だ。恐らく熊本城の別称である銀杏城から採ったのだろう。ちょうど、仙台市が政令指定都市に移行した際に、仙台城がある区を仙台城の別称(青葉城)から「青葉区」と名づけたのにも通じるものがある。
 C区案の「城央区」の読みは「じょうおうく」だろうか。ちょっと読みづらいのではないだろうか。ここは敢えて「しろなかく」と読ませてもいいかも知れない。
 A区とE区の案に「緑区」という同名の案が挙がっているのも面白い。A区では緑多い自然から、E区では緑川から採られたのだろうか。しかし既に他の5都市(さいたま、千葉、横浜、相模原、名古屋)で使われているから、ちょっとね…。

 ちなみに私が応募した区名案の成績は4勝1敗…。
 C区案(御城区)だけは候補に至らなかったようだ。


 ジャーン!
 ここで私の大予想。熊本市はこうなる???
  A区:城北区
  B区:城西区
  C区:銀杏区
  D区:城東区
  E区:城南区

 私が選ぶならこれかな。
 なるべくならば他都市と同名はイヤなんだけどね。城東区(大阪市にもある)と城南区(福岡市にもある)は既に使われてたりするし。まあ、もっとも、海外に目を向ければ中国や韓国の都市にもあったりするんだけどね。

 さあ、結果は如何に?

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 今日は上益城郡嘉島町にある『サントリー九州熊本工場』へ工場見学に行ってきた。
 工場見学の醍醐味は試飲ができることである。普段、会社の飲み会でもない限りほとんどお酒は飲まない私だが、やはり出来立てのビールの味は格別である。
 日曜日には、通常の工場見学とは別に「ザ・プレミアム・モルツ講座」というのがあるらしい。妻がどうしても行きたいらしく、昨日インターネットで予約をしたのだ。

 実は私、ここの工場がオープン(平成15年夏頃?)して以来、工場見学は今回で4回目だ(笑)。
 「ザ・プレミアム・モルツ講座」は本当は1人1回限りなのだそうだが、実は過去に会社の研修(?)で行ったことがあったりする…(汗)。

 工場のある嘉島町は熊本市内から30分程度の距離の山の中にあり、当然ながら足(=自動車)がないと行くことはできない。しかし、試飲が目的(?)なのに、誰も車なんかで行きたいはずがない…。
 しかし、ここはさすがサントリー。無料シャトルバスを運行しているのだ。
 以前は「交通センター発着」だったのだが、いつからか「新水前寺駅前発着」となったようだ。まあ、中心市街地の慢性的渋滞を避けるためにはこっちの方がいいのかも知れない。
 バス停に着くと、結構な人数がバスを待っていた。20人弱はいるんじゃないかな。みんなビール好きなんだね(笑)。


 工場に到着して待つこと約半時。いよいよ見学の時間となった。
 先発隊の見学グループを脇目に特別室へと通される。まあ、特別室といってもミーティングルームくらいの広さの部屋だ。
 ここにはスクリーンなども設置してあり、ザ・プレミアム・モルツの開発秘話、製法や材料へのこだわりなどについて詳しく説明がなされた。
 次は実際に工場見学へ。残念ながら日曜日は工場は清掃や点検などで稼動していないらしく、缶や箱が流れていく様子は見ることができなかった。


 そして特別室に戻り、いよいよお待ちかねの試飲の時間。
 出来立ての「ザ・プレミアム・モルツ」が注がれる。くぅ…、ぷはぁ…。やっぱりおいしい。

 そして、九州では(今年度は)明日から発売予定の「ザ・プレミアム・モルツ黒」の先行試飲も体験。
 うーん、こっちもおいしい。黒ビール独特の苦味が心地よい。

 おつまみも通常は見かけないようなもの(ドライフルーツやビスケット)などもおいてあり、初め見たときは正直「…?」な感じだったが、実際、ビールと一緒に食べてみると何ともおいしくいただけた。この辺もサントリーのこだわりだろうか。
 たまたま隣に座った、最近関西から転勤してきたというご夫婦とも会話が弾む。


 そんなこんなで、講座の時間も終了。
 結局3杯も飲んでかなり上機嫌になったんで、工場に併設されているレストラン『ビールの森』にも行ってみる(おつまみ特別割引券を貰ったんで)。
 このお店で作っているという「火の国地ビール阿蘇」も飲んでみる。お腹が空いたので、オムライスなども注文。
 先ほどのご夫婦ともたまたま合流。ここでも話が進む。でも、関西から熊本に引っ越してきたのでは、田舎すぎて面白くないんじゃないだろうか…。
 もっと話をしたかったが、帰りのバスの時間が迫ってきたので、仕方なくお別れする。


 かなり酔ってしまったが、楽しい一日だった。


【写真1】ザ・プレミアム・モルツ黒

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のち

 今日は待ちに待ったクライマックスシリーズ・ファーストステージ(セントラル)の第1戦だ。
 シーズン後半まで我がジャイアンツが独走していたので、余裕でリーグ4連覇かと思ったのだが、終盤に中日と阪神に煮え湯を飲まされて、まさかの3位…。何たる屈辱…。この屈辱は、クライマックスシリーズで晴らさずにはいられない。
 2007、2008、2009年とリーグ優勝した時は、正直「クライマックスシリーズなんて要らない」と思っていたが(特に2007年は中日に日本シリーズ出場権をさらわれたため)、今年は「クライマックスシリーズがあってよかった」としみじみ思う。
 しかし、ファーストステージも(勝ち上がったとして)セカンドステージも敵地だ。

 で、さっそくテレビ中継を観ようとしたのだが…。な、何ぃ? テレビ中継がない???
 新聞のテレビ欄を見ても、ビデオの番組表を見ても、インターネットの番組表を見ても、ちっとも見当たらない…。そんな、まさか、バカな、こんなことがあっていいのか…。
 それと同時にテレビ局に怒りがこみ上げてくる…。バカテレビ局はくだらない番組ばかり流しやがって、肝心の試合を中継しないなんて…。
 半分、諦め感が漂った頃、NHKのBSハイビジョンの番組欄に「午後2時から104チャンネルで巨人-阪神」という文字が…。
 ん? BSの104チャンネル?? そんなのあったっけか???
 そこに合わせてみると…、おお、映った!
 これこそ地デジの恩恵だ。BSハイビジョン(103チャンネル)のセグメントを分割して、臨時に104チャンネルを作ったのだろう。
 何はともあれ、これで観ることができる。ありがとうNHK様!


 さて、先発は東野と能見。当然というかやっぱりというか、阪神は能見を出してきた。うう、ちょっとイヤな予感が…。
 阪神の能見は巨人キラーとして知られ、昨年から巨人戦7連勝。イヤな投手だ。

 2回裏、早くもブラゼルに1発を浴びる。(G0-1T)ああ、やっぱりダメなのか…。
 3回表、坂本がソロホームラン! すぐさま同点(G1-1T)。そして、亀井のヒットと小笠原のタイムリーですかさず逆転!(G2-1T)
 5回表、坂本が2塁打! 勇人、いいねえ。そしてまた、ここでも小笠原がタイムリー!(G3-1T) さすがは小笠原!
 6回裏、東野に代わりゴンザレスがマウンドへ。まさかの采配だが、短期決戦なので、これもありだろう。
 7回表、センター松本のスーパーキャッチ!
 8回表、ゴンザレスと久保が捕まり2死満塁。しかし、代わった山口がここをピシャリと抑える。
 9回表、最後は山口が併殺打に打って取り、試合終了。(G3-1T)


 よっしゃー! まずは1勝だ!
 うーん、今日は東野と坂本、そして小笠原の活躍が光ったなあ。
 明日も続け、ジャイアンツ!

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時々

 チリの鉱山落盤事故で、今日、69日ぶりに33名全員が救出された。
 数人が体調不良を訴えたものの、大きな病気にかかった人やケガ人もおらず、本当に良かった。

 以前、チリ鉱山の地下避難部屋と同じ環境を人工的に作って、どのくらい耐えられるかの実験があるテレビ局で放映されていたが、被験者のうち、早い人は30分、大部分の人が、ものの1~2時間程でリタイヤをしていた。
 それだけ劣悪な環境にこんなに長い期間いて、しかもはじめの2週間くらいはお互いに連絡も取れず助かる見込みもなかった中、よくも規律とチームワークを保つことができ、現場監督と32名の鉱員には頭が下がる思いだ。

 当初は、救出完了は12月になるとか言われていたので、それと比較すれば驚くべき早さだ。
 「日本の世界最新の重機を持っていけば救出に1ヶ月もかからないんじゃないか」とか思っていたが、さすがに地球の裏側まで重機を運ぶだけで何週間もかかるから現実的ではなかったんだろう。
 その後、オーストラリアやカナダなどが協力を申し出て、3通りの方法で掘削を開始したという。


 世界中の人が固唾を呑んで見守り、救出の瞬間に歓喜の声を上げた事件だった。歴史的にもなかなか世界中の人が注目することは多くはないだろう。
 このような感動劇が繰り広げられた場所がある一方、同じ地球の別の場所ではたった1発の爆弾や1回の自爆テロで同人数の命が失われたりしている現実がある。
 いろいろ考えさせられる。

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時々

 昨日は阿蘇まで行く予定だったが、『萌の里』のコスモス畑の美しさに心奪われ、結局西原村止まりになってしまった。
 そこで今日こそは阿蘇まで行くことに決めた。目的地は阿蘇山上のロープウェー乗り場の隣にあるという『阿蘇山西巌寺奥之院』。ここには「五縁結び」というのがあるらしいので是非行ってみたい。

 今日も家を出たのは昨日と同じく14時。遠出するのならもっと早く出発した方がいいんだけど…。
 途中、健軍自衛隊基地のすぐ横にある『コープ熊本・尾ノ上店』に寄って買い物をしたため、さらに遅くなってしまった(汗)。

 昨日と同じ第2空港線のコースを通り、俵山交流館『萌の里』を横目に南阿蘇へと向かう。ここのコスモス畑は相変わらずの人出のようだ。
 そして風力発電機、俵山トンネル、南阿蘇トンネルを過ぎてから阿蘇山上方面を目指して左折する。しかし「南登山口」へ向かうつもりが間違って「西登山口」へ続く道路へ行ってしまったため、今度は右折。「南阿蘇鉄道」沿いに東へ向かうことに。
 途中『阿蘇下田城ふれあい温泉駅』の前を通過する。「あっ、確かここには…」と、あることを思い出し、引き返して駅の駐車場に向かう。そう、ここには「縁結びの石」があったのだ。石に貫通する穴が開けられており、カップルが両方から腕を入れて手を握り締めると2人は結ばれるらしい。
 この石は元々は、昭和天皇がご宿泊されたことでも有名な赤屋根の『阿蘇観光ホテル』にあったのだが、このホテルは親会社である九州産業交通の経営不振により平成12年に閉鎖されてしまったらしい。残念だ。

 南登山口より阿蘇山上を目指す。周囲はススキの草原が広がり、一面小麦色だ。
 阿蘇は季節がはっきり目に見えるので好きだ。新緑に包まれる春、深い緑が映える夏、一面小麦色の秋、そして南国であるのに雪化粧をする冬。いつ来ても阿蘇はとても綺麗だ。
 なんとか無事に阿蘇山上へ到着。ここに来るのは約2年ぶりだ。ウ~、ブルブル。風も強くて半袖姿では結構寒い。恐らく山の麓より4~5度くらいは気温が低いのではないだろうか。
 駐車場に車を停めて『阿蘇山ロープウェー乗り場』の建物の左手に目をやると、ようやく目的地である『阿蘇山西巌寺奥之院』に着いた。

 『阿蘇山西巌寺奥之院』の「五縁結び」とは五色の紐のことである。紐にはそれぞれの色に意味があり、自分の願い事に合うものを選び、紐に願い事を書いて本堂の前に結ぶとその願いが叶うという。
 ちなみに「赤:良縁成就」「紫:身体健全」「緑:学業成就」「黄:金運向上」「白:厄除祈願」らしい。ここは全ての願いに当てはまりそうな「白」を選択することにした。

 裏手には『阿蘇山上神社』が鎮座していた。鉄筋コンクリート製の社殿にはちょっと驚いてしまったが、火山ガスや噴石等を考慮すればそれも致し方ないだろう。
 だんだん日も傾き、寒さが増してきたが、せっかく阿蘇に来たのだからソフトクリームを食べることにした。『阿蘇山ロープウェー乗り場』内の売店で購入。やっぱり濃厚でおいしい。

 阿蘇山上駐車場の片隅には「くまもとアートポリス(KAP)」のプロジェクトである『TOTO AQUAPIT ASO』がある。一見してもとてもトイレには見えない(看板がないとわからない)、かなり斬新な建物で、7つくらいの棟に別れている。しかし、時間外だからだろうか、男女各1棟を残し、残念ながらほとんどが閉鎖されていた。
 草千里の方に下り、こちらにあるKAPプロジェクト『草千里公衆トイレ』にも寄ってみた。しかし、こっちも訪れてびっくり! これまた時間外ということもあり(?)、男子トイレは閉鎖され「男性も女子トイレを使用してください」との案内が…。うーん、公園管理上の問題もあるのかも知れないが、それはちょっとないのでは…。女子トイレに入れだなんて、変質者扱いされそうで入りづらくて仕方がない。女性も男が女子トイレにいきなり入ってきたらかなりイヤなんじゃ…。


 18時過ぎ、暗くなってきたので、そろそろ山を下りることにする。
 南登山口の入口の麓にある『白水温泉』で食事と温泉をと思ったが、レストランは昼間しか営業していないらしい(夜は宿泊客専用の食堂となっている)。仕方がないので、温泉は熊本市内まで戻ることにする。

 熊本市戸島の高速道路高架の脇にある温泉『ぶぶたん』に寄る。ここのレストランは焼肉が有名らしいが、今日は軽めの食事することにした。
 やっぱり温泉はいつ入っても気持ちいいものだ。
 温泉とレストラン、ホールなどのつくりがどこかに似てると思っていたら、浜線バイパスにある『アピス』や阿蘇パノラマライン入口の『どんどこ湯』と同じグループらしい。なるほど。

 長時間の運転は疲れたが、昨日・今日と久々に楽しい休日を過ごすことができた。
 明日からまた仕事か…。頑張らないとな。



【写真1】縁結びの石


【写真2】縁結びの石(拡大)


【写真3】阿蘇下田城ふれあい温泉駅


【写真4】阿蘇山西巌寺奥之院


【写真5】阿蘇山上神社


【写真6】阿蘇山ロープウェー乗り場


【写真7】アートポリスプロジェクト「TOTO AQUAPIT ASO」


【写真8】アートポリスプロジェクト「草千里公衆トイレ」

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 3連休も中日。こうも休日が続くと、何故か「どこかに出掛けねば…」とつい思ってしまう。
 そこで、今日は「おいしい空気」と「おいしい水」を求めて、今日は阿蘇方面へ行くことにした。

 家を出発したのは午後2時。うーん、午前中に出るはずが、いろいろやってるとついこんな時間になってしまう…。
 ガソリンを入れたあと、佐土原の『お弁当のヒライ』で弁当を購入。が、お腹も空いたし、持って行くのも面倒なんでそのまま店内で食べる。お茶代も浮いた。
 第2空港線を東進し、空港手前で右折し県道206号線に入ると、逆方向(阿蘇→熊本市内)の車線は大渋滞。きっと朝から阿蘇に行った人達がもう市内に帰って来ているんだろう。それなのに今から向かう自分達っていったい…(汗)。

 西原村役場の前を過ぎて県道28号線に入った辺りで、今度はこちらの車線も急に渋滞が始まる。んっ、なんだなんだ?
 しばらくノロノロ運転を続けていると、右前方にピンク色に染まった丘が見えてきた。どうやらここが俵山交流館『萌の里』のコスモス畑らしい。
 「なるほど、渋滞の原因はこれか…」と思いながらも、自分もここにちょっと寄ることにする。第1駐車場は満車なので道向いの第2駐車場に駐車する。

 車を停めてコスモス畑へ。あたり一面のコスモス。赤、ピンク、そして白の可憐な花がこれでもかと言うほどに咲き誇っている。とても綺麗だ。
 数百人は居るのではないだろうか、とてもたくさんの観光客でにぎわっている。

 数年前、コスモスを見に行こうと菊池市の『フラワーヒル菊池高原』に行ったのだが、確かに数から言えばここ『萌の里』をはるかに圧倒しているのだが、『菊池高原』のコスモスは背丈が膝下くらいしかなく、またまばらな感じで、どうも迫力不足だった。
 それに比べれば、『萌の里』のコスモス畑は田んぼ3面くらいの広さではあるものの、コスモスが密集して咲いており、それを無料で鑑賞できるのであればこちらの方がお得かも知れない。

 今日は阿蘇まで行く予定だったが、このコスモス畑にしばらく留まりたい気持ちがしてきたので、今日はここを最終目的地としよう。


 歩いて近くにある『山田牧場』でソフトクリームを食べる。山羊や羊や子豚などが放牧されていて、かわいい。
 また、その向かいの坂の上にある『俵山温泉・泉力の湯』も偵察する。今日はここに入湯するつもりはないが、次回以降の参考に。温泉+定食で1,000円ならば結構お得かな?


 『萌の里』の近くには『揺ヶ池神社』という神社がある。
 ここには「お池さん」と呼ばれる揺ヶ池(ゆるぎがいけ)があり、難病が治癒するといわれる霊験あらたかな水を湛えている。わざわざ「この霊水は枯渇の恐れがあるので1人20リットル以上の汲上げを禁止する 西原村長」と書かれたボードがあるくらいなので、よほど人気があるのだろう。村長名だし…。
 一口飲んでみる。うん、冷たくておいしい。
 1.5リットルのペットボトル3本分の霊水をいただいて帰る。ありがとうございます。大事に飲ませていただきます。


 帰りは熊本市佐土原にある『一休』という温泉に寄る。
 知り合いからも上々の評判を聞いていたので、前々から一度行ってみたいと思っていたが、家から結構距離があるので今までは二の足を踏んでいた。
 行ってみて驚いた。3連休の中日とはいえ、駐車場も満杯、待合室も食堂も満員、浴室内も人だらけで、お湯に浸かるスペースを探さないといけないほどの盛況。また、温泉の種類も多く、なかなかいいところだった。
 風呂上りには食堂で夕食。値段もお手ごろで、満足できる。


 天気にも恵まれ、なかなかの休日を過ごすことができた。
 明日は何をしようかな。



【写真1】俵山交流館『萌の里』


【写真2】コスモス畑


【写真3】接写


【写真4】揺ヶ池神社


【写真5】揺ヶ池(お池さん)

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のち

 インターネットの広告で、ふと『レッドデッドリデンプション』(通称:RDR2)というゲームの予告編ムービーがあり、つい魅入ってしまった。
 内容は、1900年代初頭のアメリカ、いわゆる西部開拓時代を舞台にしたアクションゲーム。プレイヤーはその登場人物の1人となり、連邦当局に捕らえられた家族を救出するために、敵対する組織と戦ったりしながら、さまざまな事件を解決していくもののようだ。また、時には探検や猛獣狩り(ハンティング)などもでき、とても自由度の高いゲームらしい。これまた画面がとても綺麗で、まるで映画を見ているようだった。
 西部劇にそれほど興味がある訳じゃないが、いくつか映画を見たこともあり、何かこのゲームが非常に気になってしまった。
 しかし、残念なことに『RDR2』は家庭用ゲーム機「PS3」及び「Xbox360」向けのソフトである。当然ながら、私はそのようなゲーム機は持っていない。PC版でも出してくれればいいのに…。

 『RDR2』のことを調べていると、前作ともいえるソフトがあった。『レッド・デッド・リボルバー』(通称:RDR1)という、これも3Dアクションゲームだ。ただし、『RDR2』がオープンワールド型(どこまでもシームレスに行動ができる)であるのに対し、『RDR1』はステージクリア型らしい。
 しかし、その雰囲気を味わうのには十分だ。それに幸いなことに、「PS2」のソフトなので、私もプレイすることができる。

 そんな訳で、中古屋さんを覗いて『RDR1』を1000円あまりで購入。
 うーん、率直な感想としては、ただ撃てばいいだけのゲームって感じかな。
 せっかく物陰に隠れていても敵はこちらの位置が分かるらしく、どんどん突撃してくる。で、敵も自分も銃の命中率が低いため、正面から撃ってもなかなか相手を倒せない。そんな訳で、単なる撃ち合いになってしまうのだ。
 せっかくいろいろなステージがあるのに、ちょっと残念かな。

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 熊本県および熊本市の大人げない対応で「西郷どーん」のカウントダウンボードの設置が拒否された熊本駅に、やっと代替となるボードが完成しお披露目された。

 「西郷どーん」に代わるキャラとして採用されたのは、熊本県がPRを展開しているキャラクター『くまモン』だ。『くまモン』は熊本の熊をモチーフとし、ちょっと驚いたような表情の憎めないキャラクターだ。
 熊本県をアピールするために、大阪や広島にも出没したことがあるらしい。
 実は『くまモン』は県民にとってもまだ馴染みが薄く、あまり知られていない。しかし、最近、鶴屋百貨店の紙袋に採用されるなど、少しずつ広がりを見せている。

 でも、何で『くまモン』になったんだろう?
 鹿児島が「西郷さん」ならば、熊本は「加藤清正」とか「宮本武蔵」とか「横井小楠」とかにすればいいのに。
 まあ、今からデザインしてたらカウントダウンに間に合わないというのもあるんだろうけど…。費用も余計に掛かるだろうしね。

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