曹操の軍師・荀彧の話がネット記事に載っていた。
三國志ファンならば誰もが知っている荀彧(じゅんいく)。
ファンでなければ、何を意味する漢字なのかすらわからないだろうけど(汗)。
荀彧は廻り回って魏の曹操に仕えることになり、曹操は「我が子房(張良=劉邦の天才軍師)を得たり」と喜んだという。
曹操からの信頼は絶大で、曹操はことあるごとに荀彧に意見を求めたという。
だが、そんな関係に変化が生じる。
あくまで漢王朝の復興を成し遂げるために、有力勢力の曹操に就いている荀彧。一方、漢王朝にとって代わろうとする曹操。
いつしか2人の間に秋風が立つようになる。
あるとき、曹操から荀彧へ贈り物が届けられる。
その箱を開ける荀彧。しかし、箱の中身は空っぽだった。
お礼を言わなければならない荀彧は返答に悩む。
①「箱が空っぽだった」と答えれば、「そんなはずはない。わしを愚弄するのか」と怒らせてしまう。
②「立派な贈り物をありがとうございました」と答えれば、「そういえば中身を入れ忘れたのだが、立派なものとは何を指して言っているのだ?わしを愚弄するのか」とこれまた怒らせてしまう。
荀彧は、つまり「お前は用済みだから、死になさい」と言われているのだと解釈した荀彧は、服毒自殺をする。
死の報告を聞いた曹操は、「さすがは荀彧。わしの心を察したか」と感心したとか。
いまの世だったら「立派な箱、ありがとうございます」と言うか、「あのー、いただいた箱が空だったんですけど」「あれ、ゴメン入れ忘れたわ」で済みそうな気もしなくもないけど・・・。
まさかそれを「あんたは用済みだから死になさい」と解釈できるって、昔の人は凄いな。
同時に、どれだけプレッシャーがかかった中で仕事していたのか、われわれには想像できないね。
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■今日の行動
仕事
■今日の買い物
ダイレックス
■今日の献立
朝:野菜ジュース、バナナ
昼:お手製弁当
夕:明太子ピザ、アジフライ