南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 また、情けない話が飛び込んできた。

 以前、こちらの記事にも書いたが、熊本市の花火大会のことだ。
 来年4月に政令指定都市に移行しようとしている熊本市だが、花火大会の規模がまるで「町村レベル」というショボいものなので、もうちょっと規模を拡大してはどうかと思っていた。

 で、珍しく花火大会関連のニュースが流れたので、今年はどうなるのかと小さな淡い期待をしながら聞いてみた。
 しかし、ニュースは驚くべき内容だった。

 「『火の国まつり』で例年行われる『TKU納涼花火大会』は、今年は中止することになりました」

 えっ? 何かの聞き間違いだろうか?
 もしかして何か問題が起きたのか?
 会場が史跡・熊本城に近い(藤崎台球場)ので、文化庁あたりからNGでも出たか?

 いや、違った。
 理由は何のことはない。「混雑による観客の安全確保ができない」とのことらしい。

 はぁ…?
 主催者さんはちょっとバカなんじゃないの?
 くだらない。くだらなさすぎる。もうちょっとマシな理由を考えてくれよ。

 そんなのは、「全国ど~っこの花火大会でも抱えている問題」だ。いちいち言われなくても分かりきっている。そんなのも分からないのだろうか?
 それを解決してナンボのものではないのか?

 熊本市は、そんなに周りの協力を得られないほど、嫌われているのか?
 市としての魅力も政治力も交渉能力も警備体制もゼロってことを証明したようなものだ。こんなことさらけ出しちゃって、大丈夫?
 だから、政令市だって、「新潟」や「浜松」や「岡山」といった“格下”の都市に先を越されるんだよ。

 念願だった九州新幹線がようやく全線開業して、これからって時なのに、お客さんを熊本市に呼びたくないのだろうか?
 これで政令指定都市をめざす?
 うーん。100年早いかも。まだまだそれを語る資格ないよね。


 そもそも、ちゃんと市民の意見を聞いたのか? 確か、今年4月に市民協働参画を図る条例を作ったはずだが?
 そういう話題が市政だよりに載っていた記憶はないのだが?(載っていたらすみません)
 そんな“帳面消しの条例”を作る暇があったらさ、1件1件市民の家に電話して、お伺いを立ててはどうか?(それは極論にしても)


 こんな情けない市に住んでいるなんて、自分が恥ずかしくなってきたよ。

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 今日の読売新聞の読者相談投書コーナー「人生案内」は涙なくしては読めない内容だった…。
 言うまでもなく、東日本大震災の被災者の投稿だが、その内容が重過ぎるのだ。


※以下、読売新聞のサイトなどより転載。

---

『祖母を置き去り、逃げた自分を呪う』

大学生の女子。
何をしていてもあのことばかりを思い出してしまいます。
あの日、私は祖母と一緒に逃げました。
でも祖母は坂道の途中で、「これ以上走れない」と言って座り込みました。
私は祖母を背負おうとしましたが、祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、怒りながら私に「行け、行け」と言いました。
私は祖母に謝りながら1人で逃げました。
祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで、遺体で発見されました。
気品があって優しい祖母は私の憧れでした。
でもその最期は、体育館で魚市場の魚のように転がされ、人間としての尊厳などどこにもない姿だったのです。
助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。
そんな自分を一生呪って生きていくしかないのでしょうか。
どうすれば償えますか。
毎日とても苦しくて涙が出ます。
助けて下さい。
(A子)

お手紙を読みながら涙が止まらなくなりました。
こんなに重い苦しみの中でどんなにつらい毎日かと思うとたまりません。
ただあなたは祖母を見殺しにしたと思っていらっしゃいますが、私にはそうとは思えません。
おばあさまはご自分の意志であなたを1人で行かせたのです。
一緒に逃げたら2人とも助からないかもしれない、でもあなた1人なら絶対に助かる。
そう判断したからこそ、あなたの背中に乗ることを頑として拒否したのでしょう。
おばあさまは瞬時の判断力をお持ちでした。
その判断力は正しくあなたは生き抜いた。
おばあさまの意志の反映です。
人はどんな姿になろうとも外見で尊厳が損なわれることは決してありません。
たとえ体育館で転がされるように横たわっていても、おばあさまは凛とした誇りを持って生を全うされたと思います。
おばあさまの素晴らしさはあなたの中に受け継がれていることを忘れないで下さい。
おばあさまが生きていたらかけたい言葉、してあげたいことを、周りに居る人たちにかけたり、してあげたりして下さい。
そのようにして生き抜くことが憧れだったおばあさまの心を生かす道に思えます。
(海原純子・心療内科医)
---


 いままで、毎日のようにこのコーナーを読んでいるが、こんなにボロボロ涙がこぼれたのは初めてだった…。

 こんな思いをして毎日を過ごしている人がいるのだ…。
 それに引き換え、自分はなんて恵まれた生活をしているのだろうか。

 同じ日本という国に生まれながら、ちょっと生まれた場所や住んでいる場所が違っていただけで、こんな目に遭うとは。
 もしかしたら自分が同じ目に遭っていたかも知れないのに。


 この方とおばあさまに恥ずかしくない行動を取って生きて行きたいと、心から思います。

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 今日はとてもショックなニュースが耳に入ってきた。
 俳優の児玉清さんが16日午後に亡くなられた。享年77。
 肝機能障害ということで3月から休養に入られていたが、胃ガンだったとは。
 また現場復帰してくれると思っていたのだが…。


 児玉さんと言えば、私にとって真っ先に思い浮かぶのは、NHK大河ドラマ『武田信玄』での飯富虎昌(おぶ・とらまさ)の役だ。まさに“はまり役”であった。
 飯富兵部少輔(ひょうぶしょうゆう=役職名)虎昌は主君・信玄からの信頼は絶大で、信玄の嫡男・武田義信の傅役(もりやく=教育係)を務めるほどだった。しかし、信玄が今川家との同盟を破棄して攻める方針を打ち出したことに、義信(妻は今川義元の娘)は異を唱え、謀反を画策する。そして虎昌は、義信ともども自害に追い込まれる悲しい役どころだ。一説によると、武田家を守るために、虎昌は自分の弟・昌景に謀反の計画を密告させたという。
 虎昌の真意を知る信玄は「真実を話せば許す」と虎昌に翻意をせまるが、「謀反の首謀者は義信様ではなく自分だ」と一歩も引かない。信玄はついに苦渋の決断をし、「飯富兵部が首、刎ねよ」と命を下す。
 主君・信玄の方針は絶対だが、義信の言い分も理解できる…。しかし、主家を混乱させ、隣国につけ入る隙を見せる訳には行かない…。児玉さん演じる飯富虎昌に、まだ中学生だった私も感動したものだ。


 『パネルクイズアタック25』は、ずっと前から日曜昼間に在宅している時は必ず見ていたなぁ。
 『新婚さんいらっしゃい』を見て、そのままアタック25を見ちゃうんだよね。自分にとって日曜午後の王道の流れだ。
 この番組があまりに好き過ぎて、実はゲームソフト(PS2)まで持ってたりする(笑)。
 いつか応募して番組に出たいと思っていたのに(その勇気がなかった)。
 児玉さんが「アタックチャンス」と言う時の、あの“手のゆれ具合”を間近で見てみたかった。でも、もうそれも叶わないのか…。

 だから、博多華丸が児玉さんのあの独特の言い回しのマネをし始めた時は、個人的に超爆笑だった。
 でも、なんか“聖域を荒らさないで”みたいな感情も、少なからず自分の中にあったのかな…。


 最近では今年の2月のNHKの『土曜スタジオパーク(土スタ)』。とても3ヶ月前とは思えないね。
 クッキンアイドルのまいんちゃんとの“超ミスマッチ”な共演は、あまりにも強烈な印象だった。児玉さんもまいんちゃんも、どうリアクションしていいか分からず作り笑いだったよ…。
 NHKさんも、もうちょっと大御所には気を使ってよね(そういえば昨年1月の土スタ「とめはねっ!」の回でも、高橋英樹さんにいきなり習字を書かせたり…)。




 ああ…、また名優が世を去ってしまいました。
 児玉さんみたいな歳の取り方、歳の重ね方を目標としている人は多かったと思います。かく言う自分もそうです。
 でも、多忙な人生でやっと休める時がきたのかも知れませんね。

 誰の人生にも、「ここぞ」と言う機会があるはずです。そこに立った時、児玉さんの「アタックチャンス」の言葉がきっと聞こえてきそうな気がします。
 今はただご冥福をお祈りいたします。

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 昨夜、東日本大震災の被災地と福島第一原発に視察に行ってこられた熊本学園大の教授による報告会があったので、参加してみた。

 この方は、もともとは政府寄りの立場だったが、20年以上前にゴルフ場の排水の農薬汚染がきっかけで、市民運動をされるようになったらしい。また、アスベストや放射線物質の専門家でもあり、チェルノブイリの事故後に現地にも行ったことのあるそうだ。
 今回の福島第一原発の事故以来、食品に含まれる放射性物質を測る機械をフル稼働させているらしい。


 講演の内容もよかったが、講演後の質問の方が聞いてて印象に残ったので、ここで覚えている分をいくつか列挙してみようと思う。記憶で書いてるから、このとおりの質問&回答ではないと思うが、こういう内容の雰囲気だったということで勘弁してください。


 司会が「では質問の時間を設けます」と言うと、NPO法人の会員と思われる人々が「待ってました!」とばかりに山のように手を上げた。

 Q:放射能に関して、私たち一般市民は無知です。放射能汚染された食品を見抜くというか、それからわれわれ素人が身を守るにはどうしたらいいんですか?
 A:身を守る方法なんてないですね。放射線物質には色も匂いもないんですから。敢えて言うならば、怪しいと思う食品を食べなければいいんじゃないですか?

 Q:福島県沖で採った放射能まみれの魚や海草が、北海道で水揚げされて「北海道産」として出回ってるらしいです。これは食品偽装じゃないんですか? しかも、スーパーに売れなかった分は学校給食に流れているそうですよ。これからの日本を担っていく子どもたち食べさせるなんて、こんなことが許されるんですか?
 A:偽装じゃないですね。魚介類は水揚げをした港を産地として記入するルールになっています。でも、今は福島沖では操業してなかったと思いますが。また、学校給食に流れているなんて話は聞いたことないですね。

 Q:ある情報を調べたところ、西原村のとある場所で放射能の値が異様に高い地域があることが分かったんです。先生知ってますか? 県も村もこのことを黙っていますがこういうことが許されるんですか? スーパーで西原村産の野菜もたくさん売ってますけど、大丈夫なんですか?
 A:ええ、もちろん知ってますよ。県庁のHPをちゃんと見てください。ちゃんと公開されています(笑)。因みにこの値はもう20年以上前から分かっています。冷戦時代に某国が核実験をした時に拡散した放射性物質を含んだ雨がたまたまその地域に降り注いだのだろうと推測しています。だから福島原発とは何の関係もありませんね。もちろん、今もそんな場所で野菜なんか作ってませんよ。

 Q:福島第一原発はメルトダウンはしていないと政府は言ってますが、高温の燃料棒がむき出しになって原子炉の底が溶けて抜け落ちたんでしょ? これってメルトダウンじゃないんですか?
 A:たぶんメルトダウンでしょうね。

 Q:福島第一原発のあの爆発は本当に水素爆発なんですか? 本当は核爆発じゃないんですか? 政府は本当の情報を隠してるんじゃないですか?
 A:あの爆発が何なのか、私はたぶん知っています…、いや、想像がついています。しかし、政府が「水素爆発だ」と公式に発表している以上、私はここでそれ以上何も言えないですね。守秘義務もありますし。すみませんけど。

 Q:政府が放射能を浴びてよい量の指針を出しているが、根拠が分からない。それに、その指針を守ったとしても、ガンにかかる率が上がるらしいではないか。
 A:今の世の中、日本人の死因の3分の1はガンです。単純に言うと、1000人のうち333人がガンで死んでいるんです。今回、政府が定めた指針では、ガンにかかる率は確かに増えるかも知れません。でも、その増加率はおそらく0.1%とか0.2%とかでしょうね。つまり、今まで1000人中333人がガンになってたのが340人とか350人になるということでしょう。どうですか? そんなに心配ですか? 私はそうは思いませんけどね。

 Q:放射能がたくさん計測されたとかいう、食べない方がいいというような食品はありますか?
 A:分かりません。心配ならば食べなきゃいい。これは別の話ですが、今回の福島第一原発の事故を受けて、椎茸生産組合が全国各地の椎茸の残留放射性物質を測定したそうです。で、どこの椎茸が一番その値が高かったと思いますか? 福島? 宮城? 茨城? 残念ながら違います。結果は大分でした。何故かって? 理由は簡単、大分が椎茸は全国一の産地だからですよ。それだけサンプルが多いから。因みに、何の問題もないレベルの値でしたから、大分の椎茸を食べても問題ないです。安心してください。

 Q:私はアスベスト除去を生業としています。被災地では古い建物が破壊され、おそらくアスベストがかなり飛散しています。しかし、各地から集まったボランティアは、無知なのか、マスク1枚つけただけで平気で作業をしています。で、アスベストがくっついた服を地元に持ち帰って「オレは被災地でボランティアしてきたんだぞ」と得意げになっています。アスベストを撒き散らして周囲に迷惑をかけていることも知らないで。先生はこのことをどう思われますか?
 A:私はあなたの言うことが信じられない。アスベストの専門家だかなんだか知らないが、専門家ならば今のこの緊急時に平時と同じことができるかどうか、そのようなことができるかどうかなんてわかるでしょう? あの防護服を着て作業しろというんですか? それにそんなことを言う前に、あなたは現地にボランティアに行ったんですか? 行ってないんでしょう? ボランティアの方々を批判できる立場ですか? 私は、そんなことをいま言うあなたの人間性を疑いますね。



 他にももっとたくさん質問が出たけど、何だったかもう忘れちゃいました。でも、先生が質問をことごとく潰していくのが面白かった。
 質問者が勝手に白熱しすぎて、時間を30分オーバーしても終わる気配なし。しかも、同じ人が同じような質問ばかり何度もするし。聞いててウンザリ(司会者よ、しっかり管理してくれよ)。
 にしても、最後の1つの質問(アスベスト)を除いて、他は全部、福島原発と放射性物質の話ばかり。地震や津波の話はないんですか? 過剰反応しすぎだって(笑)。


 今度は休憩時間を利用して、NPO法人の人らしき人が声高に「原発反対」の声明文を読み上げ、出席者に回覧板を廻して署名までさせようとする(もちろん私はスルー)。
 オイオイって…。
 あなたたちが「原発反対」を唱えるのは勝手だが、こっちまで巻き込まないでほしいよな。

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 今日は仕事で帰りが遅くなり、夕食を食べながらテレビをつけると、NHKらしからぬ変わった趣向の番組がちょうど始まったところだった。

 タイトルは『タイムスクープハンター』。

 過去の時代にタイムスリップしたジャーナリストが、当時の表舞台に立っていない日の当たらない無名の人々に密着して、その生活や暮らしの様子を取材するという趣旨の番組構成。
 なかなか面白い発想だ。
 教科書で習う歴史は、貴族や武士や政治家や軍人など、いわゆる支配者階級の人の話ばかり。その他大勢の一般庶民についてはほとんど語られることはない。
 そこに密着取材するのだから、当然ながら登場人物は架空の人物ということになる。でも、とても興味深い。


 この番組もNHKお得意の歴史番組なのだが、最近変わった趣向のものが多い。
 『カンゴロンゴ』なんかはとても論語を扱っているとは思えないほどだった。でも、半年くらいで終わってしまってとても残念。


 さて、本題に戻ろう。
 『タイムスクープハンター』の今回のテーマは平安時代に対馬国(いまの長崎県対馬市)に派遣された「烽火(のろし)の番人」のお話。
 なんと、これは「労働」という形での税の1つであるため、給料はないのだという(そんな殺生な…)。
 沖(対馬海峡)を航行する船を見張り、商船であるか海賊船であるかを見極め、烽火をあげるのが仕事だ。時は平安時代。もちろん望遠鏡や双眼鏡なんてものがある訳がない。だからその見張り方は「目視」のみ!
 この烽火は数km離れた「烽火台」に伝わり、それをいくつもリレー中継してまずは対馬国の国府に伝えられ、最終的には九州の太宰府(いまの福岡県太宰府市)にまで伝えられるという。
 対馬国は中国大陸や朝鮮半島に対する日本の表玄関にあたり、国境の最前線である。それだけ重要な仕事だと言えよう。
 そして、「商船」(烽火は1本)であれば交易の使者を迎えるための準備が整えられ、「海賊船」(烽火は2本)であれば討伐のために海軍が出動する手筈になっているのだという。
 であるから、この番人の役割は日本国の存亡にも関わる非常に大事なことであり、誤報は決して許されない(死刑を含めた厳しい罰則が科せられるという)。
 2人1組で、昼夜二交代制。過酷な労働だと言えよう。


 ある時、不審船と思われる船が近づいていることに気づき、番人は「海賊船」を示す烽火を上げる。
 一国を争うとき。しかし、隣の烽火台にそれがなかなか伝わらない。
 「烽火のリレーがうまく伝わらないときは走って伝える」という決まりがあるため、仕方なく数kmの山道を駆け抜けて伝えるのだが…。
 …と言う感じでスクープ映像的に面白い演出もある。どうなったかは是非再放送とかを見てみてください。


 この番組を見ていてとても興味を覚えたのが、登場人物が「当時の言葉を使っている」と言うことだ。
 日本語なのに古語なので、そのまま聞いただけでは半分くらいしか意味が分からない。字幕スーパーが表示されて初めて意味が分かる。
 たとえば「そうだ!」は「然り(しかり)!」とか、「~ではない!」は「~に非ず!」とか。
 古文の勉強にもなるかも知れないな(でも学校で習ったのは古文の「文語」だから、今回の話し言葉「口語」とはまた違うんだろうけどね)。


 また次回が楽しみだ。

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 今日の巨人は、情けない試合になってしまった。
 3連勝中と勢いに乗る横浜が相手とはいえ、まさかの1-8の大敗。打たれて負けるならまだしも、振り逃げや牽制悪送球、押し出しなんかやっていたらそりゃ勝てないだろう。
 東野は最近失点が多すぎる。開幕投手を務めたんだから、きっとまた復活してくれると信じたい。

 今日は采配も残念だった。
 50数年ぶりの群馬県開催なんだからさ、原監督も試合を諦めないで最後まで勝つ姿勢を見せてほしかった。
 東野や高木を「自分の尻拭いは自分でしろ」とばかりにまるで見せしめのように投げさせ続けるのはいかがなものか。
 チーム内の事情としては、選手に対する教育や試練でいいかも知れないけど、お金を払って球場に来ているファンに対して失礼だと思う。
 試合に負けたことよりも、この点が不満だった。



 さて、試合はボロボロだったが、今日は非常に嬉しいことがあった。
 熊工卒の藤村大介が、ついに1軍に初昇格したのだ!

 高校生ドラフト1位で入団して以来早4年。
 今年はオープン戦でも目立っていたので、今年こそは1軍定着かと思っていたが、開幕からは2軍暮らし…。しかし、ついに努力が実るときが来たのだ!

 思い切って2番セカンドでいきなりスタメンかと期待したが、そこはおあずけ。まあ仕方がないか。
 途中までは好ゲームだったため、今日は出番は厳しいかなと思っていたが、試合がこんな大量ビハインドとなり、もしかしたら出番が巡ってくるかと期待が高まってきた(いきなりスタメンもいいけど、初出場は絶対に緊張するだろうから、こういう試合に出るのも気持ちが落ち着くのかなと)。
 そして、ついに8回裏、代打として初出場するときが来た!

 熊工の先輩で1番打者だった緒方の2世と言われ、その緒方を一回り越えてほしいと原監督から贈られた背番号は54。
 2軍で真っ黒に日焼けした顔が凛々しい。以前はまだかわいらしさが残っていたが、もうすっかりプロ野球選手って顔をしている。

 初打席の結果は、残念ながら強い当たりのサードゴロとなり、俊足を見せる機会はなかった。ちょっとほろ苦デビューかな。
 9回表にはセカンドで初の守備にもついた。ボールは飛んでこなかったけど。



 藤村の歴史は今日始まったばかり。明日こそは2番セカンドでスタメンかな。
 さあ、これからの活躍が楽しみだ!!

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時々

 職場の同僚からチケットをいただいたので、熊本市の鶴屋百貨店で開催されている、九州新幹線全線開業記念の「大鉄道展」に行ってきた。

 大方の予想はついていたが、鉄道マニア(?)とのりもの好きな子ども向けの展示という感じだった。
 九州新幹線で使われている『みずほ』『さくら』『つばめ』の名称の由来となっている過去の特急などのヘッドマークをはじめ、方向幕や駅名板、記念切符など、「何でここにこんなものがあるの?」と不思議になるくらいのものがたくさんあった。
 また、おびただしい数の鉄道写真、そして鉄道模型の展示も。すごいなあ。

 鉄道模型は、コントローラーを使って自分で運転できるコーナーもあり、子どもたちに交じってプレーしてみた。

 私も鉄道はかなり好きな方だが、ここまでの領域には達していない(笑)。
 でも、見る人にとってはかなりのお宝に違いない。



【写真1】方向幕や駅名板


【写真2】鉄道模型の数々


【写真3】疾走する特急

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