南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
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70年代熊本生まれ、大分育ち、宮崎経由、鹿児島出身です。
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SLあそBOY
鉄道
/
2005年08月27日
JR豊肥線の熊本-宮地間を走る「SLあそBOY」が老朽化のため、8月28日を持って83年(復活後の豊肥線では17年)の歴史に終止符を打ち、廃止されることになった。
このニュースを知ったのは6月だった。すぐさま窓口へ電話をしたが、その日のうちに全て予約で完売とのことだった…。
引退まであと一週間という今月22日、再び電話をしてみた。すると、なんと26、27日の上り列車にキャンセルがあるとのことだった。こうして、念願の「SLあそBOY」に乗れることになった。
いつもなら、鉄道に興味がない…それどころか鉄道好きな私にうんざりしている(笑)彼女も、SLに乗れることに今回ばかりはさすがに喜んでいた。
朝からは普通電車で阿蘇へ向かい、レンタカーを借りて米塚と草千里へ。小学生時分に登った米塚は今では登山禁止となっており残念だったが、草千里では生まれて初めて馬に乗った。
午後、出発駅の宮地駅へ。ホームはSLとの別れを惜しむファンや観光客でごった返していた。私も負けじと写真を撮る。
切符と座席を見比べて唖然とする! なんと、座席は客車の一番前! 団体客のキャンセルの穴埋めで取れた席が、まさかこんな大当たりの席だとは思ってもみなかった(感涙)。
定刻になり、ゆっくりと動き出す。後ろから補助のディーゼル機関車が押しているとはいえ、SLの迫力と汽笛には圧倒された。
途中、沿線には、一瞬を逃しまいと一眼レフのカメラを構える人、携帯電話のカメラで気軽に写す若者、家族で手を振る人、並行して走る国道57号線を行く車から顔を乗り出して眺める人がたくさん見られた。それに応えて、機関車は汽笛を鳴らし黒煙を上げながら疾走する。
普段は鉄道にそれほど興味を感じない人も、さすがのSLには何か惹かれるところがあるのだろう、老若男女問わず皆こちらを振り返っていた。
豊肥線には立野駅付近に、阿蘇の外輪山の険しい山道を越えるためにスイッチバックがある。SLがバックして客車を押して行く姿は、格好のシャッターチャンスだったのだろう、カメラを構えた人が多かった。
終点・熊本駅に到着。ここでも多くのファンと観光客がホームで出迎える。今回運転した2名のベテラン機関士は、今日で引退だという。ホームで花束の贈呈。
その後、SLが車庫のある停車場の方へ去るまで見送り続けた。
これだけみんなに愛されているSLである。老朽化による引退では致し方ないかも知れないが、何とか復帰して欲しいと思う。
【写真1】阿蘇の原野に放牧されている馬たち
【写真2】草千里から阿蘇山中岳火口を望む
【写真3】米塚
【写真4】かわいらしい米塚
【写真5】宮地駅にて「SLあそBOY」出発準備
【写真6】肥後大津駅にて普通列車と並んで
【写真7】ウエスタンを思わせる豪華な客車内
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阿蘇神社
日記
/
2005年08月14日
今日は午後から肥後国の一の宮である阿蘇神社へ行った。
阿蘇神社は熊本県阿蘇市一の宮町宮地にあり、創建以来二千数百年の歴史を誇る由緒ある名社である。また、毎年3月に行われる火振り神事は多くの観光客で賑わう。
仏教の影響を受けたといわれ、また日本三大楼門の1つにも数えられる高さ21mの二階建ての楼門(二層楼山門式)が特徴であるのだが、昨年の台風18号により被災し、残念ながら改修中であった…。しかし、足場と仮囲いに覆われてはいたが、それでも立派な姿を見ることができた。
帰りに熊本県阿蘇郡南阿蘇村(旧長陽村)にある、火の山温泉どんどこ湯という温泉へ行った。露天風呂が広くてなかなか良かった。レストランの焼肉もおいしかった。
それにしても、大学時代に鹿児島に住んで以来、温泉に行くのが大好きになってしまった。今ではいろいろな町に行く度に温泉を探して、入浴するのが趣味の1つである。
【写真1】左が楼門。右が拝殿。中央奥に見えるのが阿蘇山
【写真2】拝殿
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いおワールドかごしま水族館
日記
/
2005年08月13日
彼女と、いおワールドかごしま水族館へ行った。
平成9年に開館した水族館で、建物の外観は豪州シドニーのオペラハウスにちょっと似ている(?)ような気がする。
ちなみに「いお」とは、鹿児島弁で魚のこと。実際、私は聞いたことがないが…。恐らく「うお→いお」と変化したものだろう。
私は、ここに来るのは4度目である。
8月のお盆などの数日間のみ夜間まで延長営業されているのだが、今回はその貴重な日に行くこととなった。
この水族館の名物は、「ジンベエザメ」と「サツマハオリムシ」である。
大水槽をゆったりと回遊する「ジンベエザメ」は、何度見てもその大きさに圧倒される。今いるのは確か3代目のユウユウである。
「サツマハオリムシ」は、錦江湾(鹿児島湾)の海底にのみ生息するミミズやゴカイの仲間(チューブワーム)である。ハオリムシの仲間では世界で最も浅い海に住む新種であり、細長い管状の殻の中に入った一見すると植物の枝か根っこの集まりのようである。口や消化器官を持たない(!)不思議な生物で、桜島の火山活動に伴う海底の温水噴出孔近辺に生息し、硫化水素を栄養分とするバクテリアと共生している。
生きた「サツマハオリムシ」は、世界中でここでしか見ることができないので、要チェックである(大げさ?)。
夜間の入館は確かに貴重であったが、館内全体が薄暗くて水槽内がよく分からないし(ペンライトを持って移動)、ラッコやイルカのショーもないしで、やっぱり昼間に来館した方が良さそうである。
【写真1】フグの仲間
【写真2】岩の周りを廻り続けるキビナゴ
【写真3】スポンジを持って身を隠したつもりのカニの仲間
※夜間開館の上にフラッシュ撮影禁止なので、他の写真はピンボケで公開に値しません…(汗)
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そうめん流し『慈眼寺』
グルメ
/
2005年08月08日
のち
今日はそうめん流しに行った。
場所は鹿児島市下福元町の慈眼寺跡にある市営の施設。渓流があり、周りを木々に囲まれた、真夏でも涼しい環境である。
ちなみに揖宿郡開聞町にある町営の「唐船峡(とうせんきょう)」が鹿児島では一番有名かも知れない。
ところで、「そうめん流し」は「流しそうめん」とは異なるようである。簡単に言えば…
●そうめん流し:水を張ったドーナツ状の水槽の中をそうめんが回転し続けるもの
●流しそうめん:斜めにした竹の樋をそうめんが水と共に滑り落ちるもの
である。もちろん、一説であるが。
このそうめん流し、九州では鹿児島以外ではほとんど見られない。
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海水浴&花火大会
その他スポーツ
/
2005年08月07日
今日は今年初めての海水浴。
場所は鹿児島県川辺郡坊津(ぼうのつ)町の「丸木浜海水浴場」。ここに来るのは3年連続5回目である。すっかり毎年の恒例行事として定着してしまった感がする。ま、2人の思い出の場所だしね…。
「坊津」は、はるか昔、なんと奈良時代には日本を代表する港として文献に登場している。また753年に鑑真和上が上陸した地でもある。
そんな由緒ある地名であるのに、今年11月には周辺1市3町と合併し「南さつま市」などという、歴史を無視したつまらなくて味気ない市名になるという…。何とも情けないことだ…。
昨夜一泊した枕崎市内の旅館を出発。坊津へは30分ほどのドライブであるが、眺めは最高だ。目の前に広がる海岸線。遠くには開聞岳を望むこともできる。
11:00頃、目的の浜に到着。パラソルや浮き輪をレンタルして岩場付近に場所取りをする。今日は風が強いため、パラソルが飛ばないよう設置するのに苦労した。
念入りに日焼け止めを塗り、早速海へと入る。冷たくていい気持ち! でも強風のせいか波が高く、揉まれる揉まれる。
売店で昼食を取り、午後は日差しが強いので、パラソルの下に避難する。そのうちウトウトと居眠り…。気がつくとパラソルの陰から出ていた足が日焼けしてる…。ヒリヒリ(汗)。
そして今度は、足ヒレをつけて遠出。魚やウニがいる場所を捜索。波が高いせいで海水が濁りやすく、視界は例年よりもかなり悪い。それでも、何とか見つけることはできた。
そんなことしていたら、なんだかんだで2時間も泳ぎ続けていた。そろそろ体力が…。
枕崎市へ戻り、温泉に入る。日焼けした部分に熱い湯がしみる。ズキズキ。
20時「さつま黒潮きばらん海枕崎港祭り」の花火大会が始まる。ここ2年は遠くから見ていたが、今回は間近から。う~ん、やっぱり花火は何度見てもいいもんだ。
夜は軽めの食事を取り、鹿児島市への帰途に着く。不覚にも渋滞に捕まり、車が進まない。仕方なく川辺町の道の駅で仮眠を取る。
結局、家に着いたのは2時を回っていた。疲れたがとても楽しい1日だった。
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