南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 トランプ米国大統領が1月27日に、イラクなど7か国からの米国入国禁止措置を行ったことに、世界中から反発が強まっている。米国でも州や大企業などが反旗を翻し、全米でデモが起こっているらしい。

 この無謀な大統領令は、これらの国の出身者は向こう90日間、アメリカへの入国を禁止するというものだ。対象国はシリア、イラク、イラン、イエメン、リビア、ソマリア、スーダンの中東やアフリカの7か国。

 トランプ大統領の言い分では、「悪者がアメリカへ入国するのを防ぐため」というのだが、悪者と国籍は何の因果関係もないと思われるのだが…。
 単に国籍や宗教、人種で差別をしたいだけなんだろうね。
 こんな人がアメリカ合衆国の大統領だとは…。ワシントンもリンカーンも草葉の陰で泣いてるよ。


 そもそも、アメリカ合衆国こそが移民によって発展した国ではなかったか?
 もちろん、先住民(アメリカンインディアン=ネイティブアメリカン)こそが本当のアメリカ人であるのは間違いないのではあるが。
 トランプ大統領は自国の歴史をも理解していないらしい。そのくせ、“強いアメリカを取り戻す”って、言うことが矛盾だらけ。何をしたいのか分からないね。



 ここで、(アメリカ合衆国を除く)世界中195か国(日本が承認している国数=196か国から計算)のみなさんに提案です!
 195か国で結託して「アメリカ合衆国籍を持つ人のそれそれの国への入国を禁止する」としてはいかがでしょうか?
 つまり、アメリカ人は誰一人、アメリカから出国できなくする。
 どうよ?

 そのくらいのことを言っているのだということを、世界中で協力してトランプ大統領に言ってやりましょう。
 目には目を、歯には歯をです。バカの真似はしたくないけど。

 あ、でも、“アメリカの犬”の日本はきっと参加しないでしょうね(笑)。ねっ、安倍さん!
 JALもANAも早速このトランプ大統領の横暴策になびいてるしね。 

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■今日の行動
 仕事
 スポーツクラブ

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:サンドウィッチパン
 夕:ラム焼肉レタス包み、トマトスープ

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のち

 いま、一番の話題のアニメ映画『この世界の片隅に』を観に行ってみた。

 「キネマ旬報」によると、2016年のナンバー1に選ばれた作品らしい。
 ちなみに、『君の名は。』はベストテンにも入っていないとのこと。あれだけ世界中で大ヒットしてるのに、どういうことなんだろうね? 好き嫌いや偏見もある?


 ま、それはともかく、気になったので見てみたかった。
 私はこういう映画にはとても興味があるのだが、妻は気分が滅入るような内容の映画はあまり見たくはないらしい。
 でも、さすがの妻もこの映画には興味があるようだ。という訳で一緒に観に行くことにした。



 何気ない日常が淡々と続く作品。
 しかし、はっきり言って感動作品だった。涙が出てきた。

 例によって、絶賛公開中なので、あらすじは簡単に。

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 主人公のスズは広島市に住む、どちらかというとほんわかした、今風に言えばちょっと“天然”っぽい女の子。兄と妹(スミ)がいる3きょうだいの真ん中。
 趣味は絵を描くこと。幼なじみのミズハラの絵画の宿題を代筆し、コンクールで賞を取ったこともあるなかなかの腕前。

 19歳になったある日、お見合いの話が来る。相手は日本海軍の母港・呉にある海軍に勤めるシュウサク。
 スズには覚えがなかったが、シュウサクはスズを見かけたことがあるらしい。

 こうしてスズは結婚し、呉にあるシュウサクの実家に住むようになる。

 呉での慣れない、嫁としての生活。
 早朝からの水くみ、炊事、洗濯、掃除や隣組とのつきあい…。
 夫に先立たれた小姑(シュウサクの姉・ケイコ)からの厳しい指導に耐えつつ、その一人娘・ハルミと仲良くなり、家事の合間の楽しいひとときを過ごすことも。


 次第に戦局は悪化し、呉にも米軍機による空襲がたびたび起こるようになる。


 そんなある日、ハルミを下関へ疎開させるため、町中へ切符を買いに出かけたスズとハルミ。義父が入院する病院に寄り、そこで空襲警報を受け、近くの防空壕へと避難する。
 何とか空襲を逃れた2人は、防空壕を出て、ケイコが待つ駅へと急ぐ。
 しかし、その瞬間、真横で時限爆弾が爆発する。

 不運にも爆発に巻き込まれた2人。
 ハルミは即死し、スズは絵を描く大切な右腕を失ってしまう…。

 「ハルミと左右逆だったならば」「私が代りに死ねばよかった」と後悔するスズ。


 それからしばらくし、ようやく右腕の傷も癒えた8月6日の朝、スズとケイコは遠くに閃光を見る。
 見たこともないような大きな雲が立ち上る。

 それは広島に落とされた新型爆弾だった。
 妹はスミは無事だろうか…。

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 こんな感じでしょうか。



 最初にも書いたが、この映画は、当時の何気ない生活を描いたアニメ作品。
 不思議なキャラクターやよくあるファンタジー的なストーリーなどは出てこない(まあ、座敷童は出てきたが…)。


 これは、ほんの、たったの70年前に、実際にこの日本で起こっていたこと。
 信じられないけど、本当の出来事なのだ。



 それに比べて、今はなんて日本は平和なんだろう?(もちろん、戦争中の国は現在も多数あるが) 
 なんて“無駄に”平和なんだろう?
 なんて、みんな無駄に時間を過ごしているのだろう?

 暇つぶしにスマホいじり? LINE? twitter? パズドラ? モンスト?
 パチンコ?
 危険ドラッグ?
 迷惑行為?
 いじめ?

 暇つぶし? 暇つぶしって何? なに、暇つぶしって?
 みんな何やってんの?
 ちゃんと一生懸命生きていますか?





 スズの声は“のん”こと能年玲奈が務めたとのこと。
 スズのこのほんわかした感じが、能年玲奈の声とぴったりとマッチ。適役だと思う。

 事務所移籍(?)独立(?)の騒動は、どちらに非があるとかはわからないけど、本名である“能年玲奈”を使わせないとか、前事務所も大人げないね。能年玲奈も、訴えればきっと勝つだろうにさ。

 こんないい映画なのに、大々的に宣伝をしていないのは、能年玲奈が主役ってことで、きっと前事務所の圧力とかもあるんでしょうね。
 ま、それでも口コミでここまで広がって大ヒットになってるけどね。

 これをきっかけに、能年玲奈ももっと多方面で活躍してほしいですね。


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■今日の行動
 映画鑑賞(Denkikan)
 スポーツクラブ

■今日の買い物
 グリーンコープ
 ロッキー
 ハローデイ

■今日の献立
 朝:なし
 昼:カップスパゲッティ
 夕:ハヤシライス、海苔巻き、メンチカツ

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